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よりパワーアップした"再演"︰スタリラ朗読劇「ロイヤルリテイナー」感想

4月2日に開催された「少女☆歌劇レヴュースタァライト -Re LIVE- Reading Theatre 第3弾『ロイヤルリテイナー』」を観た。

イベストとも一味違う、生き生きとしたリテイナーたちの生きざまがカッコよかった。

少女☆歌劇レヴュースタァライト -Re LIVE- Reading Theatre 第3弾「ロイヤルリテイナー」

revuestarlight.com

開催概要

開催期間2023年4月1日 14:00/18:00
2023年4月2日 13:00/17:00
場所科学技術館 サイエンスホール
チケット7500円
配信:3500円
脚本江嵜大兄
演出江嵜大兄
出演者
(敬称略)
4/1︰野本ほたる 尾崎由香 竹内夢 工藤晴香 倉知玲鳳
4/2︰野本ほたる 尾崎由香 竹内夢 遠野ひかる 工藤晴香
楽器演奏︰furani 宮崎大介 中村哲也
感想ハッシュタグネタバレ有︰#ロイリテ討ち入り
ネタバレ無︰#スタリラ朗読劇

4/2夜公演(千秋楽)は朗読劇60分、アフタートーク35分。休憩15分。

朗読劇シリーズ化第3弾

第3弾はシークフェルトのエーデルたちによる朗読劇。演目はスタリラで2022年2月28日〜3月13日まで開催されたイベント「ロイヤルリテイナー」を元にしたストーリー。スタリラのイベストが舞台で上演されるのはこれが初めてとのこと。

イベスト「ロイヤルリテイナー」

エーデル5人により好評を博した戯曲「ロイヤルリテイナー」。再演にあたり、劇作家の久遠が文と栞をダブルキャストに置き…というストーリーなので、時系列としてはイベストよりも後ということになる。

初日は元エーデルの文、2日目は現エーデルの栞がホリィ・テイカーを演じる。初日は予定があって観に行けなかったが、配信で後から鑑賞した。

復刻イベントと過去作無料配信

朗読劇開催を記念して、スタリラでは3月28日から復刻イベント「ロイヤルリテイナー revival」が始まっている。初日に回したガチャで前回取りそこねたクラウス晶が来てくれたのでとても嬉しかった。

イベント特効キャラきたー

また、朗読劇や舞台の過去作がYouTubeで3日間限定で無料配信された。私はシリーズ化前の作品「新訳 ロミオ&ジュリエット」を見たことがなかったので、この機会に見れてよかった。

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会場・座席について

科学技術館サイエンスホール

今回の会場は科学技術館 サイエンスホール。

科学技術館は子供の頃に数回来たことがあったが、地下2階にこのような劇場があるのは知らなかった。座席に折りたたみ式の小机がついている、珍しい感じの客席だった。

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小さめだが物販コーナーもあり、トレーディング缶バッジや前作「追奏」の複製台本などが売られていた。これらは予めネットで購入済だったが、その場でDelightの晶アクスタを衝動買いしたw

千鳥ヶ淵も桜が満開

時期的に桜の見頃であり、近隣の千鳥ヶ淵はお花見にもってこいであった。

歴史に疎い私は、今回なぜいつもの飛行船シアターじゃないのだろう?と思っていたのだが、道すがら調べて気づいた。忠臣蔵ゆかりの地、刃傷事件が起きた松の大廊下跡地が近いからだ…と。

せっかくなので、公演前に松の大廊下跡へ足を伸ばしてみた。北桔橋門から徒歩で約10分ほど。そこにひっそりと碑があった。また、本丸跡近くでは江戸城天守の復元模型が展示されていた。

松の大廊下跡を見てきた

スタリラ朗読劇(2日目夜公演)の感想

まずビジュアルについて。この朗読劇のために作られた衣装がほんと良すぎて…のっさんの白いパンツスタイルがカッコいい…みんな言ってたけどこの衣装のグッズ化希望…

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あまり忠臣蔵詳しくないので後から気づいたのだが、マントの模様やボタンのモチーフにも赤穂浪士の装束を思わせるものがあった。

再演ならではのアレンジ

ストーリー展開はイベストそのままではなく、朗読劇なりのアレンジもされていた。話の大筋は共通しているが、ところどころ違う展開を見せているのでその違いをみつけるのも楽しかった。

若き軍人ホリィ

「ホリィ・テイカー、推して参るっ!」

冒頭、ホリィのセリフを練習する栞にぐっと惹き込まれる。ここもイベストにはなかったシーンだ。栞は本当に役の幅が広がったよなぁ…普段の栞が出さないような、雄々しい声がカッコいい。

クラウスがホリィに餞別のワインを渡すくだりも、イベストよりさらにドラマチックになっていた。討ち入りしないことを伝えられたホリィの「誇りを失って生きる人生に、何の価値がありますか!」という叫びも沁みた。

ケインとティアのシーンもよかった

ところでイベストではセリフのみの記述となっていたティア役はどうなるのだろう?さすがに出ないことはないよな…と密かに気になっていたのだが、これは栞の二役だった。ホリィが一度捌けたあと、衣装を変えて再登場。栞ティアは守ってあげたくなるような、健気な女性像を表現していた。

栞がホリィとティアを兼ねることで、ケインをホリィが救うシーンがさらにエモく感じる。

イベスト以上の迫力

フーくんの激昂は大迫力だった

どこをとっても迫力がすごかった。筆頭はゆメイファン演じる鬼少尉フー・カズィ。イベストでもすごい剣幕で昼行灯クラウスに掴みかかるのだが、舞台上でも血圧大丈夫かってくらい燃えていた。夢ちゃん流石である。

開演前のメイファンは、朗読劇が配信されていることを知って慌てたり妙にカメラ目線でかしこまったりと安定のコメディリリーフぶりを見せていたが、フーになると一転。アーサーへの忠誠心が強く、叫んだり怒ったり大泣きしたりと激し目の演技で圧倒されっぱなしだった。

冒頭の模擬演習シーンも好きだった。イベスト以上に熱く、ヨシュアの凛々しい声も響き渡っていた。Delightのときも思ったけど、ミチルの男役声好きだな…

昼行灯に見せかけて、裏ではヨシュアと慎重に討ち入りの計画を立てていたクラウス。いよいよ舞台が整って、いざ出陣というときに高らかに宣言するクラウスがめちゃくちゃカッコいい。てか討ち入りのシーン全部たまらん…途中参加するホリィのくだりもアツい。

イベストにはキラの台詞があった

ついにキラをみつけ、表に引きずり出したクラウス。イベストではキラのセリフもあったが、ここではあえて廃したのだろう。「貴様も帝国軍人なら、最期まで抗ってみせろ!!」と叫ぶクラウス、激しく剣が交わる音、少ししてドサッと倒れる音。これだけで、クラウスが悲願の仇討ちを果たした場面が目に浮かんだ。

アフタートークとエバラス初披露

朗読劇のもう一つの楽しみ、アフタートーク。やっぱりエーデルのアフトも安定のワチャワチャだったw

バンドメンバーの皆さんをアフトに呼んじゃおう!という流れで3人登場。しかもあのシーンの音楽聞きたい!とか口々に言ってたらホントにやってもらえて、配役を変えてシーン再現という我々にも美味しい展開に!

ホリィがケインを助ける場面の音のタイミングがぴったりで、その再現をやる一同。のっさんたちがステージ降りて観客と一緒に眺めてるしw

ラストの墓参りシーンの音楽も素敵で…と言ったら演奏してくれて、感激のあまり「安らかに眠るしかないじゃん〜!」と言ってたのが面白かったw

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サプライズ抽選会で「ほ」列と出たときのっさんが「ほたるのほ!」と言ったのに対して「ホリィのホ!」と張り合ってるとのぴー。なんだこの2人w

そしてエーデル5人で初歌唱となる「Everlasting Show to the SHOW!」を披露。途中で2人ないし3人がステージを降りて通路両脇でファンサしてくれた。やっぱ夢ちゃんの歌ウマが光るねぇ…

最後に1人ずつ挨拶。夢ちゃんはその名の通り、エーデルたちと叶えたい夢を熱く語っていた。のっさんも座長として凛明館やフロンティア、そして青嵐のことにも触れていた。そうそう、まだまだ観たい舞台が色々あるよね。

朗読劇第4弾開催が発表されたけど、今度は凛明館だったりするのかな…?

スタリラ朗読劇(1日目昼公演・配信)の感想

初日の文バージョンは配信で。やっぱDelightでも思ったが文と晶の関係ってホント好きだなぁと。これはスタリラやってるときはそこまで意識したことなかったけど、舞台を観てから強く感じるようになった。晶も文も、のっさんと倉知さんが動いてるのを見てから好きになったのよね…

アフトで皆がちょっとポン酢(ゼウスの仲裁)歌いだしてたの面白かったw

文ホリィと文ティア

2日目のアフトでも言っていたが、

  • 文ティア→ケインより年上
  • 栞ティア→ケインより年下

なんだなぁというのがよくわかる。文のティアは栞ティアとも違う、お姉さん感に溢れていてこれもまた良い。ケインの台詞はほとんど同じなのに、ケインの雰囲気さえも微妙に変わっている。文ティアに対するケインは年下男子って感じで可愛い。

また、ホリィも一部台詞が変わっている。特にアーサーの墓前での台詞、栞ホリィの「早く年を取りたい」のくだりも「私は強くなりたい。もっともっと強くなって昇進して、この国を変えたい」に変わっていた。

クラウスの手紙シーン、ホリィの「じゃどうして!」の言い方すらも両者の違いが垣間見えて面白かった。

文と晶のやりとり

開演前、少し後から合流した文は皆に温かく迎えられ、シークフェルトの舞台に立たせてくれたことを晶に感謝する。晶はすぐさま「それは久遠先生が…」と小声で言うが、なんかこの照れ隠しなのかなんなのか不器用な感じが晶らしいw

かつてシークフェルトにいた文が、こうしてまた晶と同じ舞台に立てたのは感慨深い。終演後のやりとりも、最後は文と晶2人の会話で終わる。

晶「次に会うときは、よきライバルとして」

文「ええ、凛明館も負けてないわよ」

晶「望むところだ」

2日目の栞バージョンでは終演後に文からのメッセージが届き、それを読んだ5人がさらなる高みを目指す形で締めくくられる。それぞれいい終わり方なのだが、この文・晶の戦友感が深まる感じがたまらなかった。

まとめ

イベストでも好きだった「ロイヤルリテイナー」が朗読劇として、こんなにパワフルで情熱的なステージとなったことは本当に嬉しかった。衣装も音楽もそしてキャストの熱演もすごく、良いモノを観れてよかった。

エーデルの次の予定は現状ないらしいが、この5人をまたステージで観たいなぁ。早くもエーデルロスになっている…

▶第4弾

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