第20話時点のハグプリ考察、前半ではクライアス社について書きました。
後半は、身近な存在ながらも謎が多いハリハム・ハリーについてです。
クライアス社同様、まだまだ想像の域を出ないところが多いですが。。
ハリハム・ハリーの謎
自身について
そもそもハムスターなのか?
ネズミ呼ばわりされる度に「ネズミちゃう!ハリハム・ハリーや!」と怒るシーンがもはや鉄板ですが、本人含め誰も本編でハリーがハムスターだと言及していない のが少し引っかかります。
HUGっと!プリキュア|キャラクター│ハリハム・ハリー|朝日放送テレビ
↑公式サイトなどでは「ハムスター」と書かれていますが…
第1話で「こっちでは動物しゃべらへんのか、遅れとるなぁ」とぼやくシーンがあります。
ハリーの世界では動物がしゃべるのは自然なことであり、自身もまたそんな動物であることを自覚はしているようです。ただ、ハムスターだとは思ってないかもしれません*1。
第2話で初めて人間形態になりますが、これはミライクリスタルの力によるかははっきりしていません*2。
人間形態をとる妖精といえば「Yes!プリキュア5」のココ・ナッツ・ミルク・シロップなどがいますが、彼らはあくまで妖精形態が本来の姿でした。
ハリーもまたそのような妖精なのかもしれませんが、回想に出てくる「ハリーの世界」の住人は人間しか見当たらず、「喋る動物」の描写が現時点ではありません。
「実は人間形態の方が”本来の姿”で、なんらかの理由でハムスター形態になっている(またはさせられている)のではないか?」とも勘繰ってみたくなります。
達観した言動
「じゅうぶん頑張っとる奴に頑張れ言うんは酷やで」
(第5話)
「誰かを思ってそのために動く。けど、人のことを優先しすぎとちゃうか?自分の心に素直になるんが大事なときもあるで」
(第8話)
「はな、まだあんたは大人の階段上る途中や。それはどういう事かっちゅうと…*3」(はな、聴く耳持たずで途中でやめる)
(第10話)
「たしかに大きなってできんくなることってのはぎょーさんある。けど、またそれ以上にできることが増えてく、ってのがええんちゃうかな」
(第12話)
はな達を諭すときのハリーのセリフはどこか達観しています。
見た目20代くらいに見えますが、実年齢とかけ離れていることはないでしょうか*4?
まぁはぐたんと命からがら逃げてくるまでに色々あったでしょうし、単に苦労人ゆえの重みある発言なのかもしれません。
また、ハリーがはぐたんと出会ってからどのくらい経っているのか不明ですが、育児経験ははぐたんが初だったのでしょうか?
どうやって過去遡行したのか?
「なんとか俺ははぐたんと一緒にミライクリスタルホワイトの力で逃げてきたけど」
と第3話で語っているものの、過去遡行は誰が引き起こしたのでしょう?
ハリー自身はミライクリスタルの力を使えるか不明ですが、おそらく側にいたミライクリスタルホワイトの持ち主によるものと思われます。
(はぐたんか?逃げたプリキュアか?謎の女神か?それとも別な人物か?)
「あいつら、クライアス社の連中に時間を止められるまではな…。アスパワワを奪われて、未来がなくなってもうた。俺以外は…。」
ハリーの世界でクライアス社にアスパワワを奪われ時間を止められたとき、なぜハリーだけは無事だったのでしょうか。
(「俺以外」であって「俺とはぐたん以外」と言っていないのは気にしすぎ?)
関係性について
はぐたんとの関係は?
はぐたんと未来から逃走し、その後もお世話役として日々を過ごしているハリーですが、元々2人はどういう関係性なのかが判明していません。
- 親子?
- 兄妹?
- 恋人?
- プリキュアと元パートナー妖精?
- 女王と家来のような主従関係?
母親について訊かれても回答を逸らすし、はな母との初対面時に”お父さん”と言われて「お父さんっていうか…」と言い淀んでいるし、雰囲気からして実の親子ではなさそうですが…
「これでよかったんやろか…。ここまで一緒に逃げてきたのに、またお前をこんな目にあわせて…目を覚ましてくれ…」
第11話、目を覚まさないはぐたんを1人看病するハリーの独白では、はぐたんを「お前」と呼んでいます。
親子ではないにしろ、とても近しい間柄だったのではとうかがわせます。
…と、この記事を書いていた矢先に!
「(はぐたんが成長した)けれど、ミライクリスタルが8個集まったのに、元の姿に(ならない)…」
最新話・第21話のハリーの独白でこのような発言が。
これではぐたんには「元の姿」がある、というのは確定しました。
以前、8個集まると「再び時間が動き出す」とも表現していたので、元の姿はそれなりの力をもつ人物なのでしょう(また謎女神説と逃げたプリキュア説で揺らぐ…)。
はなを「お前」呼びした理由は?
「お前もうちょっと落ち着けや」
ハリーが初対面で「お前」と呼んだのははなだけです。
「これはお前の未来のためやで!」
第1話ではなに言い放ったこの台詞も気になります。
初回の考察でも触れましたが、ハリーははなを一方的に知っており、はなを選んできたのは何か明確な意図があったのではないかと思います。
はなに滞在を渋られ、野乃家を勝手に出て行ったときのハリーの独り言、
「違ったか…」
「はなのやつ、少しはみどころあるかと思ったのに全く…」
「ここ(学校)ならもしかしたら…!」
キュアエールが誕生した時のハリーの第一声、
「プリキュア…ほんまになりよった」
など、行き当たりばったりではなく何かを予測して行動している雰囲気があります。
言うなれば「はなをプリキュアにすること」が誰かに託されたミッションだったのかもしれません。
クライアス社との関係は?
明らかに挙動不審だったのが第17話。
「あのタイプのアンドロイド(ルールー)は初めて見たから気づかんかった」
…他のタイプは見たことあるのでしょうか?
ハリー「クライアス社は裏切り者を許すような組織やないで」
さあや「ハリー、やけに詳しいね」
ハリー「わ、…悪もんってのはそういうもんや」
誰がどう見てもクライアス社との関係を疑えと言わんばかりですw
さらに続く第18話でクライアス社について知ってることをルールーに聞き出すシーンで、
ルールー「プレジデント・クライはある日、強大な力を手に入れた」
ハリー「それは知っとる!」
と反応しています。「クライアス社の連中がやってきた」以前の話を知っているのは関係者だったからでしょう。
「裏切り者」はハリーを指していると思われますが、その時ハリーの身に何が起きたのでしょうか?
(ハムスター形態はこのときの代償だったのでは?と思えなくもないですが、代償にしてはやることが可愛いよな…とwでも実験動物として*5、と考えると怖い。。)
チャラリートと似てる気がする
7月号別冊オトメディア+SUMMER2018の表紙を公開します。
— オトメディア編集部 (@gakken_otomedia) 2018年6月2日
表紙は『美男高校地球防衛部HAPPY KISS!』
W表紙は『HUGっと!プリキュア』です。
発売は6月9日(土)です。 pic.twitter.com/Au1163RcFm
オトメディア+の表紙絵、なんか2人似てませんかね…?兄弟設定*6とかないですかね…?
今まで2人並ぶ光景がなかった*7ので、この構図は少し衝撃的でした。
もしもチャラリートが再登場したら、フラグ立つかな?
ハリーの謎まとめ
- 本来の姿はハムスター?人間?
- 実年齢違う?
- 育児経験はどこで得た?
- どうやって過去遡行した?
- 時間停止のときハリーだけ無事だったのはなぜ?
- はぐたんとの関係は?
- はなをお前呼びしたのはなぜ?
- はなを知ってて近づいた?
- クライアス社と関わっていた?裏切り者?
- チャラリートとの関係は?
余談
ハリーの所持品
現時点で確認できている、ハリーの所持品は以下の通りです。
- ミルク、哺乳瓶(第1話)
- キャリー付トランク(第1話)
- キュプーン(第1話)
- 4つのプリハート(第2話)
- ビューティーハリー(第2話)
- ミライパッド(第3話)
突如出現したハートアクセメーカー(第7話)とポップコーンマシン(第12話)もハリーの所持品かもしれません。
あのトランク、四次元ポケットみたいなところありそうだし…w
プリハートは4つある
プリハートが4つあるのは、おそらく第2話の夢に出てきた未来のプリキュアが4人いたことと関係していると思います。
第13話のパップルの話では「ホワイト以外のミライクリスタルは破壊した」そうなので、死闘の末に残されたプリハートをハリーが回収し、現代で再利用させているのかもしれません。
もしそうならば、逃げたプリキュアは現在プリハートを持っていない(=プリキュアになっていない)ことになりますが…
ミライパッドの意思
ミライパッドはハリー曰く、「プリキュアだけが使える」高度なタブレット端末です。
普通のタブレットとは違い「意思」があるようで、問題解決の糸口を指し示したりもします。
ミライクリスタルをセットして特定の職業の衣装に着替えることもできますが、第10話のウェイトレスではなだけたこ焼き屋の衣装だったことに対して、
「そらなんかミライパッドはんの考えがあるんかもしれんな。」
「ああ見えてもミライパッドはんは深いんや。深すぎて俺も…」
とハリーは評しています。
ミライパッドへの愛着から擬人化しているのか、それとも端末の先に誰かがいるのか…。まだ謎の多い端末です。
ハリほまは今後どうなるのか?
未来を奪われた未来人ハリーと、一度は諦めたものの未来へ再挑戦を決めた現代人ほまれ。徐々に距離を縮めていくハリほまですが、そもそも住む世界が違うことから今後の行く末が非常に心配です。
プリキュアがクライアス社を倒してハリーの世界に平和が戻ったら、時空を超えた別れが待っているでしょうし。。
Glory=誉れ
ちなみに前回考察で少し触れた、ルールーの品番の元ネタか?と噂される戯曲「R.U.R.」ですが、主人公「ハリー・ドミン」と結婚する女性の名前が「ヘレナ・グローリー」でした。
Gloryは「栄光」と訳されますが、つまり「誉れ」。これは偶然なのか意図的なのか…?
◆
まだまだ書ききれていない謎が多いハグプリですが、第21話のラストは度肝を抜かれました…。
はぐたん、あんな涼しい顔して初代プリキュア召喚しちゃうんだもの。。
こうして考察書いているものの、私なんかでは到底予想できないことがこれからも色々出てくるんだろうなぁと思いましたw
↓続きはこちら↓
www.yururito.net
追記)答え合わせ書きました。 www.yururito.net
*1:第1話、第3話ではハリネズミのようなポーズでしたがw
*2:ビューティーハリーショップがミライクリスタルの作用で大きくなる描写があり、その流れで「イケメンチェンジ」をしているのでどっちともとれます。
*3:おそらく直後のたこ焼き屋店主のセリフ「何もできねえって事は、これから何でもできる可能性があるってこった」と続くつもりだったのでしょう。
*4:ハムスターの年齢は関係ある?と思ったのですが、ゴールデンハムスターは1年で人間の25~34歳くらいのようです。あまり関係なさそう…
*5:女児向けコンテンツのマスコットキャラにそんな重い設定入れないだろうし杞憂だと思いたい…w
*6:「ハピネスチャージプリキュア!」ではブルーとレッドが兄弟だと終盤で判明していたし…
*7:第5話、ほまれを素体にオシマイダー化させた場面で一瞬2人が近い位置にいましたが、同じ画面内におさまってはいません。