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高鳴る希望!ぼくプリありがとう!︰舞台「『Dancing☆Star プリキュア』 The Stage3」(ぼくプリ3)感想

舞台三部作の集大成!

ぼくプリ3最高だった!!

何度でも見たい!浴びたい!

「『Dancing☆Star プリキュア』 The Stage3」(ぼくプリ3)

www.marv.jp

開催概要

開催期間東京公演︰2025年12月5日〜2025年12月14日(全14公演)
大阪公演︰2025年12月19日〜2025年12月21日(全5公演)
場所東京公演︰天王洲 銀河劇場
大阪公演︰クールジャパンパーク大阪 TTホール
チケット全席指定︰12000円(平日)/12500円(土日)
注釈つき指定券︰11000円(平日)/11500円(土日)
立見:11000円(平日)/11500円(土日)
配信全景映像(12/21昼)︰3000円
スイッチング映像(12/21夜・大阪千秋楽)︰4000円
全景映像+スイッチング映像セット︰7000円
スーパーバイザー鷲尾天
脚本・演出ほさかよう
出演者
(敬称略)
田村升吾 滝澤諒 森田桐矢 寺坂頼我 小辻庵
和合真一
伊藤裕一 高橋祐理 中河内雅貴
安藤夢叶(映像出演) 梶田拓希(映像出演)
川北和郁 Daikichi 山﨑類 入江二千翔 茶谷優太 HARUYOSHI 平井颯太 Haruto

2023年に発表され衝撃を巻き起こしたプリキュア舞台「ぼくプリ」の第3弾。

第1弾の室井先生や第2弾の音切兄弟(映像)が再登場するうえ、本作からの新キャラとしてクラウン、太踊、デュエット(声)が登場する。デュエットの声は入野自由さん。

▼第1弾・第2弾の感想はこちら

www.yururito.net

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また、本作上演前には「キミとアイドルプリキュア♪」39話にぼくプリメンバーが本人役でゲスト出演。ぼくプリ初めてのアニメ化であり、作品と媒体の垣根を超えた展開が見られた。

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会場・座席について

銀河劇場

東京公園は天王洲アイルにある銀河劇場。

私が観に行った回はキミプリとのコラボダンスのある日だったためか、いつもはあまり見かけないちびっこたちも散見された。

「ぼくプリ3」(12月7日昼公演)の感想

※大阪千秋楽スイッチング配信も視聴している。

ここからネタバレ注意!

なにもかもがクライマックス

上演時間はなんと3時間超え。しかし前半1.5h、後半1.5hともに濃密で体感あっという間だった。

プリキュアシリーズの最終決戦は毎度アツい展開が来るが、このぼくプリにおいても「これはまごうことなきプリキュア…!」と唸るような怒涛の展開が続く。

  • 明るい主人公が抱える暗い影
  • 主人公が変身できなくなる
  • 主人公闇落ち
  • かつて戦った相手が助太刀にくる
  • かつて助けられた側が救う
  • プリキュア〜頑張れ〜!!
  • 最終フォームチェンジ

挙げればきりがないが、「それ見たかったやつ…!」という要素がこれでもかと盛り込まれており、全て見終わったあとのカタルシスたるや…!!

全ての台詞を記憶したいくらい、各シーンに毎回「良い…良い…」と言っていた(複製台本とか売ってほしい!)

希望と絶望の話、という点で私の一番好きなプリキュア「Go!プリンセスプリキュア」とも重なるところがあってすごくよかった。希望も絶望も消せない、そのどちらも受け入れながら前へ進むんだという方向性は好きだし、終盤のトップと闇の王のシーンは特に印象的だった。

衝撃のオープニング

開幕のアバン。パドドゥが「パド〜!!」と降りてきて客席との茶番を繰り広げるいつものターン…と思わせて今回は違った!そもそも発した声が違う!!しかも「デュ〜!!」だし!!

我々が今までパドドゥだと認識していた妖精は元々はデュエットで、そこに現れたいかにも闇っぽい存在こそが本来のパドドゥだった――冒頭から衝撃を受けたままオープニングへ。

オープニングはいつものようにオールキャストで明るく始まるも、途中で突然電車の警笛のような轟音が挿し込まれた。初見では機材ミスか?とも思ったがそういう演出で、あの瞬間楽だけが固まり*1、その少しあと何事もなかったかのように曲が再開する。めちゃくちゃ不穏。。

楽の過去が語られることは想定済みでありつつも、こうして冒頭からすっかり鷲掴みにされるのだった。

もうさ…闇の妖精パドドゥ、ビジュがいいよね…後半のデュエットとの過去譚もすごくよくて…

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楽と太踊、それぞれの苦悩

ダンス大会決勝のライバルでありながら、底抜けに明るいバカ同士ですぐに打ち解け合った楽と太踊。しかし太踊が星河楽という名を知るやいなや雰囲気は一変。

ダンスの振り練習中にホームから転落した太踊を楽の父が助け、楽の目の前で轢かれて死んだ…という衝撃の過去が明かされる。前作で言っていた「大事な人を目の前で失った」とはこのことだったのか…だからオープニングで警笛が…想像以上に重い絶望だった。

中学生の楽は押し寄せるマスコミに「父はヒーローでした」と明るく答えるも、周りから「可哀想」の烙印を押されていく*2。そんなときに颯斗が見せたダンスが楽を救い、ダンスの道を目指すのだった*3

太踊も太踊で、自分のせいで楽の父親を死なせてしまったことを悔やみ続けていた。トラウマで電車に乗れなくなり、あのときのことを片時も忘れられず、モヤモヤを発散させるためにクランプに打ち込んだ。

吹っ切ったつもりで吹っ切れずにいた2人が、クラウンによってその絶望を掘り起こされていくところは本当につらい。楽が「父さん…父さん…」と子供のように泣きじゃくる姿は見ているこちらもキュッとなる。

イビルクランパーになった太踊を説得するのがブレイクなのもよかった。ブレイクもかつて、無関係な人を巻き込み怪我させたことを後悔していた。

「今でもどうやって謝ったらいいかわからない、だけど、それでも!何をしても無駄なんてこと絶対ない!苦しくても悩んで、考えて、答えを探して生きていくんだよ!」

このときクラウンに仮面をつけられていたトップも、ブレイクの呼びかけで目覚め復活。イビルクランパーは浄化され、ついに希望のスコアが完成。しかしここからパドドゥの裏切りを経て、さらにトップは追い込まれていく。

闇の王に圧倒される

ついに闇の王が顕現…しかも「脚が動かなくなる」といった言葉一つかけるだけで即座に相手に絶望を与えられる術をもつ、かなりの脅威。

終わらない絶望の中にいれば安らぎに包まれる、それが本当の幸せだ

人が最も苦しむのは絶望したときじゃない、与えられた希望を失ったときだ

これまでプリキュアがしたことは無意味だと持論を語りながら、妬ましさ、劣等感、差別偏見…と様々な絶望のきっかけを挙げると、これまでのシーンが色々浮かんでくる。そして「目が見えなくなる」と唱えると舞台ごと暗転し、我々にもその絶望を見せてくるのがゾクゾクした。ここで語る「お腹をすかせた子供にパンを与えるようなものだ」という例えがズシンとくる。

君は君の絶望をちゃんと理解していない、と言って電車の音とともに仲間が散る幻影をトップに見せるところエグい。

「生きててほしかった…ヒーローとして他人のために死ぬんじゃなくて、家族として俺たちのそばで生きててほしかった…!」

と泣くトップ。人間が死を免れない以上最後に迎えるのは絶望…と吹き込まれ、ダークトップへと変貌するところ*4で第1幕終了。客席にも絶望を振りまいたまま休憩時間へ…

ダークトップ誕生

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この闇落ちトップがたまらんのよ…かっこよすぎる!

4人の前に現れたダークトップは呼びかけにも耳を傾けず*5、仲間の技に似た技を繰り出してくる。

  • ダークトップ・バイオレンスサンダー
  • ダークトップ・クレイジークロウカーニバル
  • クリムゾンロゼッタ ←姫沼先生の鞭!!!
  • リグレットブラスター・ヘビーレイン
  • 闇神演舞・夜半の嵐

「ヒップホップは何でもありだ…!!!」

これまでトップが何度も言ったこの台詞が、こんなにも絶望的な台詞になるとは…

そしてこのダークトップの呪いを解くのがロックなのもアツい。この事態に一度は諦めかけていたロックが皆の呼びかけで再起し、ダークトップにボロボロにされても懸命に向き合い続けた末のこの台詞、

「お前は俺に夢をくれた。ようやく自分の夢がみつかったんだ。楽、俺を選べ!俺の夢に、俺の未来に、お前も一緒に連れてってやる」

第1弾で楽が颯斗に言った台詞のリプライズである…。楽は颯斗を、颯斗は楽を、互いに救い輝かせる…なんて尊い…。

からのキュアロック・ハッピースタービート。これもトップの技をロックが引用した形となっていて尊い。目が覚めたトップがロックを抱擁するの最高。

トップと闇の王

パドドゥ、室井先生、太踊、そしてデュエットと客席の力を集結してダンシングスタープリキュア・マックスビートにパワーアップした5人。二段変身を舞台上で見れるの嬉しかったなぁ…ここに至るまでのくだりホントよかった。

闇の王が言う「ない、ない、なにもない(以下略)」に対してトップは言い放つ。

ある、ある、きっとある!*6みんながいるからきっとある!高鳴る希望、広がる未来、いいことだってきっとある!

様々な絶望を経験し乗り越えてきたプリキュアだから言えるこの台詞。5人それぞれが自身の経験を元に放つ言葉は希望に溢れ、合体技を見せられた闇の王は「美しい」と評した。

崩れゆく城に残ろうとする闇の王、急いでその場を離れる一同だが、トップはどうにもほっとけなくて引き返す……このあとの闇の王とトップのシーンがすごくよかった。

だが忘れるな、希望とは絶望の過去、闇とは光に待ち受ける未来だ…

闇の王としての最後の務めだ…絶望に囚われたままの魂たちとともに運命をともにする

いかに君たちの力でも消せない絶望というものが世の中にある。夢に敗れて闇に落ちるしかなかった者たち、生まれ落ちた瞬間から希望を抱くことを許されなかった者たち、私は王としてその哀れな魂たちに最後まで寄り添いたい…

プリキュアの力をもってしても消せない絶望がある、そうはっきり言及するのはなかなかリアルを突いてるなぁと思った*7。そしてトップの言葉を借りるなら、王様は王様なりにみんなを幸せにしようとしていたのだ。

「最期くらい一緒に踊ろうぜ王様!」と踊るトップを訝しげに見つめるも、煽られて踊りだすシーン。ここで闇の王はバレエを踊るのだが、千秋楽配信ではキレキレのヒップホップ踊ってたwwこれにはトップもびっくりww

君らのやったことは無意味だ。私が消えてもこの先も絶望は生まれ続ける

それでもいいよ、絶望とも友達になってやる!一緒に踊ったらもう友達だろ!希望も絶望もひっくるめて一緒に踊る、それが俺のなりたいヒーローだ!

なんかこのへん、Goプリ最終回のフローラとクローズを思い出したよね…「絶望とも友達になってやる」ってすごくトップらしくて好きな台詞だった。

室井先生最高!!

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…とまぁストーリー全体よかったのだが、やっぱり室井先生の再登場はめちゃくちゃ嬉しかった。序盤の登場シーン、カスハラめいてたしwww

やがてクラウンによって幹部時代の記憶を呼び起こされてしまうのだが、今回はあくまで「室井一帆」としてプリキュアの助太刀をするのがカッコよくてたまらない。

私に希望を抱かせたプリキュアがこんなところで諦めるというのですか?あまりにもナンセンス!

イビルダンサーたちをなぎ倒し、諦めかけていた4人がすごい!と驚く。

「そうなんです!強いんですよ私!!」

これも第1弾でコレオグラファーがプリキュアたちに放った台詞*8である。あのときはプリキュアにとって絶望的状況下だったが、今回は逆に希望に溢れた台詞に聞こえるから面白い。先のダークトップの台詞と真逆である。

ですがそろそろ先へ行ってください、あなた達がいると裏方の私でもついついカッコつけたくなってしまう

短い出番と少ない労力で!美味しいところだけを持って行く!それこそが大人の特権です!!

あ〜〜〜もう最高かよwww

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その他

書ききれないので箇条書きで

  • 前作で父との確執がなくなり、爽やかキャラに転じた晃雅。でも楽にからかわれたらブチギレてて安心したw

  • 音切兄弟、いちいちビデオメッセージとか自分たちの写真使ったスタンプ送ってくるのかわいすぎるww

  • 爽々奈も特殊な環境だけど、両親と歩み寄れたみたいでよかったなぁ。誰かを好きになるのにほかの誰かの許可なんていらない、そう気づけたのは晃雅のおかげというね…(尊い)

  • CLOWN(道化師)→CROWN(王冠)のダブルミーニング好き

  • パドドゥの低音好き…(毎度言ってますねこの人)

  • 何度もイビルクランパーに吹きこもうとするクラウンにブチ切れるソウル好き

  • パドドゥとデュエットが仲良くなるくだりもいいけど、終盤でデュエットにずっと謝りたかったと言うパドドゥのシーンもめちゃくちゃ好き。1人で踊ることしか知らなかったパドドゥが、デュエットによって初めて「誰かと踊る楽しさ」に気づいたわけで…

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  • カグラの新技も好き…ダークトップを一時的に封じる天岩戸もカッコよいし、ソウルとの合体技もミラーボールな和傘舞ってたしw

  • 爽々奈晃雅卒業で悲しみに悶える限界ヲタクな後輩くんたちほんと好きwわざと暴力沙汰を起こして晃雅を留年させれば同級生になれる…とかすごい発想www*9

  • てか爽々奈海外行くんか…ずっと晃雅と同棲しててほしい()

  • エンディングのくだり、パドドゥにステラブレス返納するシーンもよかった…。もう自分の力で前へ進んでいけるからと、希望に満ち溢れたダンスパフォーマンスもかっこよかったなぁ。

キミプリコラボイベント

そしてこの日はキミプリ・ぼくプリコラボステージが本編終了後にあった。正直あの怒涛のクライマックスを終えてからどんな気持ちで見りゃいいんだとも思ったが(笑)、やっぱアイドルプリキュアたちは可愛かった。

まずは後期ED「君とルララ」から。可愛いですな…

キミプリとぼくプリが互い違いに並ぶんだけど、ズキューンがカグラ、キッスがソウルとペアで両者離れていた。

するとキュアアイドルのキャラソン「笑顔のユニゾン」が!トップと2人でパフォーマンス…も、もしやこれはみんなやる流れ…!?

案の定ウインクとロック、キュンキュンとブレイク…と進んでいく。紫コンビあざとかわいすぎんか!!!

となるとやっぱズキューンキッスとソウルカグラですよね!!ありがとうございますありがとうございます!!!

盛り上がったところで撮影タイム。可愛い。

最後は皆で「Dancing☆Starプリキュア」を踊って終了。ちゃっかりアニメの番宣もするアイドルだったw

まとめ

歴代プリキュアシリーズの最終回に匹敵する、いやそれ以上のアツい舞台を見た。

ぼくプリ、男子高校生の2.5プリキュア!?とはじめは耳を疑ったが、蓋を開ければとても面白くあっという間にハマってしまった。あのとき食わず嫌いせずに観に行ってよかったなぁ…

そして物語は完結したが、これまでのキャストが勢揃いするライブイベント「『Dancing☆Star プリキュア』 The Stage PARTY」の開催が発表された。こちらも参加する所存。今からとても楽しみである。

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*1:スイッチング配信見たらこの瞬間めちゃくちゃ絶望顔してて震えた

*2:前作で晃雅を「可哀想」と決めつける晃雅父に楽が怒ったのはここから来ているのだろうな…と思った

*3:「人の不幸をイベントにするな!」って寄せ書きしてるクラスメートに怒る中学生時代の颯斗かっこいい。

*4:ここの闇の王の舞踏カッコよかったなぁ

*5:ここのブレイクを回転蹴りするところカッコいい…

*6:ダークトップ説得時にロックが言ってたセリフを引用しててそれもまたアツい

*7:ハピチャ映画をちょっと思い出すなど

*8:「そうなんですよ、強いんですよ私、不公平なほどにね!どうですか、これも個性だと認めてくださいますか」

*9:千秋楽配信ではそんなことをしても無意味だとさらに達観してて笑った