いつもの友達と公園に遊びに行った長女。帰ってくるとお菓子を入れた袋を持っており、たまたま持ってた自分の財布で買ったという。しかも他の友達2人の分まで買っていた…その総額7700円!!😱
— みるく(💉②済) 👧6歳👶1歳 (@3865oiseau_bleu) 2021年9月15日
よりによって電池切れでGPS持たせなかった日に限って、予定外の場所へあちこち行っていたことが発覚…
小1長女がやらかした、コンビニお菓子爆買い事件。
色々な偶然が重なって起きてしまいました。。事の顛末をまとめます。
事件発覚
仲良しの友達(Aちゃん・Bちゃん)といつものように公園に遊びに行った長女。夕方に帰ってきたとき、「たまたまかばんに財布が入っていて、コンビニでお菓子を買った」と言う。
自分のお小遣いが入った財布だったので初めは「へぇ〜そうなんだ」くらいにしか思っていなかったのだが、「お金を持っていたのが自分しかいなかったので友達の分も払った」という発言を聞いて、えっ?となる。
お金をあとで返す話とか、それぞれがいくら使ったか確認し合ったりしたか?と訊くと、全くしていないとのこと。それなのに本人は満足そうで、あっけらかんとしているのだ。。
物品押収
嫌な予感がしてレシートを出させる。幸いレシートは3枚持ち帰って来ていた。
しかし、その額面を見てのけぞりそうになった。
ご、5400円…?!
"もらった"という感覚
レシートの額面に打ちのめされつつ、次女のお迎えがあったのでいったん保育園に向かった。
Aちゃんは保育園時代からの友達なので連絡先を知っている。連絡しようとすると、ちょうどAちゃんママからメッセージが来ていた。
「娘がぬいぐるみ2個もらったと言って帰ってきたのですが、さすがにもらえないのでお支払いします!」
末恐ろしい。子供同士の感覚では「もらった」なのだ…。他人の金を使って支払ったから、自分で買った実感はないのだろう。。
このぬいぐるみというのが「鬼滅の刃 ふわころりん」。手のひらサイズだがお値段1個880円!子供たちはこれを5個も買っていた。額面がとんでもないことになっていたのはこれが原因だった。長女が持っていたのは1個で、残り4個は2人が持ち帰っていた。
足りないレシートの存在
帰宅後、持っていた3枚のレシートと長女が持ち帰った物品とを確認する。
既に食べて手元にないものもあるので、長女に誰がどれを買ったのか訊いていった。ぬいぐるみだけではなく、お菓子もたくさん買っていた。
が、そこでレシートに記載のない物品が多いことに気づく。
これは最低でももう1枚レシートがあるのでは…??そう確信した私は、コンビニに電話をした。
3枚のレシートのうち、1枚は15時台、2枚は17時台になっていた。長女の聞き取りから15時台にもう1枚あると予想し、データを照会してもらうとビンゴ。持っている物品とデータとが合致したのだ。第4のレシート*1を、そのコンビニへ受け取りに行った。
4枚のレシート、35点購入で合計金額7700円…
目眩がした。
金銭感覚ゼロの子達は、自分たちがいくら買い込んだかもわかっていない。他人のお金を使うことに・自分のお金が使われることに、なんの躊躇いも後悔も感じていなかった。
長女はお金の勘定ができず、まだ買い物を1人きりですることができない。いつもならば親同伴の時しか財布を持たないのだが、この日はたまたま持ち出したカバンの中に財布が入っていた*2。遊んでいる途中で財布の存在に気づいたと言う。
つまり、2人のどちらかが長女に代わって財布から足りる金額を出すなどのサポートをしていたと推測。そもそも公園で遊ぶと言って出て行ったのに、徒歩15分以上も離れた遠くのコンビニまで行くに至った経緯がわからず、そのあたりを長女に尋問することにした。
事情聴取
取り調べは入念に行われた。
よりによっていつも持たせているGPSが登校中に電池切れしてしまい、この日に限ってGPSなしで遊びに行かせてしまった。なので細かい足取りがわからない。長女に訊くしか術がなかった。
旦那が帰ってくる前にも色々訊いたが、的外れな答が返ってきたり、話が二転三転して何が本当なのかわからない。なんとか聞き出したことには、Bちゃんがコンビニ行きたいと言う→長女が財布持っていると言う→コンビニへ向かう、という流れだったらしい*3。
旦那の取り調べ
そして、帰宅した旦那による取り調べで、さらに細かい行動履歴が明らかになった。
- 3人で公園で遊ぶ
- 3人でコンビニへ行く(お菓子爆買い)
- アイスを食べ歩きしながら公園に戻って遊ぶ
- 別の公園へ行って遊び、レジャーシートを敷いてお菓子を食べる
- Bちゃんが先に帰る
- 長女だけ自販機でジュースを買う
- 2人で再度同じコンビニへ行く。保育園の先生に偶然会う。
- 解散、帰宅
さぞや楽しい1日だったことだろう…まさかこうして後でみっちり怒られるとは、このときの長女は夢にも思わなかっただろう。
しかし行動範囲が思った以上に広くて驚いた。普段同じメンバーで公園遊びをする際はずっと公園内にとどまっていたし、せいぜい近くのAちゃん宅までくらいしか行かなかったのだ。GPSを持たせなかったこの日に限って、ずいぶん遠くまで行き来していたのだった。結果的に何事もなくてよかったけれど、足取りを聞いて少しヒヤッとした。。
捜査
4枚のレシートに書かれた物品はそれぞれ誰が持ち帰ったものなのか、大捜査が始まった。
Aちゃんママと私とで、お互い子供にヒアリングしながら物品一覧表を埋めていった。
しかしBちゃんの分がほとんど埋まっていない。残念なことに、Bちゃんママの連絡先や住所は2人共知らなかった。
仕方がないので連絡帳に一連の状況を書いてみたところ、翌日早速学校が動いてくれた。3人を別室に呼び出し、教育指導とともに持ち帰った物品のヒアリングまでしてくれていた。Bちゃんの連絡先も判明し、その日のうちに連絡がついた。
こうして長女の証言・学校のヒアリング・Aちゃんママの証言・Bちゃんママの証言が集まり、物品一覧表は無事に全部の内訳が判明*4した。精算金額もわかり、2人ともすぐに返金に来てもらえた。事件発生から2日でのスピード解決となった。
反省と今後の対策
いくつもの偶然が重なり、今回の事件が起きてしまった。
- 普段は持たせていない財布が、たまたまカバンの中に入っていた
- いつも持たせているGPSが電池切れで使えなかった
- 1人では行けないコンビニに、友達となら行けてしまった
- 他人のお金を使うこと・自分のお金が使われることに誰も疑問をもたなかった
金銭感覚の欠如
長女は私立ち会いのもとで買い物を数回したことがあるが、いくら払えばいいかを自分で判断することはできていない。
金額の大小もよくわかっておらず、紙幣を出してお釣りが硬貨で返ってくると「お金が増えた」と思っている有様である。
そんな長女が、まさか親のいないところで勝手にお金を使う(使われる)なんて思いもしなかったので、今回のケースは盲点だった。
長女が「友達の分も買った」と正直に言ってくれなかったら、この事件は明るみにならなかったのだと思うとゾッとした。
お金の貸し借り・奢り奢られをしないこと、適切にお金を使うことや、何がどのくらいの金額で…、というのは今後も逐一教えていかないといけないな…と感じた。
杜撰な財布の管理
それに、長女の財布をきちんと管理していなかった我々にも責任がある。
財布にはお年玉などで長女が受け取ったお金を全部そのまま入れていた。小1が持つには高すぎる、結構それなりの金額が入っていたのだ。
長女用の口座を開設しないと…と常々思っていながらずっと後回しにしていたので、今回の事件を機に口座開設した。
そして財布には最低限の金額しか入れず、保管も長女任せにせず親の方ですることにした。
まとめ
まさか小1でこんなことをしでかすとは思いもしなかった。金銭感覚のない子たちが買い物するとこうなるのか…という実態に驚いた。
これから小学生になるお子さんには
- 子供の財布は親が保管する
- 財布には必要最低限の金額しか入れない
- お金に関する指導を日頃からしておく(貸し借りなど)
といった対策をしておくといいと思う。
ちなみに今回の件で長女は半月間のゲーム・YouTube・外遊び禁止令をくらい、戒めとして880円のふわころりんは破壊された。
3人ともそれぞれ親や学校で厳重注意を受けたが、どの程度理解できたのだろう。。同じことはもう二度としでかさないといいのだが…