「家で子供の面倒をみながらのリモートワークはほぼ不可能」というのは、元々リモートワークしていた人はもちろん、このコロナ禍で自宅保育を余儀なくされた人たちにとっても共通の見解ではないかと思います。
以前、インフルエンザで休んだ長女(当時3歳)のエピソードを元に「育児在宅勤務なんて無理!!」という記事を書きましたが、0歳でも5歳でも相変わらず無理でした。。
今回は0歳次女と5歳長女について、リモートワークでそれぞれ大変だったことをまとめてみます。
子供と在宅勤務〜0歳次女の場合〜
育休復帰から3週間後、次女が突発性発疹に…復職あるあるですね。。
月曜に発熱し金曜に治まってくるまで、次女の世話をしながらのリモートワークとなりました。ちなみに、まともに働けたのは昼寝が多かった最終日のみでした…(T_T)
終始目が離せない
次女は8ヶ月。高速ハイハイであちこち這い回り、器用な手先でゴミを摘んで食べようとします。つかまり立ちは安定してきましたが、たまにバランスを崩して転びます。離乳食はよく食べますが、まだまだ乳の温もりも恋しいお年頃。そんな赤ちゃんですから、終始目が離せません。
しかし子供ばかり見ていては、今度は仕事が進みません。仕事をするにはある程度の集中を必要とするので、その間の保育がどうしても手薄になってしまいます。
twitter.com在宅勤務withBABYをやってて怖かったのは、頻繁にチェックしているつもりでも気づくと口の中に何か入ってることだった。小さな紙ならともかく、飴玉大の着せ替えシールをみつけたときはびっくりした(飲み込めずモゴモゴしていたのを摘出)。
— 鮭走者みるく 👧7歳👶2歳 (@3865oiseau_bleu) 2020年8月3日
仕事も集中できなければ保育も手薄になって危なかった。
誤飲の危険にヒヤッとしたことも。。目が離せないのに目を離さないと仕事できない。最悪子供の身の危険に繋がりうるので、この状況はあまりよろしくないな…と思いました。
これに対しては、ベビーサークルを使って*1危険物に近づかせないアプローチを次回からやってみたいと思います。まぁベビーサークルが合う合わないは子供の相性次第ですが…。
お世話がガッツリ発生する
授乳、ミルク、離乳食、オムツ替え、寝かしつけ。あやしたり遊んだり、とにかくお世話に割く時間は多いです。
1人遊びは長くは続かず、そばに来られたり抱っこを求められたりして両手が空かなくなると能率はガタ落ち。。片手タイピングではまるで進みません…。
今回のケースでは発熱以外の症状がなかったのでまだマシでしたが、嘔吐下痢など予断を許さない状況ではますます仕事ができなかったでしょう。。
シッターさんを呼びづらい
症状が軽かったので看病のウエイトはそれほど高くなかったのですが、とはいえ前述のように色々と神経を使うのでとても辛かったです。。
こんなとき、以前はよく病児保育シッターさんに来てもらっていたのですが、
- 会社がリモートワークメインにシフトした影響で、病児保育の会社補助が近々無くなることが決定
- 時短増え収入減→仕事がそこまで逼迫してないので、シッター代天引きされるよりは自助努力でなんとかしようと思ってしまう
- コロナ禍において外部から人を招くことに少し躊躇いがある
など、様々な要因で気軽にシッターさんを呼びづらく感じています。。
子供と在宅勤務〜5歳長女の場合〜
一方で、自分のことはだいたい自分でできるようになった5歳児の場合でも、まだまだハードな点がみられます。
皮膚科受診のため午後からリモートワークしようとした日があったのですが、結局仕事にならず全休になってしまいました。。
1人遊びが長続きしない
長女は1人遊びできるタイプではあるのですが、ずっと2人で過ごしているとなかなかそうも行きません。。私が家事をしていないときは暇だとみなされるのか、パソコン部屋*2にいてもガンガン絡んできます。
先日、午後出勤の準備中にこんな会話が。
私「ママこれから16時30分までお仕事だから、長女ちゃんとはしばらく遊べないよ」
長女「うん、じゃ公園で自転車練習しよ?」
私「……??(今の話聞いてた…?)」
それまでずっと一緒に行動していたのに、ある時点から別行動ねとは簡単に割り切れない。お姉さんとはいえまだまだ5歳ですし、無理もありません。
結局この日は次女のお迎え時間まで自転車練習に付き合うことにしたので、仕事は諦めました。。
エンドレスで話しかけられ気が散る
起きている間はまぁとにかく「ママママ!」「見て見て!」「ねぇ見て!」の連続。
YouTubeもゲームも大好きな長女ですが、ずっと黙って見ているわけではなく、むしろ「これ面白いから見て」「こんなのやってみたから見て」「こんなアイテム出たよ見て」としょっちゅう話しかけてきます。
1人で仕事しているときでさえ集中モードに入るのが困難な私が、子供にエンドレスで話しかけられている状況ではますます集中できるはずもありません。。
適当にあしらってしまう心苦しさ
しかし仕事を少しでも進めたいときは、この状況下でもなんとか頑張るしかありません。
0歳児に比べれば物理的なお世話のウエイトは低いので、食事の提供さえすれば最悪あとは家の中で放置でもなんとかなってしまいます。
絡んでくるのを全てまともに相手していては仕事にならないので、長女との会話や態度がついつい適当に…あまりやりすぎもよくないなぁと思いつつも、仕事の成果も出ないとそれはそれで危うく、どちらに対しても中途半端でモヤモヤします。。
ワンオペで育児在宅勤務なんて無理
今回の件で、やっぱりワンオペで育児在宅勤務は無理ゲーだな…とあらためて感じました。。
そもそも、「集中してやる仕事」と「集中を削いでくる子供の看護」は1人じゃまかないきれません。だからこそ保育園が、保育士さんの手が必要なのです。
まだ記憶に新しい、緊急事態宣言下の小中学校休校や保育園自粛要請による自宅保育の阿鼻叫喚ぶり。多くの親が限界を迎えていました。
私は当時育休中だったので登園自粛は甘んじて受け入れたものの、働いてなくとも2児の自宅保育はかなりキツかったです。せめて保育にあたれる大人*3がもう1人欲しい…と思いました。
今回のケースはいずれも、もう片方の子供が元気に保育園へ行けていたのでまだマシだとは思います。これが2人とも不調だった場合は……今から考えるだけでも怖いです。。
*1:長女に使っていたものが倉庫にあるので、まずはそれを取りに行くところからですが…
(追記)次女2歳ごろに引退しましたwww.yururito.net
*2:この記事の「作業スペース」に相当する部屋のこと。www.yururito.net
*3:当時、旦那は在宅勤務で家事のサポートはしてくれたのですが、次女の育児や長女の相手はほぼワンオペでした。ちなみに現在、旦那の会社は通常出勤です。。