禁煙喫煙論争はしばしば炎上の火種になりがちなテーマなので避けたいところですが、どうしてもこれだけは書きたくて書きました。
※決して喫煙者を攻撃する意図はないのでご承知おきください。。
私のTwitterを普段見ている方はなんとなくご存知かもしれないですが、私は嫌煙家です。
嫌煙家としてはなるべく喫煙者のいそうな場所へ近づかないという自衛方法がありますが、この自衛がなかなか上手くできない場所があります。
そう、飲食店です。
飲食店で自衛がしにくい理由
初入店後に喫煙可な店と知る
これに尽きます。店の入口に喫煙可否を書いている店も稀にありますが、たいていは書かれていません。
入ってすぐ気づけば店を変えることもできますが、オーダー後や料理到着後などに気づいた場合、もう我慢するしかありません。。
ネットの情報も不十分
あそこの店行ってみよう、と予め狙いがある場合は、前もって店の情報をネットで調べることもできます*1。
店名・電話番号・営業時間・地図くらいはどこもだいたい調べられますが、禁煙喫煙情報はあったりなかったり。あっても信憑性・最新性が疑わしい。ある程度ふるいにかけることはできても、結局は店に確認しないとわかりません。
「禁煙スタイル」という口コミサイトもありますが、2018年5月現在全国で掲載約48000店舗。完全禁煙店・分煙店のみの掲載なのですが、なかなか全部を口コミで網羅するのは難しいところです。。
喫煙可なことを除けば好きな店である
喫煙可の店・分煙が微妙な店とわかればまず二度と行かないのですが、そうもいかないこともあります。
近くて便利・安くて美味しい・子供に優しい・名物メニューのある有名店…など、様々な理由で使い勝手が良い店・リピートしたい店が喫煙可だと一番ツラいところです。。これできちんと分煙されていれば文句ないのにな…と思った店も多々あります。
使い勝手がいいので分かっていてリピートしてしまうこともあり、いつ来るかわからない喫煙客の来訪にヒヤヒヤしながらそそくさと食べて出ることもあります。
飲み会など、店の決定権がないこともある
歓迎会、送別会、忘年会など、大人数が集まる飲み会では予約してくれた店に行くしかありません。幹事でない限り、投票権はあったとしても決定権はまず得られません。
また、参加者(特に主賓や重要関係者)が喫煙者であれば自ずと、喫煙可な店に決まる可能性が高いです。
前々から参加予定だった先輩の送別会では、その数日前に妊娠が発覚したばかり(=まだ周囲には秘密)だったのでナーバスになりました。限られたスペース内で、極力喫煙者から遠い席に座りました。
実際に困った例
分煙されていない店
席に着いて灰皿の存在に気づく
よくあるパターンです。一目であっ、この店はどこでも喫煙できるのか…と悟るものの、入店前に知りたかったなぁと感じます。
灰皿を各自取りに行く方式
個人的にはこちらのパターンの方がショックです。入店してまず座席に灰皿がないことを確認し、ホッとして料理を待っていると、実はカウンターの端などに灰皿が置かれていて隣の客がそれを持ってくる…という。。
分煙とはいいがたい店
タペストリーみたいな仕切り
いったい分煙を何だと思っているのか。
ただのペラペラの仕切りで区切っただけで、煙は拡散し放題。禁煙席とは…?という問いを投げかけたくなる店です。
そもそも仕切りがない
もっとたちが悪いのがこれ。席に禁煙・喫煙のマークがついてるだけ。しかも一列に並んだ席の真ん中で分けるというナンセンスさには呆れました。
これ、都内の某有名ファーストフード店*2で見て衝撃を受けました。
レジが喫煙席側にある
レジを境に禁煙フロアと喫煙フロアを分けている店もありますが、それよりも酷いのが喫煙フロア内にレジがあるパターン。
せっかく禁煙フロアで食事したのに、会計時に煙に包まれてはガッカリです。
より外に近いからという理由からか、出入り口側に喫煙フロアを設けている店がこのパターンでした。カフェでしたが、入店〜注文〜支払い〜受取まで喫煙フロア内で行われるので入ったことをすごく後悔しました。
受動喫煙防止条例案の行方は
最近も一部経営者から反対運動が起こっている条例案ですが、果たしてどうなるのでしょうか。。
願わくば子供が出入りする飲食店は全面禁煙となってほしいところですが…
入店前に禁煙喫煙情報がわかればお互いハッピーなのに
これまで述べたように、非喫煙者が喫煙可店舗を回避しようにも様々な面から限界があります。また逆に、食事しながら喫煙したい喫煙者も、ランチタイム禁煙などで店探しには苦慮しているかもしれません。
可視化って難しいこと?
店頭に禁煙喫煙のステータスを掲示していれば、「間違って入店」が防げるので、吸う人も吸わない人もハッピーになれるのではないかと思います。これだけでも自衛にはかなり役立つのですが、私の行動圏内ではどうも見かけないんですよね。。
と思ったら一応、普及啓発の取り組みはあるようです。
www.fukushihoken.metro.tokyo.jp
現状のステータスを可視化するだけなので、飲食店を全面禁煙にすることよりもハードルは低そうですが…。
こういった取り組みが、全国レベルで(なんなら営業許可証並みに義務付けて)実施されるといいなぁと思います。