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ヲタクなワーママのゆるゆる雑記ブログ

「 私を構成する5つのマンガ 」についてもう少し語りたい

3月23日頃から「#私を構成する5つのマンガ」というタグのついたTweetが目立ち始めました(後にトレンド入り)。

これはマンガ情報サイト「アル」が提供した機能で、5つのマンガを選ぶと画像が生成され、それをSNSでシェアすることができます。

alu.jp

で、私もこんなTweetをしたわけですが

twitter.com

これについてもう少し語りたくなったので、色々と自分語りをさせてくださいw

そもそも「私を構成する」とは?

「私を構成するマンガ」であって、「私の好きなマンガ」じゃないんですよね。

まぁほぼ同義なのでしょうが「好き」ではなく「構成」とする以上、なんとなく自分の人生観に多大な影響を与えたとか、自らの血肉となったとか、そういう「自分のルーツに強く関与した」意味合いを感じます

そういう観点で考えると、5作品の選出はかなり悩みました。それでもやはり「単に好き」と「私を構成する」の境界は曖昧で、いや曖昧でいいんだろうけど、まぁこんなもんかな…といった感じです。

私を構成するマンガたち

あくまで「マンガ」を対象とします。「アニメ」から影響を受けたもの(例えば「少女革命ウテナ」などの幾原邦彦作品)はここでは除外します。

  • 富所和子「ないしょのココナッツ」(1993年)
  • 武内直子「美少女戦士セーラームーン」(1992年〜1997年)
  • 野村あきこ「プライベートアイズ」(1995年〜1996年)
  • CLAMP「カードキャプターさくら」(1996年〜2000年)
  • 大場つぐみ/小畑健「DEATH NOTE」(2003年〜2006年)

セーラームーン連載当時の「なかよし」をめっちゃ読んでました。私の思春期はほとんど「なかよし」作品で占められた*1といっても過言ではありません。

富所和子「ないしょのココナッツ」

1993年頃に学年誌「小学三年生」で連載されていた作品。これはまさしく私のルーツともいえる作品です。

私は「小学一年生」から「小学六年生」まで購読していたのですが、この「ないしょのココナッツ」は自分の中で一番のヒット作でした。連載終了後は各号のページを切り離し、でかいホチキスで留めて、大事に引き出しの中に保管していました(ちなみに現在も所持しています)。

当時の夢は漫画家だったのですが、この作品が漫画家を目指したいと思う一つのきっかけでした。

ストーリーは男女入れ替わり*2のラブコメ。ひょんなことから、クシャミするとお互いの魂が入れ替わってしまった(しかもキスすると元に戻る)というドタバタ劇がなんとも痛快で、2人に次々と迫りくるピンチに毎回ハラハラしながら読んでいましたw

香子(ココ)と入れ替わったあと、持ち前のセンスと運動神経を発揮して上手くやっていく夏樹(ナッツ)がすごく好きでした。

武内直子「美少女戦士セーラームーン」

そして小学校低学年で出会い、今もずっと愛し続けているのがセーラームーン。

1992年の連載開始当初から読んでいたものの、厳密に言えばアニメ無印最終話付近(1993年2月)から本格的に読み始めるようになりました。

www.yururito.net

作品内容についてはもはや説明するまでもないですが、「変身して戦う女の子」「前世からの因縁・ロマンス」「惑星/神話/鉱物モチーフ」といった数々の要素は、当時漫画家志望だった私に多大な影響を与えました。当時の画風もほぼ真似になっていた気がします(武内先生とは雲泥の差だけども。。)。

野村あきこ「プライベートアイズ」

1995〜1996年に「なかよし」で連載されていた作品。いわゆる学園ミステリーもので、連載途中からハマって単行本で履修しました。

まず、全寮制の女子校に通う主人公・里花のルームメイト・時緒は女装男子だった!という設定が最高。「ないしょのココナッツ」で"女子の姿をした男子"に仄かに抱いていた好意が、この作品と出会って爆発しましたw

時緒が女装しているのは実は潜入捜査のためなのですが、まんざらでもない感じなのがよく、里花との距離感や時折見せる男っぽさになんだかドキドキしてしまうのです…。「里花ちゃん」って呼ぶ時緒が好きでした。

私は当時オリジナルの創作漫画を描くのが密かな趣味だったのですが、主人公にしていた「女性の姿をまとう異世界の少年」はこの作品の影響によるところが大きいですw

CLAMP「カードキャプターさくら」

前作「魔法騎士レイアース」も熱心に読んでいたのですが、個人的にはCCさくらの方がより大きな影響を受けたと感じています。

バラバラに飛び散ったクロウカードを集めるべくカードキャプターとなったさくら。「実体化したカードをみつけて封印」というバトル要素がある一方で、さくらをはじめ皆が優しい世界観を醸し出しているのもこの作品の魅力です。

さくらと小狼、さくらと知世、桃矢と雪兎、藤隆と撫子…色々な登場人物たちがそれぞれ多様な「好き」の形を持っており、それがごく自然に存在しています。

大場つぐみ/小畑健「DEATH NOTE」

他の4つと時代が離れますが、「DEATH NOTE」を初めて読んだときかなりの衝撃を受けました。

死のノートをめぐる、天才VS天才の頭脳戦。凡人の私は月とLの凄さに圧倒されるとともに、このようなシナリオを作れるって凄いな…と感嘆したものでした。

その他影響を受けた作品

5つの中には入れませんでしたが、自分にとって多かれ少なかれ影響を受けた作品は他にもあります。その一部を紹介します。

  • 立川恵「夢幻伝説タカマガハラ」(1997年〜1999年)
  • 種村有菜「神風怪盗ジャンヌ」(1998年〜2000年)
  • 梅澤春人「無頼男-ブレーメン-」(2000年〜2001年)
  • うすた京介「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!マサルさん」(1995年〜1997年)

「なかよし」で連載、「怪盗セイント・テール」の次に描かれた作品。日本神話をモチーフにした冒険ファンタジーです。

「りぼん」で連載。アニメ化もされた種村先生の代表作。なかよし派の私がりぼんを時々読んでいたのはジャンヌ目当て。後半のフィンのくだりはびっくりしました。

「少年ジャンプ」で連載。「BOY」の次に描かれた作品。ロックバンドを結成していく若者たちの物語(バイオレンスあり)です。

「少年ジャンプ」で連載。当時中学校でめちゃくちゃ流行っており、流れに乗って読んでハマりましたwのちにアニメ化もされています(PENICILLIN「ロマンス」を聞くと条件反射で思い出す)。

まとめ

というわけで、「私を構成する5つのマンガ」を紹介しました。思い返すとほとんどが小学生~高校生の頃に読んだ作品。思春期に出会った漫画は影響が大きいなぁと思いました。

*1:当時の購読率は「なかよし」7割/「りぼん」1割/「少年ジャンプ」2割な感じでした。

*2:連載当時はアニメ「らんま1/2」や観月ありさ主演のドラマ「放課後」など、性別転換ものが他にも流行っていたように思います。