2001年から根強い人気を誇る「どうぶつの森」シリーズ。2020年の最新作「あつまれ どうぶつの森(あつ森)」が大ヒットし、長女も興味を持ちますが、当時はまだNintendo Switchを持っていませんでした。
そこで、スマホで遊べる「どうぶつの森 ポケットキャンプ(ポケ森)」をインストール。初めは興味なかった私も、次第にハマっていきました。
どハマりしていた「ポケ森」ですが、1年後にNintendo Switchを購入してからは「あつ森」の方をメインでやるようになり、現在に至ります。
ポケ森からあつ森を始めてみて、両者は全然違うゲームだなぁと思ったので、その違いについて紹介します。
ポケ森とあつ森の違い
繰り返しますがあつ森とポケ森は全く別のゲームです。登場キャラクターが共通していること、ローン地獄になること以外はほとんど違うと言っても過言ではありません。
スマホゲームのポケ森は隙間時間に手軽に遊べて、定期的なログインと課金を促すための様々な仕掛けがあるのが特徴です。どうぶつに貢いでレベル上げをするほどできることが増えるので、自ずとどうぶつに関わる機会が多くなります。
一方でNintendoSwitchのあつ森は、島クリエイター解放という長期的なクリア目標はあるものの、基本的に何をするかは自由。逆に言うと、何をするにも全て自分で切り拓いていかねばなりません。ですが、ポケ森に比べてカスタマイズの自由度が高いので、ハマるととことんのめり込みます。
初期費用はあつ森の方が高い
ポケ森 | あつ森 |
---|---|
アプリ︰0円 | ソフト︰6578円 有料DLC(ハピパラ)︰2500円 |
ポケ森友の会︰1ヶ月120円〜980円 | Nintendo Switch Online︰1ヶ月306円~ |
リーフチケット︰20枚120円〜 | amiiboカード︰1パック(2~3枚)330円 amiiboフィギュア︰1体1320円 |
スマホさえあれば無料で始められるポケ森と違い、あつ森の場合はまずソフト代がかかります。Switch本体を持っていなければ本体を買うところからですし、他の人が作ったマイデザインを取得するなどオンライン操作をしたい場合はNintendo Switch Onlineの加入が必要になるので、初期費用はかなり嵩むことになります。
舞台設定とキャラの役割
ポケ森の舞台はキャンプ場ですが、あつ森は無人島です。プレイヤーはたぬき開発の「無人島移住パッケージプラン」を使って無人島生活をスタートさせます。
また、共通する登場キャラクターには、ポケ森とあつ森で役割の違う者もいます。
キャラクター | ポケ森 | あつ森 |
---|---|---|
リサ&カイゾー | クラフト代行 | ジューンブライドイベント(6月) 家具のリメイク |
ケイト | 衣服屋兼買取屋 | ファッションチェック係(不定期) |
まめきち | 家具屋兼買取屋 | たぬき商店店員 |
つぶきち | フォーチュンクッキー屋 | たぬき商店店員 |
フータ | すごろく探検家。地図ですごろくを進め、アイテムをくれる | 博物館館長。化石の鑑定や生き物の寄贈を受け付ける |
ジョニー | 貨物船担当。積んだ荷物を輸出、帰還後お土産をくれる | 海岸に漂着する記憶喪失者。通信機のパーツを探させる |
どのどうぶつが来るかは運次第
ポケ森の場合、解放済であればキャンプ場やコテージに呼ぶどうぶつを自由に入れ替えることができますが、あつ森ではどのどうぶつと出会えるかは割と運次第。島に移住してくる者、離島で出会う者、キャンプサイトに訪れる者はどれもランダムなので、お気に入りどうぶつに出会えるまでひたすら離島ガチャ*1をする人もいます。
また、あつ森の島の住民は稀に引っ越しを考え始めることがあります。引き止めることもできますし、送り出した場合はお別れになってしまいます。島で暮らせるのは最大10人。好きなどうぶつで固めようと思ったら、実現までかなりの時間を要すると思います。
別売のamiiboカードを使えば特定のどうぶつをキャンプサイトや喫茶店などに呼び出すことも可能ですが、通常プレイにおいてはどうぶつを指定して呼び出すことはできません。
あの害虫に出くわす可能性あり
私がなかなかあつ森に踏み切れなかった理由の1つなのですが、あつ森には文字に書くのもおぞましいあの害虫どもが出現することがあります(仮に「G」「S」と表現します。私はSの方が嫌いです)。
ただ、出現頻度は高くないことを実際にプレイしてみて感じました。Gは1ヶ月以上ゲームをしないと部屋に出てくるので、こまめにログインしていれば出くわす心配はありません*2。Sについては時々木を揺すると現れることがありますが、そのときは目を瞑って捕獲し即刻たぬき商店に売り払っています。また、Sの中でも売値の高い「タランチュラ」については、自分はまだ一度も出くわしたことはありません*3。
ちなみに、あつ森にはプレイヤーに攻撃する生き物が登場します。前述のタランチュラ以外にはハチやサソリなどがそれに該当します。
リフチケのないベル至上主義
私があつ森を始めて一番驚いたのは、リーフチケットとフォーチュンクッキーが無いことでしたw ポケ森ではあんなに躍起になって無料リフチケをかき集めていたというのに…。あれはソシャゲならではの要素だったんですね。
また、ベル(ゲーム内通貨)の貯め方も異なります。
ポケ森はバザーや買取以外にも、「どうぶつのお願いを聞く」「ハッピーホームアカデミーのレッスンに合格する」などでもベルがもらえるため、気づけばどんどん貯まっていく印象です。
一方で、あつ森は買取で稼ぐのがメイン。レアな生き物や高額買取品をたくさん売ればそれだけ多くのベルが得られます。また、カブや外貨両替など、変動するレートを見て売る方法もあり、ポケ森に比べて稼ぎ方が現実的です。
- 生き物を捕獲して商店で*4買い取ってもらう
- 家具・服をクラフトして商店で買い取ってもらう
- 料理を作って商店で買い取ってもらう
- カブを売る
- 仕事で得たポキ(別の島の通貨)を換金
- 木をゆすったり岩を叩いたりして得る
- 光る穴の中から掘り出す
- ATMの利息
道具は自作、釣りと虫取りはコツがいる
ポケ森では、レジャースポットによっては虫取り網や釣り竿などの道具を持っています。これは標準装備で何度使おうと壊れることはありません。
しかしあつ森の場合、道具を持つにはそのレシピを入手するところから始まり、自作した道具で虫取りや釣りを繰り返しているとやがて壊れてしまいます。
また、ポケ森では虫取りや釣りのタイミングを示すガイドが表示されますが、あつ森はガイド表示がない*5のでコツを掴むのが難しいです。今でこそ慣れてきましたが、最初の頃は全然できなくて大変でした。
カスタマイズもメンテナンスも自分次第
ポケ森の家具は種類が豊富で、しょっちゅう新作が登場します。リーフチケットをはたいてでも欲しい、そんな入手意欲に駆られるラインナップが多いです。
ポケ森においてクラフトはリサ&カイゾーに代行してもらうことになっています。クラフトには基本的に時間がかかり、ベルまたはリーフチケットが必要なのもそのためです。
一方であつ森は、材料さえ調達すればクラフトはすぐにできます。
また、リメイクができるのもあつ森だけの特徴です。予め用意されているものの他にも、あさみからもらえる布用リメイクパターンやマイデザインが使えるので、部屋の雰囲気に合わせたアレンジができます。
あつ森は無人島生活を楽しみつつ、島の管理や開発を自分で行っていきます。放置すれば島が荒れます。スローライフを謳っていますが、なんやかんやローン完済のためにあくせく働くこととなりますw
イベント周回頻度は低め
ポケ森では1ヶ月周期で常に何らかのイベントをやっており、目的の景品を得るには毎日コツコツと周回しますが、あつ森においてはそれほどイベント頻度は高くありません。
- カーニバル
- イースター
- メーデー
- ジューンブライド
- 花火大会
- ハロウィン
- サンクスギビング
- クリスマス
- 年越しカウントダウン
のような特定のシーズンに開催されるイベントはありますが、ポケ森と異なり1日しか実施されないので、逃すとそれきり*6になってしまいます。
ですが、
- 虫採り大会
- 釣り大会
- 流れ星
- 雪だるま作り
のような不定期に発生するイベントや、不定期来訪者によるイベントもありますし、偶然の巡り合わせをゆるく楽しむことができます。
まとめ
まだまだ違いはたくさんありますが、ポケ森とあつ森が別ゲームだということは伝わったかと思います。
ポケ森もあつ森もそれぞれの楽しみ方があるので、好きなスタイルで遊ぶのがいいと思います。
特に「島クリエイター」解放後のあつ森はなかなか楽しいですよ!
*1:住民に空き枠がある状態で離島へ行くとどうぶつと出会えますが、移住の勧誘をする前にゲームをリセット→再起動を繰り返して目当てのどうぶつが来るのを待ち続けることを指します。
*2:ポケ森もあつ森も虫の描写がリアルですが、Gは部屋の中にとても小さく出るのでそこまでエグくはありません。
*3:長女がプレイ中には現れたことがあります。が、かなりレア虫なため1回くらいしか見たことがないです
*4:たまに島に訪れるキャラクター(虫はレックス、魚はジャスティン)に買い取ってもらうと商店より高く売れます。
*5:釣りの場合は魚の食いつき音や浮きが沈むエフェクトでわかるのですが、虫取りは距離の取り方を間違えて取り逃すことが多いです。。
*6:Switch本体の日付を変えれば遡ることも可能ですが…