東京ソラマチで開催しているカードキャプターさくら展、楽しかったけれど噂通りフォトスポットしかなく少々物足りなさを感じた。
アニメ カードキャプターさくら25周年記念展
開催概要
会期 | 2024年1月8日〜2024年2月4日 10:00〜20:00 大阪、福岡でも開催予定あり |
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場所 | 東京ソラマチ®5階スペース634 |
チケット | 一般︰1500円(当日1800円) 中高生︰1200円(当日1500円) 小学生︰800円(当日1000円) グッズ付き︰2500円(当日2800円) |
公式X | @CCS_anime25 |
アニメ25周年の節目に開催
いつの間にか四半世紀経ってしまっていたCCさくら。クロウカード編は1998年放送だったのだ。
- クロウカード編︰
- 1998年4月7日〜12月29日(35話)
- 1999年4月6日〜6月22日(11話)
- さくらカード編︰
- 1999年9月7日〜2000年3月21日(24話)
- クリアカード編︰
- 2018年1月7日〜6月10日(22話)
クリアカード編のアニメはまだ原作の途中までしか放送されていない。2期来るのはいつですかね…?
CCさくら展参加レポ
この先展示についてのネタバレがあります
実はまだ原作単行本を読み終えていない私。でも本展は「アニメ」と銘打っているので、行っても原作ネタバレの心配は無いだろうと思った。
一方で、初日組のポストから「フォトスポットが多い」「原画・設定画などは無い」という前情報を得ていた。アニメ作品の展覧会で原画・設定画を見るのも好きなので、それが無いと知り行くかどうか正直迷ったのだが、ちょうどソラマチでは「キボウノチカラ〜オトナプリキュア'23〜カフェ」を開催していたこともあり、軽い気持ちで見てみることにした。
クロウカード編のさくらちゃんと同じ9歳の長女を連れ、写真を撮ることをメインで楽しんだ。
東京会場見取り図
中は大体こんな感じ。丸の部分がフォトスポットである。
受付で来場者特典のポストカードを受け取る。3種のうち2種をゲット。
展示について
まずは長い廊下を進んでいく。両サイドにはアニメの場面写が点々と飾られている。一つ一つはとても小さい。
始まりの部屋
突き当たりを曲がって黄色い壁の部屋で待たされたあと、入った先はさくらの父・藤隆の書庫。奥へ進むと本棚の中に【THE CLOW】と書かれた光る本があった。クロウカード編1話の再現である。
ケロちゃんとの出会いの映像を見たあと、次の部屋に進む。グッズ付チケット購入者はこの部屋を出るときに特典を受け取る。特典はクロウカードブックと封印の鍵を模したネックレスなので、受付ではなくこの部屋で受け取ることに意味があるのだろう。なかなか粋である。
クロウカード編・さくらカード編
まずはクロウカード編フォトスポット。
私だと映えないので、長女に封印の杖を持ってもらった。ちなみにこの魔法陣は自動で色々な色に光る。
そこを抜けると大量のクロウカードとご対面。正面から撮るとどうしても自分や他のお客さんが映り込むので、全体を綺麗に撮ることは至難の業である。
この後ろ側はさくらカード編のパネルとOP映像が流れている程度で、さくらカードの展示はなかった。
クロウ、そしてエリオル&スピネル&ルビーの描かれた壁*1の先にはさくらカード編のフォトスポットがある。ここには星の杖が置かれていた。
ケロちゃんにおまかせ!
そして、さくらの衣装パネルがズラリと並ぶ「ケロちゃんにおまかせ!」のコーナー。クロウカード編の初々しいものから、クリアカード編の大人びたものまでが一堂に会する。
「ケロちゃんにおまかせ!」はアニメ本編後に入るミニコーナーで、主にさくらのバトルコスチューム解説が行われていた。なのでこの展示でもパネルの近くに解説があるのだが、結構目立たずひっそり添えられている。
クリアカード編
そして突如現れる桜の部屋。これはクリアカード編1話の再現だろうか。もしかすると、仲睦まじく歩くさくらと小狼を影からそっと見守る知世ちゃん気分になれるスポットなのかも…w
そして最後のフォトスポットは、クリアカード風のキャラクターパネルが並ぶ部屋だった。クリアカード編から登場するモモ&秋穂&海人もいる。ここには夢の杖が置かれていた。
物販手前の小部屋には、スクリーンにぼんやり映し出されたローブの人物がいた。ピントが合ったりぼやけたり、さくらが見た夢の中の再現なのだろう。
物販について
初日はグッズ争奪戦で完売したものも多数あったらしい。
特にこのブローチが人気ですぐ無くなったそうだ。確かにこれは可愛い…
— アニメ CCさくら25周年記念展 (@CCS_anime25) 2024年1月8日twitter.com
色々なグッズがあったが、クロウカード・さくらカード・クリアカードのステッカーは購買欲をくすぐられた。特にクロウカードとさくらカードはそれぞれ大きな本の形でディスプレイされており、かなり目立っていた。
また、本展のショッパーも売っていた。ババーンとさくらちゃんがプリントされているド派手なショッパー。会場外のソラマチの各店舗でもこのショッパーを持って歩く人が多数観測された。
全体の所感
可愛いのだけれど、値段の割には物足りなかったなというのが率直な感想である。
ほとんど同じ値段ながら、2018年に六本木ヒルズで開催されたさくら展はとても満足感の高いものだったので、どうしてもそこ基準になってしまい見劣りしてしまう。
展覧会に何を求めるかは人それぞれだと思うが、個人的にはフォトスポットはあくまでオマケであり、むしろアニメ制作にまつわる資料(原画、絵コンテ、アフレコ台本、設定画など)やテキスト展示(年表のようなもの)などが欲しいタイプなので正直拍子抜けしてしまった。
今回はフォトスポットしかない、という事前情報を得ていたので子供を連れてそれなりに楽しめたものの、そうでなかったら行かなかったかなぁと思った。
*1:ここに限らずだが、人が多くて全体を綺麗に撮れなかった