スタァライトのオケコンが想像以上に凄すぎて、ガチで涙が出た。
コロナ禍の中でも無事に開催されて、現地に観に行くことができて、本当に幸せだった。
「劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト」オーケストラコンサート
開催概要
開催日時 | 2022年2月6日(日) 昼公演:14:00〜16:35 夜公演:18:30~21:05 |
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場所 | 幕張メッセ イベントホール |
チケット | スタァライトシート(アリーナ)︰15000円 一般席(スタンド)︰8000円 |
出演者 | 東京室内管弦楽団 スタァライト九九組 |
自分がアニメ作品のオケコンに行くのは、2018年のセーラームーンクラシックコンサート以来2作目である。
私は昼公演にスタンド席から参戦した。
会場・座席について
場所は幕張メッセ イベントホール。V6のラストコンサートが行われた「V6第二の聖地」である。
あのときはチケットがご用意されなかったけれど、今回は縁あって来ることができた。展示場の方は何度か来たことがあるが、イベントホールは初めてだった。
コロナ禍第6波の真っ只中だったが、ガイドラインに基づき客席間隔は空いていなかった*1。距離の近さにちょっと怖かったが、みんなマスクをしてきちんと黙っていたので落ち着いて観ることができた。
アリーナ最後5列くらいを除いて会場はほぼ満席!自分の周りで見ると男女比はほぼ半々。スタァライト好きな人がこんなに実在するんだ!と感激した。
感想色々
初めての生九九組!!
これまで配信などを見たことがあったが、現場で生の九九組を見るのはこれが初めてだった。スタンドKブロックというステージからかなり遠い位置だったのに、あろうことかオペラグラスを忘れてきてしまった。
肉眼で見た九九組は小さかったけれど、それぞれのメンカラをワンポイントに纏っていたので識別は容易だった。制服でもレヴュー曲でもない、オーケストラコンサート向けの服装がとても素敵だった。
歌唱時とトーク時のギャップもよかった。歌唱のときは役が入ってバリバリにカッコいい一方で、トークコーナーでは和気あいあい。皆でせーので答を揃えるゲームではチューブラー・ベルの名前がわからなかった面々が揃いも揃って「のど自慢のやつ」と言ってて面白かった。
そして、今回コロナ感染*2で欠席となってしまった輝ちゃんのこと…皆が双葉のメンカラ紫をそれぞれあしらっていたり、トークでも度々話題にしたりと愛を感じた。「この9人で九九組(意訳)」みたいなことを言っていたのもジーンとした。
特に香子、彩沙ちゃんの最後の挨拶で「今度は双葉と2人で歌うという新たな夢ができた(意訳)」と話していて、もし次回があるなら是非とも見てみたいと思った。
「一部歌唱」とは…?
twitter.com「楽曲の一部歌唱」って書いてたからまぁ主題歌とかかなと完全に油断してた…まさかの全楽曲だったとは…🙏🙏🙏
— 【低浮上中】しゃとーぶりあん🐻🐟 (@oniku_daisuki) 2022年2月6日
劇場版が「劇場でしか味わえない歌劇体験」ならば、オケコンは「コンサートでしか味わえない歌劇体験」って感じだった。#スタァライト
オケコン開催が発表されて、その後で「スタァライト九九組の出演」が発表され、さらに後日「コンサート内楽曲の一部歌唱」をすることが発表され…
まぁ"一部"だし「私たちは舞台の上」とか9人で歌う曲だけなんだろうなと思っていたら。
劇スのレヴュー曲まで全部きっちり歌唱!いやーまさかここまでやってくれるとは…おそれいった。「一部歌唱」ってのは劇伴以外ってことだったのねw
昨年末に劇スの円盤が届いてからというもの、時々レビューシーンだけを見返していた*3のだけれど、復習しておいてよかったなぁと思った。
セットリスト
ここからはセトリとともに、観たときの心の声をできる限り再現した感想を綴る。 ※長いよw
M1: 再生賛美曲
はい優勝!!!
もうこれでチケット代の元取れた!!!
1曲目がロロロ主題歌で始まるの最高すぎる。オーケストラの演奏、一列に並んだ九九組の歌唱、バックに流れるロロロの映像…
「再生賛美曲」はホント大好きで、Spotifyでもしょっちゅう聞いてたのでとにかく感無量だった。
いきなり目がウルウルしてきた。ホント今日来てよかった、よかった…
M2: color temperature
トマトが飛散する劇ス冒頭シーン。私はこれが1曲目だろうと思っていたが見事に予想が外れた。
再生賛美曲が終わって目を潤ませていたらスクリーンにトマトが映り、「あ、くるぞ…くるぞ…」とドキドキしてからの
「ジャーーーーン!!!」
オーケストラ最高。てかタイミングドンピシャで凄すぎる。
バックに流れる劇スの映像は無音だが、心の中でセリフが再生できそうである。
M3: 蝶の舞う庭
99期生の進路面談シーン。
これまであまり意識してなかったけど、キャラによってメロディの雰囲気変えてるんだなと感じた。
オーケストラの演奏で劇伴をしっかり聞くと新たな発見があるもんだなぁ。
M4: child stars
華恋とひかりの幼少期シーン。
最初は引っ込み思案だった華恋が、ひかりに心を開き仲良くなっていくさまが見てて微笑ましい…カスタネットのくだりとか可愛い。
「color temperature」はやるだろうと思ってたけど、その後の曲も演奏しているので、これはもしや劇伴あるところ全部やるのか?!と思い始める。
M5: ki-ringtrain
…と、ここで電車のシーンに飛んだ。というかここまでは劇伴がないシーンだったのか。
電車内にキリンマークが不気味に出てくるあれ。ステージのライトも赤い警告ランプみたいに点滅しだして、一気に場の雰囲気を変えてきた。
さぁくるぞ…これは皆殺しがくるぞ…とゾワゾワしてくる。キリンの如く首が長くなる。
M6: wi(l)d-screen baroque
キターーーーー!!
ライトもギラギラ、オーケストラもバリバリ、もうこれだけで感激だったのだけれど。
これって歌あるのだろうか?…流石にないかな。
進行するイントロ。
映像も「皆殺しのレヴュー」が始まっている。
歌あったら嬉しいけど、まぁインストだけでも最高だしな。
そろそろ歌い出しだが…
…ん???
んんん??!!??!!
萌香ちゃんキターーーーー!!!!!
歌ったああああああーーーーー!!!!!!*4
…と叫びたくなる気持ちを抑えてグッと見守る。
スタンド席なのになんでオペラグラス忘れてきたんだ私。。歌う萌香ちゃん、いや、もえぴをもっと近くで見たい!!
あの曲を生歌で聞ける日が来るなんて感激。生きててよかった…
「自然の摂理なのね」のスッと落ちるくだりとか(伝われ)、「生きる 生きない 生きない 生きる 生きない 生きたい」のくだりとか、もうスゲーとしか言いようがない。めちゃくちゃカッコいい…これが聞けて本当によかった*5。
…え、wsb歌ったってことは他のレヴュー曲も??まさか歌うのか???
輝ちゃんいないけど「わがままハイウェイ」どうなるんだ?
M7: station zero
再び劇伴に戻る。回想シーン。
まだ皆殺しの衝撃が残っていて、ひたすらクールダウンに努めていた。これスススで確実に死ぬやつじゃん…
M8: 砂とアラベスク
華恋とななの電車のシーン。
M9: 約束タワー~echo~
決起集会シーン。
ここのB組の面々がすごく良いのよね…
M10: 舞台少女心得
そして九九組登場。前半ラストの曲は「舞台少女心得」。
これはオケコン向けにアレンジしてるだろうなーと思いながらしんみり聞き入っていた。
ここからは九九組によるトークパートがしばらくあった。オーケストラの皆さんの休憩時間でもあるのだろう。
一方、我々の休憩時間はなかった(^o^;
M11: luminance
中学生時代の回想シーン。
華恋が男女混在グループの中にいるのがすごく新鮮に感じたパート。
M12: わがままハイウェイ
「怨みのレヴュー」キターーーーー!!
しかし気になっているのは本日欠席の双葉(輝ちゃん)パート。
香子(彩沙ちゃん)が両方歌う?それともクロ(相羽さん)が代打やるかな?なんて思っていたら。
輝ちゃん歌唱音源があった!!
まぁそりゃ音源あるわな。やっぱふたかおはふたかおじゃなくっちゃ。
ステージには彩沙ちゃん一人が立っていたけど、ちゃんと輝ちゃんが、双葉が「そこにいる」のがわかった*6。
生歌と音源のデュエット。タイミングが絶妙で違和感ゼロ。これもまた良いのだけれど、もし次があるなら今度は2人が並んで歌う姿も見たい…
M13: MEDAL SUZDAL PANIC◎〇●
劇場版と同じ進行だから、そりゃ間髪入れずに次の「競演のレヴュー」へ突入するわけで。
まひかりがステージに立った時点でもう期待しかないよね。
ひかりが降りるシーンではステージ上の三森さんもさっと捌けていき、陽葵ちゃんのみに。
映像よりも音源のみを聞く機会が多かったので、「さっき落としたメダルは何色?」のまひるソロに行くまでにかなりの間があることに今更気づいた。
音のない映像だけが流れ、オーケストラも観客も水を打ったように静まり返る。
ひかりが降りたことによるまひるの苛立ちが、その静けさと相まってビシビシと伝わってくる。
「さっき落としたメダルは何色?」
名女優・まひるによるあのホラーシーンである。もう凄い。凄みが凄い。
映像も見たいし、演じている陽葵ちゃんも見たいし、なんだもう目が足りない。
追い打ちをかけるエレベータのシーンでは照明も緑・ピンクの不気味な色合いに変化。照明スゲー!
そしてひかりが本心の告白をしてからの慈愛に満ちたまひるがまた良い…ここではまた2人揃って歌い、最後はひかりを見送るまひると三森さん・陽葵ちゃんがシンクロしていた。
M14: ペン:力:刀
これまた大好きな「狩りのレヴュー」。
映画もそうだけど、ここの怒涛のレヴュー畳み掛けがこれでもかという感じで凄い好き。ジェットコースターで言うなら絶賛急降下中。
流れる映像には音がないんだけども、ななの「ガオ!」だけは声があった。ん?これは萌香ちゃんが今言ったのか??
映像では2人が終始対峙しているが、歌割り的にはほとんどが純那パートなのね(今更気づく)。
日向ちゃんが緩急つける感じで歌っているのが印象的だった。後半の「殺して見せろって‼ねぇ‼」で純那が激昂する、そこに至るまでの過程が素晴らしかった。
あと、ななパートもめっちゃキー高い。「屑星だ」なんてめちゃめちゃ高いのにちゃんと声が出てる。歌唱力すんげぇ…
この2人も最後の去り方が映像とシンクロしていてよかった。
M15: focus
ひかりが転入してきて、まひるとともに寮に向かう回想シーン。
M16: キリンのためのレクイエム
野菜キリンがひかりの前で燃えるシーン。
まさに今我々もこんな感じで舞台に火を焚べているのかなぁ。なんて。
M17: 美しき人 或いは其れは
さぁ来ました「魂のレヴュー」。
ステージに登場する麻帆さんと相羽さん。主席と次席、さすが風格が凄い。
本当にここで戯曲を見ているかのような時間。いや、見てるんだよな。
真矢の圧倒的女王感に痺れる。あの「ジャッ、ジャッ、ジャーーーン!!」のところで麻帆さんが堂々とポーズを決めたのが圧巻。
で、あそこの歌いだしをクロディーヌが歌うところホント好きーーー!!!たまらん、たまらん…
そして2人が向かい合いながら歌う姿が本当に真矢クロで、ああ真矢クロ尊い…と思わず拝んでしまった。この2人だけは同じ方向に捌けたそうで(見逃した…)、流石すぎた。
M18: スーパー スタァ スペクタクル
尊さの洪水で既にクタクタ、でももっと浴びたいと思ってしまうスタァライトの中毒性…
いよいよクライマックスが近づいてくる。終わってほしくない、でも見たい…
「お願いよ 華恋 目を覚まして」
三森さんの歌い出しから良い…
死んだ華恋が再生産されるまでの一連のくだり(いわゆるマッドマックス)、家で円盤を繰り返し見ては感激して拍手していたのだけれど、やっぱりバックのスクリーンを見ながらオーケストラの音とともに
「ホシクバ ホシツメ ホシクバ ホシタレ」
と歌う百代ちゃんがめちゃくちゃカッコいいんだ…。
「(ここが舞台だ、愛城華恋!!)」
映像からセリフが聞こえてきそうな迫力。
いやほんとに映像も三森さん・百代ちゃんも見たいし忙しい!
そして極めつけは華恋・ひかりの口上シーン。映像とシンクロして会場のスポットライトがあの動きを完全再現していた…!!
華恋のも、ひかりのも、タイミング完璧で息を飲んだ。
もう、泣いていた。
潤んでいた目から涙が溢れていた。
ライブを見ながら泣きかけることはあったけど、ガチで泣いたのは初めてだ。
音楽と映像と照明、匠の技が結集するとこんなにも人の心を打つのか。
このコンサートが無事開催されたことにあらためて感謝していた。良いものを見せてくれてありがとう、ありがとう…*7
M19: 私たちはもう舞台の上
そして劇場版と同じく、ススス直後にエンディング主題歌。この入り完璧。
涙で視界がぼんやりしていたが、九九組の勇姿を目に焼き付けようと思った。
オケコン用のエンドロールが流れる中、楽しそうに手拍子をしている九九組。
途中からは劇場版にもあったイラストが映し出され、我々舞台創造科のことも触れてくれて愛を感じた。
#劇場版スタァライト オーケストラコンサートへお越し頂いた皆様ありがとうございました❣
— 少女☆歌劇 レヴュースタァライト (@revuestarlight) 2022年2月6日
会場の舞台創造科の皆様をスタァライトしちゃいました✨
引き続き #スタァライト への温かいご声援をお願いいたします🍅🦒 pic.twitter.com/z84O8UApG4
最後に九九組が一人ずつ挨拶。
そしてアンコールとして、最後に披露されたのが…
M20: 星のダイアローグ
TV版主題歌ーーー!!!
映像もTV版OPだーーー!!!
私のスタァライト落ちはTV版からだったんだけど、やっぱ良いな…。
本当に良いものを見たなぁと感激だった。
まとめ
というわけで、劇場版をギュギュッと濃縮してオーケストラの迫力と九九組の素晴らしいパフォーマンスで彩った最高のオーケストラコンサートだった。
あらためて劇場版見返したくなることうけあいw
てか、これが1日きりの公演だったなんて勿体ない…
もっとキラめきを浴びたい。早く、早く円盤をくれ…!!
*1:たまたまだが、私の前後と左は空席になっていた。
*2:九九組だと陽葵ちゃん、麻帆さんに続き3人目なんだよな…コロナマジ許さん。。
*3:通しで見ようとすると2時間くらいまとまった時間が必要なのだが、なかなかその機会に恵まれないので時間をみつけては15分くらいずつ見ている。
*4:百代ちゃんがリハで客席から観たときの感想もほぼこれと一致していたww
*5:歌う前、萌香ちゃん足トントンしてたらしい。パニックのあまり気づかなかった…もう一度見たい。
*6:良きかな… 「わがままハイウェイ」初披露でした!
輝ちゃんとならこう動いてたかな、ここで目を合わせるかな…ってずっと隣で双葉はんを感じていました🌱
指輪の位置は、バイクの鍵に見立てて…気付いてくれた方たくさんいて嬉しい!
次は一緒に。待ってるで🌸
ピンクと紫ありがとう💗💜#劇場版スタァライト pic.twitter.com/K8rf5npSU7
*7:ただひとつわがままを言うなら、「私も ひかりに負けたくない」だけはセリフ欲しかったな…なんて。いや、ただのわがままですw