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ヲタクなワーママのゆるゆる雑記ブログ

保育園の卒対LINEをSlackに移行しようとして失敗した話(前編)

はじめに︰
タイトルからもわかる通りこれは「失敗談」です。

思いのほか壁は高かった…

卒対のやりとりをSlackでやろうとするに至った経緯をまとめます。

そもそも卒対とは

卒対とは「策本部」の略だそうで(←調べた)、保育園の年長組の親たちが担う重要な役割です。

卒園アルバム作りや記念品発注、謝恩会企画など限られた期間で様々なことを決めないといけません。

長女の園ではクラスの過半数以上が卒対になり、私もまたその1人でした。メンバーが決まった段階で卒対グループLINEが作られ、やりとりは隔月の集まりとグループLINEで行われることになりました。

Slack導入を考えたきっかけ

複数の話題が同時に行き交い、遡って読むのがつらい

グループLINEは毎日のようにやりとりが走っているわけではありません。ですが、たまに見ると未読が一気に60件くらいたまっていることも。。しかもその中で議題と議論が多岐にわたっていると、後から遡って読むときに地味に労力を使います。

プロジェクト管理ツールなど当然無く、全てはこのグループLINEのやりとりだけが頼り。このリプライはどの議題に対するものか、何が決まって何が決まっていないのか、仕事で疲れた頭には一つ一つ読み解くのが地味にきついのです。。むしろなんで皆平気なのだろう…

せめて、せめて話題ごとにチャンネル分けてほしい…と思っていました。もしSlackなら「#記念品」「#アルバム」とかかな…なんて妄想しつつ。

緊急事態宣言の中、直接集まれなくなった

年明け以降のメインタスクとなる卒アル作成。本格的に始動する前に、二度目の緊急事態宣言が発令されました。

市内の集会所も閉鎖され、気軽に集まれない今。アルバム作成もネット上のやりとりが主になるはずで、今後ますます活発化するのは確実。6月くらいまで活動は続きますが、今でさえグループLINEのこの状況がつらいので、移行するならこのタイミングしかないと思いました。

リーダーとペア作業をする機会があった

卒アル作成はページ数が多いので卒対全員で手分けして作ります。その作成ペアが発表され、私は偶然リーダーと組むことになりました。

いきなりグループ内で「Slackしませんか」と言うのは抵抗がありましたが、リーダーとのペア作業で使うならいけるかな…と思い、試しに提案してみようと思ったのでした。

なぜSlackにしたいのか

絶対訊かれるだろうと思って、自分なりに理由を考えてみることに。

組織の専用ワークスペースとして独立させたい

LINEは友人やら企業アカウントやらニュースやら色々ごった煮です。日頃から頻繁にやりとりするような相手もいない*1ので、私にとっては専らニュースやキャンペーン情報を受け取る程度の用途。時間のあるときに見ればいいような重要性・緊急性の低いものです。

一方で、卒対の仕事ってそれだけで一大プロジェクトなわけです。たくさんのタスクをメンバーで協力して成し遂げるために色々なやりとりが発生し、緊急性はともかく重要性が高いものになります。

なので、それらがごちゃまぜに並んでいるとどうにも気持ち悪いのです。あくまで卒対という組織内のワークスペースは独立させたい。Slackの通知が来た=卒対で何か動きがあった、という図式ができればキャッチアップも早くできそうだなと思ったのでした。

「了解です」に通知はいらない

LINEあるあるだと思うんですが、リーダーの発言に対して「了解です」というスタンプがぞろぞろ続くこと、ありますよね。

10人がそれをやると一気に「未読10」になります。なんか来たと思って見たら「了解です」オンパレードだとちょっとうんざりします。。そして自分の手持ちスタンプに無難なものがなかったりすると、そのまま既読無視なんてことも…

twitter.com

最近はリーダーが「※返信不要です」と添えてくださるので解消されていますが、Slackのリアクションなら通知せずに了解の意を伝えられるのにな…と思うのでした。

リーダーがメンバーの状況を把握しやすい

現在、卒対グループLINEには

  • 卒対全体
  • ○○係

の2種類があり、アルバム作成のペア作業はおそらくDMで行われると思われます。

リーダーからしてみると、自分以外の係やペアであっても連絡や進捗把握のために全てのグループ・DMに参加しなければならず、煩雑になりそうです。

Slackなら、パブリックチャンネルであれば参加してなくても閲覧可能なので、普段は対象メンバーのみ参加して連絡が必要なときにだけリーダーが参加→抜ける、といった使い方もできるでしょう。

スマホでもパソコンでも確認したい

アルバムのページ作成はスマホよりパソコンの方が作業しやすいので、そのままパソコンでやりとりしたくなります。Slackならパソコンでもスマホでもシームレスに使えるし、時と場合に応じて使い分けがしやすいです。

まぁ、LINEのパソコン版もあるんですけどね。あの派手な配色でいかにもLINEしてます!って感じはあまり好きじゃないというか…(好みの問題かよ)

仕事も家庭もコミュニティも全部Slackで、タブ切り替えでやってるので、そこに組み込めたら楽だなぁと思いました(自己都合)。

途中参加者や後任者に履歴を残せる

グループLINEだと、途中参加者はそれ以前のやりとりを見ることができません。後から加わったメンバーが履歴を知りたい場合、他のメンバーがトーク履歴を取得・コピペするなど何らかのフォローが必要になります。

Slackならばチャンネルに途中参加してもそれまでのやりとりは遡れるので、そのへんの手間はかかりません。

また、グループLINEは一度抜けると再招待されない限り戻ることができません(しかも履歴は見れなくなる)が、Slackは必要に応じてチャンネルに参加したり抜けたりできます。もちろんチャンネルのやりとりは遡って見れます。

仮に次の代の卒対に「昨年どんな感じにやりましたか?」と訊かれたときも、ワークスペースが残っていれば何かの役には立てるんじゃないかな…と思うのです。

なんとなく、LINEはみんなの個人スマホ内で完結してしまってノウハウが共有されない印象です。

勢いでワークスペース作成

twitter.com

そんなわけで、勢いで作ってしまったSlackのワークスペース。

早速打診してみることにしました。

後編へ続きます。

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*1:LINEは実家義実家とたまにやりとりする程度です。旦那とはSlackです。
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