技術カンファレンスなどに参加した方がその講演を絵や図にまとめている光景をTwitterでしばしば見かけます。
「グラフィックレコーディング(グラレコ)」と呼ばれるまとめ方。ああいうのをサラサラ〜っと描いてみたい!実はそんな憧れが密かにありました。
しかし憧れているだけでは始まらない、何か初めの一歩を踏み出そう!と思い、かねてからフォローしているNEKOGETさんの「グラフィックレコードのためのイラスト講座」に参加してみました。
グラフィックレコードのためのイラスト講座
講座はほぼ毎月、少人数で開催されています。
時々5分休憩を挟みながら、約2時間に渡って演習メインで行われました。
スケッチブックは持参しますが貸出も可能です。自前の小さなスケブを持っていきましたが、大きなスケブの方がたくさん描きやすかったのでお借りしました。
どんな講座?
普段あまりイラストを描いたことがない人向けの、デッサン基本のキを体験して学ぶ講座です。
聞きながら描いてまとめるグラレコにはスピーディーな描画能力が必須になるので、
- 真っ直ぐな線
- きれいな正円
- デフォルメされたヒトの顔と体
- 囲み・フキダシ
これらを躊躇いなくサッと描けるようになることを目指します。
グラレコのお話
講師のNEKOGETさんはWebエンジニアでありイラストレーターであり、お仕事でグラレコもされている多才な方!
グラレコについてのnoteも書かれています。
これまで携わったグラレコのエピソードも聞けて面白かったです。
演習の流れ
こんな感じで、オリジナルテキストに沿って行われました。
- 水平線を描く
- 垂直線を描く
- 正円を描く
- 表情を描く
- 人の体を描く
- フキダシを描く
もちろん全てフリーハンドです。
水平線・垂直線・正円を描く
スケブに何枚も、とにかく沢山描きました。気を抜くと歪んだり曲がったりもします。。
でも、描いていくうちに自分の癖や描きやすい長さ・方向などがわかってきました。
表情を描く
ひと通り描いたら次は表情の練習です。
嬉しい顔、悲しい顔、怒り顔、困り顔…目と口や顔の向きを変えるだけでもバリエーションは作れます。
レパートリーが少ないので結構描くペースが遅くなってしまったのですが、サッと描けるようになれば便利だなぁと思いました。
人の体・フキダシを描く
丸と表情でできた人の頭に、簡単な胴体と手足をつけます。そしてセリフも加えてみます。
講習中は棒人間オンリーで描きましたが、慣れてきたら体の肉付けも練習してみようと思います。
感想とこれからの決意
学生時代を思い出した
昔よく、授業ノートに解説用キャラを登場させていたのを思い出しました。
あの頃は(雑ではありますが)毎日のように落書きしていたので、今ほどペンに迷いがなかったように思います。
公私ともにペーパーレス化が進み、普段あまり紙とペンを使わなくなっていたのでいい刺激になりましたし、少しずつでも描き続けていくことが大事なんだなぁと感じました。
ただ、昔も今も「自分が見るだけ」のために描いていたので、「人に見せる・評価してもらう」ことの照れくささを克服することが今後の課題とも思っています。
1日5分ずつ続けていこう!
今回の講座できっかけを得ましたが、スタートラインに立ったにすぎません。
大切なのはここで学んだことをそのままにせず、素振り練習を1日5分でも続けていくことなんだなと思いました(やってみると結構5分とるのも難しかったりしますが…)。
twitter.com先日参加した #ねこグラレコ で1日5分は紙に描こうということで、早速翌日からA4の紙に線と円と顔を描いていった。
— みるく🏡娘たち可愛いよbot 👧5y👶0y (@3865oiseau_bleu) 2018年8月23日
気づいたら30分近くかかってしまったw結構楽しいw
まずは「どこでもすぐ描ける」環境作りから始めてみました。
久々にノートを2冊新調した。仕事用とブログ用。
— みるく🏡娘たち可愛いよbot 👧5y👶0y (@3865oiseau_bleu) 2018年9月6日
最近はConfluence、Evernote、Slack、スプレッドシートなどWeb上にメモを残すことが多くてすっかりペーパーレスだったからかえって新鮮。思案したり図を書いたり、あらためて紙の良さを感じてる。
時々描いたものもアップしてみようと思います。