ゆるりとねっと。

ヲタクなワーママのゆるゆる雑記ブログ

TV版プリキュアオールスターズ!「HUGっと!プリキュア」36話・37話の凄かったところをひたすら語る

先日放送されたハグプリ36話・37話、間違いなくプリキュアオールスターズ史に残る伝説回になったと思います。

最終回か?!とさえ思いましたw

見た直後は語彙力を失っていましたが、せっかくなので何が凄かったかをまとめておこうと思います。

※言わずもがなですが、36話・37話視聴済みの前提で書くので本編ネタバレ注意です。

トラウム戦6シーン一覧

今回プリキュアと戦ったのは、クライアス社の相談役でメカニック屋のトラウム。遂に時間を操る装置を作ってしまいます。

未来のいちご山(プリアラの舞台)でプリアラメンバーに奇襲をかけたのを皮切りに、壮大な闘いに発展するのですが…プリキュア勢に6回も倒されています。トラウムさん55人相手にホント頑張ったよね…w


便宜上、対戦相手の変遷ごとに6つのシーンに分け、以降「シーン3」のような呼び方で記述します。

36話はシーン2の途中までです。

シーン 場所 対戦相手 決め手 備考
1 はぐくみ市 ハグプリ5人&プリアラ6人&まほプリ3人 プリキュア・チアフルアタック トラウム、遡行ミスで一時撤退
2 5GoGoの街*1 エール&アンジュ&プリアラ6人&ドリーム エール→ホイップ→ドリームの連携技 プリキュア19人を除く全ての世界の時が止まる
四つ葉町では残りのメンバーがオシマイダーを倒す
3 5GoGoの街 ハグプリ5人&プリアラ6人&まほプリ3人&ピーチ&ドリーム プリキュア・チアフルアタック トラウム、パワードスーツの手首をもがれる→第二形態(触手)へ変貌
4 5GoGoの街 ハグプリ5人&プリアラ6人&まほプリ3人&ピーチ&ドリーム&MH3人 ルミナス→ブラック&ホワイトの連携技 初代登場で形勢逆転→トラウム第三形態(暴走)
5 亜空間 オールスターズ55人 歴代主役のリレー攻撃 オシマイダー大量発生
6 宇宙空間 オールスターズ55人&全員の力 プリキュア・オール・フォー・ユー ミライブレス出現→トラウム浄化

ココがすごかった

豪華なセルフオマージュ

名シーン・名台詞

過去シリーズを知ってる人なら「この場面見たことある!」と思うオマージュがたくさん散りばめられていました。

  • キュアマジカルの「落ちてないし」(シーン1・シーン3)︰しかも2回もw

  • スタースラッシュに乗るキュアピーチ(シーン2)︰ラブ兄貴ガイナ立ち。元ネタはフレプリ5話。

  • キュアブラック&キュアホワイトの壁着地・肉弾戦(シーン4)︰無印とMHのOPでおなじみ。

  • キュアフローラの急降下キック(シーン5)︰元ネタはGoプリ1話。

  • ラブリービーム(シーン5)︰元ネタはハピチャ5話。

  • 「冷たい時に閉ざされた夢、返していただきますわ」(シーン5):Goプリでは「冷たい檻」だった口上を今作仕様に。

  • ベリーソードは囮よ」的演出(シーン5)︰声は無し。元ネタはフレプリ38話。

  • キュアメロディOP再現(シーン5)

  • キュアピーチOP再現(シーン5)

  • キュアビートの髪ギター(シーン5)︰元ネタはスイプリ23話。

  • 爆風から飛び出す構図(シーン5)︰無印OPに始まりオールスターズでもよく見るやつ。これを歴代主役13人で再現したのは壮観!

  • キュアブロッサムのおしりパンチ(シーン5)︰元ネタはハトプリ6話。

  • 真上に蹴り上げるキュアハート(シーン5)︰元ネタはドキプリ49話。

  • ラブリーパンチングパンチ(シーン5):元ネタはハピチャ7話。

Twitterで知ったもの

  • キュアドリームの変則軌道シューティングスター*2(シーン2)︰元ネタは劇場版DX3。これめちゃくちゃカッコいい。
  • キュアブラック&キュアホワイトのパンチ(シーン4)︰元ネタはMH47話
  • ミルキィローズのクレーターパンチ(シーン5)︰元ネタは劇場版DX1


…などなど、劇場版オマージュもちらほら。なかなか全てをみつけるのは難しそう。。

この辺は識者がまとめた比較動画を探してみると面白いかもしれません。

BGM

また、プリキュア5やフレッシュプリキュアなど、場面場面で当時のBGMが流れているのも懐かしかったです。

詳しくはこちらの連ツイを参照。

twitter.com

派生オシマイダー

シーン5で大量発生したオシマイダー、よくよく見るとコワイナーやアカンベエなど歴代のザコ敵の形の者もちらほらw

こういう細かいところもニヤリとさせてくれます。

プリキュア55人の熱いバトル

シーン5でトゲパワワに飲み込まれかけた一同が復活を果たし、時間が止められていた残りのプリキュアも駆けつけ、55人が勢揃いします。

初代のOP「DANZEN!ふたりはプリキュア」がフルで流れ出す、ここからのバトルが熱い!

属性別チームによる攻撃

これぞオールスターズの醍醐味!同色・同属性に分かれて繰り広げられる攻撃シーンは、繰り返し見たくなること必至です。
(チーム名は勝手につけましたw)

1. 初代チーム(ブラック、ホワイト)
2. 水/氷チーム(アクア、マリン、ダイヤモンド、マーメイド、ジェラート)
3. 星/光チーム(ミューズ、フォーチュン、トゥインクル、エトワール)
4. あざとイエローチーム(レモネード、パイン、ピース、カスタード)
5. 剣チーム(ベリー、ビューティ、ソード)
6. 漢前チーム(ピーチ、メロディ、ハート)
7. 球技チーム(ルージュ、サニー、マーチ)
8. シールドチーム(シャイニールミナス、ミント、サンシャイン、ロゼッタ、アンジュ)
9. 川村さん*3チーム(ドリーム、ハッピー、エール)
10. スイーツチーム(リズム、ハニー、ホイップ)
11. 花チーム(ブロッサム、フローラ)
12. 最強カリスマチーム(ムーンライト、エース、マカロン、ショコラ)
13. 妖精キュアチーム(ミルキィローズ、フェリーチェ、パルフェ)
14. フォームチェンジチーム(ブルーム&イーグレット、ラブリー&プリンセス、ミラクル&マジカル)
15. 弦楽器チーム(パッション、ビート、スカーレット、マシェリ、アムール)

こんな感じで55人が重複しないようにうまーく配分されていて面白いです。

フォームチェンジチームは短いカットに全フォームが盛り込まれており、モフルンもそのためにちゃんと2人の近くに移動していて、なかなか芸が細かいなと思いました。

歴代主役のリレー攻撃

弦楽器キュアたちの後援を受け、歴代13人がまるでバトンを繋ぐようにトラウムへ攻撃していくさまもなかなかよかったです。

ブラック→ドリーム&ミラクル→ブルーム→ハート→ブロッサム&ハッピー→ラブリー→メロディ→ホイップ→ピーチ&フローラ→エール

という風に、途中がシリーズ順ではないのも乙なもの。

初代からハグプリへ、繋がる言葉

それでもトラウムは敗れずシーン6へ。戸惑うエールに、ブラックをはじめ歴代シリーズのみんなが言葉をかけていきます。

  • 「笑顔を作る大好きな気持ち!」︰スマプリ&プリアラ
  • 「手を取り合って奏でる想い!」︰SS&スイプリ&まほプリ
  • 「愛する心と」︰ドキプリ&ハピチャ
  • 「幸せの花!」︰フレプリ&ハトプリ
  • 「夢に向かって羽ばたく強さ!」︰5GoGo&Goプリ
  • 「そして、希望!」︰MH
  • 「プリキュアの美しき魂が!」︰ホワイト
  • 「邪悪な心を打ち砕く!」︰ブラック
  • 「そして、輝く未来を切り拓く!」︰エール

この流れ、テーマが似ているシリーズ同士の組み合わせで語られているのも感慨深いのですが、

「プリキュアの美しき魂が!」「邪悪な心を打ち砕く!」

という初代の必殺技・プリキュアマーブルスクリューの掛け声を使ったうえ、そこにキュアエールが新たなフレーズを重ねていく構成が素晴らしくて感激しました…!

準プリキュアまで…!

しかしそれだけでは終わらなかった!

新たなアイテム・ミライブレスが誕生し、「プリキュア・オール・フォー・ユー」を放つとき、

  • キュアペコリン
  • キュアモフルン(足元のみ)
  • 満&薫(後ろ姿)
  • キュアフラワー
  • ロイヤルキャンディ
  • キュアテンダー、キュアサンセット&キュアウェーブ(アロ~ハプリキュア)
  • リオ(キュアワッフル*4
  • レジーナ、ビブリー、ウエスター、サウラー、音吉さん、校長、ゆい*5
  • キュアエコー(正面!)

「プリキュアオールスターズ」にカウントされないプリキュア(いわゆる「準プリキュア」)や、敵だったが改心した者、プリキュアを支えた者までが登場し、5人に力を与えます。本当の意味でオールスターズになったなぁ…としみじみ。

特に私は「満&薫をプリキュアだと思っている派」なので、2人の後ろ姿が出てきて感激でした!

版権関係は難しくてよくわからないですが、劇場版限定キャラだったキュアエコー*6がTVに出た、というのはかなり歴史的事件なのではないかと思われます…!

その他小ネタ

  • みんな大好きブンビーさん(プリキュア5)がまさかの本編登場。しかもトラウムの下で働いてたことがあったとは…。

  • 故・前田健さんが声をあてていたカオルちゃん(フレプリ)が一瞬チラリ。

  • みらい・リコが変身しようと「キュアップ・ラパパ!」→よく見たらはぐたんと手を繋いでたオチw

  • タルト、リコ、ハリーによる子育てトーク

  • アンドロイド、ルールーのロボットダンス

  • シャイニールミナスが久しぶりに*7喋った!!

気になること

各世界はどう繋がってるんだ?

オールスターズに限らず、シリーズ間のクロスオーバーが見られるのは

  • 5GoGo!秋映画の同時上映(ちょ~短編)
  • 歴代春映画(オールスターズDX1-3/NS1-3/カーニバル/奇跡の魔法/ドリスタ/スパスタ)
  • まほプリTV最終回
  • プリアラ秋映画
  • プリアラTV最終回
  • ハグプリ21〜22話、36〜37話

ですが、オールスターズ映画を一部しか観ていない(しかも記憶薄れている)ので、なんとも考察し難いです…

twitter.com

まあ、細けえことは気にすんな!

ってことで、今はあまり考えないことにしますw

クライアス社やばくない?

ルールーと対話したトラウムさんは浄化され、「彼女たちの時は止められない…」と呟くジョージ・クライ。

メカニック屋がいなくなると後々厳しい気がしますが、ここから残ったメンバーでどう出るのでしょうか?

これまでばら撒いた伏線も回収に入るでしょうし、ハリー&ビシン&リストルあたりにそろそろ動きがあるものと思います。

ここまで凄いと劇場版はどうなるの?

さて、TV放送でこれだけ豪華なオールスターズやっちゃってますが…。

秋映画はどうなっちゃうんだ…((((;゚Д゚))))って思いますよね?

「映画HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」

詳しくはネタバレになってしまうので伏せますが、秋映画は36話・37話と違った側面で面白かったです!

オールスターズが活躍するものの、「ふたりはプリキュア」であり、「HUGっと!プリキュア」の秋映画でした。

でも、どちらも「これまでプリキュアを応援してきた人たち」に刺さるポイントがあるのでおすすめです(´;ω;`)ウゥゥ

ネタバレ感想はこちら↓

www.yururito.net

まとめ

「HUGっと!プリキュア」36話・37話の凄かったところ、簡潔にまとめるつもりが結構長文になってしまいました。。

ハグプリもいよいよ4Qへ…どのような展開を迎えるのか、今後も見届けたいと思います。


*1:そういえば5GoGoって舞台となる地名がないような…?学校はサンクルミエール学園ですが…。

*2:比較動画

twitter.com

*3:川村敏江さんがキャラデザを担当したシリーズ「Yes!プリキュア5」「スマイルプリキュア!」「HUGっと!プリキュア」。

*4:プリアラ39話で登場した白いリオの、半公式通称。

*5:この中では唯一の一般人だが、異世界人たちに囲まれてても引けを取らないあたりが流石w

*6:キュアエコーの処遇についてはこちらを参照。
dic.pixiv.net

*7:どのくらい久しぶりなのかはこちらを参照