見終わった第一声は「な、な、なんだこれ!?」だった。もちろんいい意味で。
きっかけ
オードリーと南海キャンディーズは知っているけどTVでたまに見る程度。
髙橋海人くんは前にミッチーと共演した*1から知ってるけど、キンプリもSixTONES*2も全く知らない。
そんな私が「なんかTwitterで盛り上がってるから」という理由だけで「だが、情熱はある」のダイジェスト動画および最終回を見てみた。今はTVerなど見逃し配信という媒体があるのでありがたい。
脳がバグる
まずびっくりしたのは実在の人物を演じる俳優陣の巧さだ。
「髙橋海人と森本慎太郎がオードリー若林と南キャン山里を演じている」という感覚が無く、もう限りなく本人なのだ。喋り方、立ち振る舞い、間のとり方、彼らの漫才を少ししか知らない私でもビビるくらい完コピしている。人ってこんなに他人になりきれるんだ…と驚いた。森本くんに至っては普段のアイドルとしてのビジュを知らなかったので、アー写とのギャップに慄いた。
公式YouTubeには漫才フル尺が公開されているが、本人たちの漫才と見比べてみても全く違和感がなくて脳がバグる。
春日役の戸塚さんもめちゃくちゃすごい。あの難しいズレ漫才の間合いが完璧。そしてしずちゃん役の富田さんも本人との身長差30cmが全く気にならないくらい、しずちゃんそのものだった。
ドラマの最終回終盤では「2人の半生がドラマ化されます!」ととある番組内で発表され、演じる髙橋くんと森本くんが登場。この場面も実際に放送された場面を本人たちで再現している*3が、同一人物が二組いるように見えなくて不思議な感覚に陥る。どうなってんだ…w
山里さん本人が登場する動画の方も混乱するw
元ネタを知っていたらもっと楽しめたかも
ユニット「たりないふたり」の存在も知らなかったし、M-1グランプリも見たことがない自分なので、このドラマで知ったことが多かった。
オードリーも南キャンも売れっ子芸人なのは知っていたが、当時の印象としては「春日としずちゃんが濃い」くらいにしか感じてなくて、表面的な認識しかなかった。
でも若林さんも山里さんも水面下では色々な苦悩や葛藤を抱えていて、芸人として生きていくことの難しさをひしひしと感じた。
劇中にはM-1グランプリだけでなく、2人が出た様々なテレビ・ラジオ番組も再現されていたが、残念ながら私はどれも知らないものばかりだった。なので過去にこんなことがあったんだ!という新しい発見にはなったものの、これらを元々知っていたらもっともっと楽しめたんだろうなぁ…と思った。
Creepy Nutsが気になり始めた
劇中で登場するヒップホップユニット「クリー・ピーナッツ」。たりないふたりに影響を受け、リスペクトのあまり同名の楽曲を作ったという。そのモデルがCreepy Nutsなのだが、私は本作で初めて彼らのことを知った。
そしてこのクリー・ピーナッツを演じていたのはお笑いコンビのかが屋だということも後から知った。たりないふたりの前で披露したフリースタイルラップ、ホントにラッパーの人だと思って見てたのでびっくりした。
途中で言葉に詰まっているところ、ここも本当にそうだったらしい。再現性が細かい。
これをきっかけに、本家Creepy NutsのYouTubeを覗いてみた。「たりないふたり」だけでなく色々聴いてみている。「助演男優賞」のMVが面白くて好きw
リアタイしてればよかった…
最終回が終わってから見て「なんで今までリアタイしとかなかったんだ…」と後悔している。中盤はダイジェスト動画でさらっと見た程度なので、各話の深いところの話は知らないままだ。
再放送とかサブスク配信とか来たらちゃんと見返したいな…と久々に感じた作品だった。