2023年5月8日から新型コロナの感染症法上の位置づけが5類になった。
以前ほどの勢いではないものの感染者数はそれなりにあるし*1、決してコロナが完全に沈静化したわけではない。しかし世間はすっかり楽観ムードが漂っているような気がする。
祭やイベント、ライブの声出しなどが解禁されて徐々に以前の日常が戻ってくるのは喜ばしいことではあるが、かといってこれまでの感染対策を全部放棄していいわけではない。手洗い・うがいといった衛生習慣や、状況に応じたマスクの着用、感染リスクを伴う行動を避けるなどの基本的な対策は各自が引き続き継続すべきだと思う。
5類移行による身近な変化といえば飲食店やコンビニだ。カウンターや客席に設置されていたアクリル板やビニールカーテンなどのパーテーション類が早くも消え始めている。
実際、私が4月下旬(5類移行正式決定前)にはなまるうどんへ行った際、客席のパーテーションが全て撤去されていた。以前に比べて店内が開放的に見えた。
あの座席パーテーションにどの程度感染抑制効果があるかはわからない。無いよりはマシかもしれないが、店によっては過剰配置すぎて正直邪魔に感じることもあった。
それに、子連れにとってはかえって逆効果にも感じた。子供は触ってほしくないものほど躊躇なく触る。上から垂れ下がるビニールカーテンや目の前に置かれたアクリル板は、一瞬でも目を離そうものならすぐに触ろうとしてくるので余計に神経を使った。
RT パーテーションな…
— 鮭走者みるく ♐8歳♏3歳 (@3865oiseau_bleu) 2023年1月19日
お一人様なら別に気にならないけど、子供と行くと子供が触る可能性があって神経使うから嫌なんよ…。。
本来浮遊してたはずのものが付着してるわけで。。定期的に清掃するところもあるかもしれないけど店のキャパやオペレーション的に無理なところが多いんじゃなかろうか。
なので、客席のパーテーションが無くなるのはそこまで残念ではない*2。私が無くなって残念に感じるのは、レジと客を隔てるパーテーションである。
近所のコンビニも、レジ前に下がっていたビニールカーテンが5類移行とともに外されてしまった。互いにマスクしてたとしても、ちょっと歯がゆい。
たまたま居合わせた客同士でしゃべることはほぼない*3が、客と店員だと対面で会話する機会が多少なりとも発生する。中にはノーマスクで大声でしゃべるクレーマーも現れるかもしれない。あのパーテーションは客の飛沫から店員を守る役割は果たせていたんじゃないかなぁと思うのだ。
また、先の記事によるとマックやスタバの店員のマスク着用は任意になるという。不特定多数の客を相手にする、かつ食品を扱う以上、そこはせめて店員のマスクは引き続き必須にしてほしかった。てかコロナがどうこう以前に衛生的に、食品を扱う類の業種はマスクしてほしい…というのが本音である。
2類だったときの対策を全て続けろとは思わないが、完全にコロナ前の状態に戻すのはどうかと思う。むしろ5類*4になったからこそ、ますます感染しないよう気を引き締めないといけないと思うのだ。