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金曜ドラマ「最愛」感想(ネタバレあり)

これまで何度か書こうとしては頓挫し続けている*1ドラマ感想記事。

でも今回の「最愛」はどうしても放送終了から間があかないうちに書いておきたかった。以下、雑多な感想。

ストーリーについて

毎度毎度クライマックス

私は録画組でリアタイできず、11月頃から見始めて追いついたが、Twitterの評判通りすごく面白いドラマだと思った。

高校生の梨央と大学生の大輝、2人の甘酸っぱい恋にキュンとした矢先に起きた事件。梨央は盛られた薬で事件当時の記憶が欠落しているため、何があったかわかっていない。弟の優は記憶障害があり、事件当時のことはブラックボックスになってしまっている。

ストーリーが進むうちに、何かが分かる一方でさらなる謎が生まれていく。この連鎖で惹き付けられるうえ、毎度毎度クライマックスに流れる宇多田ヒカル「君に夢中」のタイミングが絶妙。

どの回も印象的だったが、5話の梨央と優が離れ離れになるところは特にせつなかった…

引きとミスリードが上手い

康介の死体遺棄・昭の事件・しおりの事件、どれも最終回ギリギリまで犯人が誰かさっぱりわからなかった。

序盤で犯行動画や自白動画が次々と出てきても、そこには共犯者や真犯人が別にいるであろうことが匂わされ、どんな些細なシーンでもついつい考察したくなってしまう。

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また、ラストの引きとミスリードが巧みだった。

  • しおり転落死にオーバーラップしてでかいスーツケースを運ぶ後藤(7話)→スーツケースは不正の証拠隠しのためかーい(8話)
  • 5本の特注ペンの持ち主、最後は加瀬(8話)→加瀬のカバンにペンあったんかーい(9話)→…と安心させといて結局あのペンは加瀬のではなかったんかーい(10話)

のような感じで、「えっ後藤さん?」「えっ梓さん?」「加瀬さん?」「藤井?」「大輝?」など、怪しい人物かと思わせるミスリードにまんまと翻弄された。

そしてずっと気になっていた1話冒頭の、手に血をつけパトカーに乗る梨央も事件と関係あるのかと見せかけて、実は事件と全く無関係だったというミスリード。後藤さんよ…

引っ掻き回したGOTO後藤

当初は「不気味ッチー」というあだ名がつくほど何を考えてるかわからない後藤専務。梨央を良く思っておらず、社長としての手腕に度々異議を唱えていたが、会社の不正がバレてからは一気に狂犬から子犬に。

不気味な佇まい、マオカラー、突然の鼻血、ボンネット側からのアングル、お姫様抱っこ、荒れる専務室、破壊活動、朝活RUN、スウェット、パジャマ、階段落ち、流血、包帯巻き姿…いろんな姿が見れたのでベイベー的には美味しかった。が、ストーリー的にはかなり引っ掻き回してくれたなぁ感。後藤がそもそも不正などしていなければこんなことにはならなかったんだよなぁ…。。

後藤の最愛はこの会社であり梓だったんだと思うが、会社のための資金が足りなかったからって不正に手を染め、かえって会社を危ぶませるってなんたる皮肉。。んで身代わりになった梓を助けたくて梨央の制止を振り切ったら階段落ち。。ドジっ子…

でも無事でよかった(9話後の1週間はソワソワしてた)…最後は梨央の強い味方になって有能ぶりを発揮していて、そこはカッコよかった。

真相は、愛で消えた…

キャッチコピーの「真相は、愛で消える。」「全ては、愛するがゆえに。」ってなんか意味深だけどどういうことなんだろう?と思っていた。

でも最終回を見て、その言葉の意味がズシリとのしかかった。真相が愛で消えたのだ、ホントに。そして全てが愛するがゆえの行動だった。すごく秀逸なキャッチコピーだなと思った。

大輝の電話に淡々と答えつつ、次々と加瀬さんのブラックボックスが開いていく最終回のクライマックス。

加瀬さん、最初は単に巻き込まれただけなんだよね…。達雄の懇願で、法では守れないものがあると悟ってから16年…姉弟を幸せにすることに全力を注ぐ人生って凄まじくて。

これまでも加瀬さんの有能ぶり(優を不起訴にするための奔走とか)は度々描写されてきたから、いやまさかそんな…って気持ちと、でも加瀬さんだからこうなるよな…という納得の気持ちが同居している

あのとき寮に康介が来なければ、康介が梨央を襲わなければ、昭が優と接触していなければ、加瀬が昭をみつけなければ…いろんなifが浮かぶ。昭が康介の性犯罪を「ちょっとした悪戯」「誘った女が悪い」と軽んじる発言にはカチンと来た。あれは加瀬さんでなくともキレるわ。。

加瀬さんが直接手を下したのは昭だけなのよね…全部優や梨央を守るための行動であって。。まあしおりは報われない最期となってしまったが…

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あんなに包囲網張られてたのに、あっさりかいくぐった加瀬さんすごいなw

薬の承認が成就し、時を同じくして加瀬さんが消えた。大輝も加瀬さんの意思を受け継ぎ、事件のことは話さなくなった。2人の愛で真相が消えたが、梨央はなんとなく悟ったんだろうな…加瀬さんに向けたモノローグが涙声で、吉高さんの熱演がよかった。

梓と後藤も悟っていたのだろう。「失くしたペンはみつかりましたか?」「あれはね、失くしたんじゃないの、あげたの、探さないで」梓は実子の梨央や政信だけでなく、真田ファミリーの後藤や加瀬をも守っていたんだなぁと感じるシーンだった。

その他

ブラックボックスとか劇伴とか

隠された真実を表すモチーフとして登場するブラックボックスの演出や、どこかせつなさを含む数々の劇伴。シリアス展開+重い気持ちを楽しくわかりやすくまとめてくれる赤ペン瀧川先生のおさらい動画。役者さんの熱演だけでなく、色々な要素もドラマを大いに盛り上げていた。

各話の最後に映るブラックボックスはだんだん大きさが大きくなる仕掛けが面白かった。

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「最愛」のサントラは配信されているので、リモートワークやブログ執筆のお供によく聞いている。


赤ペン瀧川先生のプレゼン、8話おさらいの「朝活RUN」がお気に入りw

出演者もギリギリまで犯人を知らずに演技している件

このドラマに限らずだが、ストーリー順に撮影しているわけではなくて、なんなら繋がっているシーンの中でも別日に撮ってるところもある*2と聞いて、あらためて俳優さんたちすごいな…と思った。

1話冒頭のシーンに繋がるくだりも撮影したのは割と最近(12/6)だったし、劇中でも2006年・2007年・2021年・2022年と複数の時代のキャラクターを見事に演じ分けている。

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なので犯人についても当初は一部の関係者にしか知らされていなかった*3ようで、撮影が進むにつれ判明したときの反応は「ふぅーー」という感じだったとか(どういう感じ!?w)。

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まとめ

金曜ドラマ「最愛」、ハラハラとヒリヒリとほっこりとキュンが詰まった面白いドラマだった。

いやもうね、大輝・梨央、梨央・優がどちらもハッピーエンドになってホントよかった…と胸を撫で下ろしている。それもこれも加瀬さんのおかげなんだが…(´;ω;`)

このドラマのタイトルをたった2文字の「最愛」にしたこだわりも、なるほどなぁと頷けた。

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*1:本記事執筆時点で「グランメゾン東京」しか書けていない。本当は「アンナチュラル」「MIU404」「半沢直樹」「リモラブ」「天国と地獄」などなど、書きたい気持ちはあれど途中で止まっている…

*2:Paraviで配信されている「裏トーク版」でも言及あり。1話で梨央が達雄の遺品をみつける辺りなど。

*3:さすがに井浦さんにはオファー時に伝えてたとのこと。裏トーク10話より。