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ヲタクなワーママのゆるゆる雑記ブログ

コロナ禍でミッチーに会えなくなってしまった…「SOUL TRAVELER2020」中止までの出来事を振り返る

今週のお題「会いたい人」

たまたま目に入ったので、今週のお題を初めてやってみることにした。


今、会いたい人はミッチーさんと、ツアーメンバーの皆さん。

本来ならば、4月からのワンマンショーツアーで会えるはずだったのだ。

このほど、「年内の全公演中止」が発表されたばかり。寂しい気持ちを整理する意味でも、ここ数ヶ月の出来事を淡々と書き連ねてみる。


ツアー決定から中止まで

ミッチーはドラマや映画に出演する傍ら音楽活動も精力的で、春夏*1にかけて開催されるワンマンショーツアーはもはや毎年恒例となっている。開催されることが決まると、ああよかった、今年も楽しみだなぁとワクワクする。

普段通りの日常があった1月

年明けにツアー日程が発表され、同行者と相談して申し込みを済ませ、当落を待ち、ひとまず3公演行けることが決まって安堵していた。ここまでは例年通り。

このとき国内初の新型コロナウイルス感染者が確認された*2ばかりの頃だったが、そこまで警戒するほどでもないとニュースの片隅で報じられる程度だった。街は普通に賑やかだったし、私自身も1月は映画や舞台やイベントで忙しかった。

スターウォーズの応援上映イベントでライトセーバーを構えてウキウキのミッチーさんをTVで見て、推しが「推し事」してるの微笑ましいなぁ…と思った。

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日本中が混乱した2月

2月1日、ミッチー公式LINEでアルバム「BE MY ONE」完成報告を受けた。普段なかなか見ることのできない、できたてほやほやのマスターテープの画像と共に。2年ぶりの新作、いち早く私達に伝えたかったのだろう、ミッチーさんの興奮気味な報告にこちらまで嬉しくなった。


しかしチャーター機やクルーズ船DP号など、春節が明けてからの2月は目まぐるしくコロナ関連のニュースが相次いだ。大小様々なイベントが開催か中止かの選択を迫られ、少しずつ日常が崩れ始めた。

専門家会議での「ここ1,2週間が極めて重要」を受け、2月26日にスポーツ・文化イベントの開催中止・延期要請が出た辺りからその勢いは増した。行楽地が臨時休業したり、ドーム公演が当日中止になったり、トイレットペーパーが品薄になったり、突然3月からの一斉休校要請が出たりした。

たまたまだが、2月は特にエンタメ関連の予定がなかった。コロナ関連の動向は気になりつつも、次女のお食い初め・お宮参りと友達との飲み会は予定通り実施した(今思えばこれを逃していたらもうできなかったであろう)。

そんな空気だったので、何の前触れもなくバレンタインデーにミッチー公式YouTubeチャンネルが爆誕したときは心躍った。ツアータイトル「SOUL TRAVELER」も発表され、アルバム発売に先駆けて公開されたMVを見ながら、これを生で聴ける日を待ち望んだ。大丈夫、春は必ず来る…。


新曲プロモーションの供給に救われた3月

そして3月。育休中だったので予感はしていたが、一斉休校が始まったタイミングで長女も保育園自粛を求められてしまった。長女は年中さん最後の1ヶ月を突然奪われる*3こととなり、私も私で日中の僅かな自由時間はほぼ皆無となった。

3月18日発売のアルバムと4月4日から始まるツアーの宣伝活動のため、ミッチーさんの出るTVやラジオの供給がふんだんにあったのが救いだった。ラジオから流れるアルバム曲を聴き、ツアー開催への言及があると少しばかり安堵した。

www.yururito.net

さらには公式YouTubeでホワイトデーに公開されたメッセージ動画、久しぶりのCM起用*4といった新たな供給もあった。

とはいえ、周りでは引き続き映画公開延期やライブ・舞台全公演中止などが相次いだ。中にはGWや夏に予定されていたイベントの中止も出始める。チケット激戦だったツアー初日、4月4日三郷公演はどうなるのだろう…日に日に心配は増していった。


3月23日、「開催検討中」のアナウンス

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3月23日、公式からツアー開催検討中である旨が報告されると共に、ミッチーさんからLINEも届いた。ミッチーらしい、最後の一文「遠隔〜〜ハグ!(濃厚接触ではない)*5にクスッとなる。

そうだ、私達には「遠隔ハグ*6」があるのだ

離れていても心は繋がれる。正直この状況では開催は難しいと思ったが、今は公式の決断を待とうと思った。


3月26日、3公演の延期決定

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そして3月26日、ツアー初日を含む3公演の延期が決定した。この3公演については4月1日に振替日程と場所も決定*7。既に発表されていた日程の後ろにそのまま続く形となった。

「中止」ではなく「延期」となったことに安堵するとともに、この二文字を得るために裏では色々と調整してくれたのだろうな…と思うと頭が下がる思いだった

ツアー日程発表時点では7月11日札幌公演が一番最後だったが、珍しく「ファイナル」とは銘打たれていなかった*8。こうなったらどこが初日でどこがファイナルになるかわからないね、ということで「ファイナルガチャ」「ソウル"ミステリー"トラベラー」と言ってこの状況を逆手に取り楽しもうとするTLが広がっていた。

おうちで、「遠隔」で繋がる4月

4月4日、本来であればツアーが始まっていたはずの日。東京では1日あたりの新規感染者数が初めて100人を超えた。

長女は進級・次女は入園で4月初めの3日間だけ保育園に通ったが、身近なところにも感染者報告が出始めており、平常の生活を送ることが怖くなっていた。3月は保育園側からお願いされて登園自粛したが、むしろ今度は自主的に自粛したいと思うようになっていた。

4月に入ると多くのTV番組にも影響が及び、19日開始予定だったドラマ「半沢直樹」も放送延期となってしまった。久しぶりにとまりん*9が観れる、と楽しみだったのだが残念…。

チケットが取れて喜んでいた1月のことが、かなり昔のように感じる。あれから数ヶ月であっという間に世界の状況は一変し、多くの人の楽しみが奪われてしまった。

なんてことのない平凡な日常が、今はすごく恋しい。


遠隔で「SOUL TRAVELER」

そんなときTLでは「#遠隔SOULTRAVELER」「#妄想SOULTRAVELER」というタグで、ツアーにエア参加する流れができ始めていた。

グッズ待機から入り待ち・出待ちまで、例年TLで見かける感じが皆の妄想力で再現されており、さらには実際のツアーメンバーの方々にも届き、まるで本当に開催されているかのような一体感を感じた。

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4月7日、6公演の延期決定

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政府が7都府県に緊急事態宣言を発令した4月7日、さらに6公演の延期が決定。そこには私が参加する予定だった4/25八王子公演・5/16市川公演も含まれていた。八王子のチケットは届いていたが、収束の気配すらない現状ではさすがに無理だろうなと思っていたし、同行者に妊婦さんがいて心配だったので延期で正直ホッとした。


緊急事態宣言が出てからは周りの状況が変わった。旦那の職場もようやくリモートワークになり、保育園も原則自宅保育で預かりは申請制*10となった。家族4人がほぼ毎日*11家にいる状態となり、実質の籠城生活が始まった。

私は出不精なので外出できないことはさほど苦ではないのだが、目覚めてから寝るまで喋り続けるハイテンションな長女は保育園もダンス教室*12も遊びに行く場所も断たれてしまった。インドアな遊びでやり過ごしているが、この状況には不満なようで「コロナぶっ倒す!」と戦う気満々である。


4月18日、ラジオで「遠隔ハグ」

本来ならば広島公演があったはずの4月18日、ミッチーさんはニッポン放送の特別番組「いま、音楽にできること」にリモートでゲスト出演した。

www.1242.com

このコロナ禍で大きな打撃を受けているエンタメ・音楽業界の首脳陣による鼎談から始まり、内容が内容だけにどんな風に登場するのか少し心配だったが、それは杞憂だった。

「ただいま開店休業中、ミッチーです☆」

重い空気がふわっと明るくなった気がした。「会えなくて寂しい」と今の気持ちを率直に語るミッチー。そして最後はラジオ越しの「遠隔ハグ」まで…25分ほどの出演だったが、現在の声を聴くことができてよかった。


ここで流れたのはニューアルバムからの一曲「Shake me, darlin'」。この歌の主人公は、推しのライブを励みに日々仕事を頑張る人。つまり我々のワンマンショー参加への意気込みを代弁するかのような曲だ。

open.spotify.com

「エンタメは、生きていくためには必要不可欠ではないかもしれないが、幸せになるためには必要不可欠」

そう語り、この曲を流したミッチーさん。聴きながら、コロナが1日でも早く収束し、また笑顔で会える日が来ることを願った。

緊急事態宣言が延長された5月

5月7日、年内の全公演中止決定

しかしそんな願いもむなしく5月7日12時*13、年内の全公演中止が発表された。

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及川光博ワンマンショーツアー2020『SOUL TRAVELER』は開催に向けて準備検討を重ねてまいりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する要請・情報を鑑み、現時点ではお客様の健康と安全を保証できるものではないとの判断に至り、振替公演を含む全公演の開催を来年春以降まで見送らせていただくことといたしました。

チケットは払い戻しになるが、あくまで「年内の開催中止」であって「1年ほどの開催延期」なのだ。「SOUL TRAVELER」ツアーはまだ幻になっていない、そこに救われた。

この発表があった1時間後、コーラスの理枝さんのTweetにも励まされた。

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ミッチーさん本人はもちろん、ツアーメンバー、スタッフ、関係者諸々、苦渋の決断だったことは想像に難くない。悔しいし寂しいけれど、今はとにかく健康に気をつけて、来たるべき日に向けて備えるしかないと思った。


中止決定のあとで

2020年のツアーは中止だが、グッズは販売して欲しい!という声が届いたようで、予告通り5月8日から販売が始まった。

今回は例年より少し多く購入した。こうなったらツアーTシャツを普段着にしちゃうんだから。


また、ご贔屓にしていただいているCROSS FMのラジオ番組「RADIO◎CONNECTOR」でも、中止発表翌日は過去の「キラメキ☆ドレナージュ」のダイジェストを放送。

Season8の「会えない時間が愛育てるのさ…」ってよろしく哀愁的な発言が、今は響くなぁ…


皆で記憶を「絞りだせ」

「RADIO◎CONNECTOR」で「S.D.R.」が流れたことに端を発してか、Twitterでは「#絞りだせSDR」タグが生まれた。

同曲は間奏で即興振付タイムが発生し、毎公演ごとに振付が異なる。それを覚えている限り挙げていこうというタグで、TLは盛り上がった。

行ったことある公演・ない公演、今まで実に様々なバリエーションがあるんだなぁと見ていて面白かったし、自分も覚えているものを投稿して懐かしんだ。「あのときのあのツアーは…」と楽しい思い出を振り返ることが、今の寂しい気持ちをほんのり埋めてくれた。

口角上げて待ち続ける

以上が、この数ヶ月間に起きた「SOUL TRAVELER」中止までの出来事である。

「SOUL TRAVELER 2020」は残念ながら中止となってしまったが、コロナへの不安が無くなり「SOUL TRAVELER 2021」へのリベンジが叶った日には皆で祝杯をあげたい気分だ。

ミッチーさんがよく言う「笑顔でね」「口角上げて」という言葉が、今とても心に響いている。ワンマンショーのない1年は寂しいけれど、いつかまた会える日を信じて待ち続けようと思う。

*1:ここ10年くらいは3月〜7月あたりに開催されることが多い。

*2:武漢市滞在歴のある神奈川県在住の男性。
【厚労省】新型肺炎、国内初の感染者‐30代男性からウイルス検出|薬事日報ウェブサイト

*3:たまたま父母会の係活動があったので、長女次女を連れて何度か保育園に出向くことはあった。

*4:3月24日からエスビー食品「本挽きカレー」のCM、4月6日から農林中金バリューインベストメンツ株式会社「農林中金〈パートナーズ〉おおぶね」のCMが放送開始された。

*5:ミッチー本人はTwitterをしていないが、この文面がTwitterユーザーの間でかなり話題になった。

*6:ステージ上のミッチーと会場のベイベー&男子が一対一で、魂で抱き合う儀式。「遠隔キス」「遠隔ハイタッチ」「遠隔アーチェリー」「遠隔こいつぅ」など派生も多数。

*7:4/4三郷→7/23三茶、4/11神戸→8/9神戸、4/18広島→8/15広島

*8:ツアーグッズに印字された日程を見るに、おそらく7/23・24人見記念講堂がファイナル2Daysとして用意されていたものと思われる。

*9:ミッチーは渡真利忍役で出演。前作からの続投。

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*10:両親ともに出勤など、どうしても都合がつかない場合のみ申請できる。ちなみにこの非常事態においては、在宅勤務は「保育できる」とみなされてしまうため預かり不可。

*11:旦那は週1~2くらいで出勤日があるため、完全リモートとはならなかった

*12:後日オンラインレッスンが開校したので、体を動かすことはできるようになった。

*13:公式のTweetは添付画像の不備で一度削除され、後から投稿し直されているため時間がズレている