スプラ2/スプラ3でバイトばかりしていた私が、ある日突然ラインマーカーの面白さに目覚めた。今やバイトよりバトル(特にアサリ)に夢中になるという、自分でも信じられない事態が起きている。
それまでの持ちブキだった相棒・モップリンを持ち替えてしまうほどに、最近は狂ったようにラインマーカーばかり投げている。
一体何があったのか。
ラインマーカーの第一印象
ヒーローモードで扱うステージが1つだけあるのでラインマーカーの存在は知っていたが、全然コツがつかめず難しいという印象だった。
そもそもバトル頻度が少ないため対人で出会う機会も少なかったが、敵に初めてラインマーカーを向けられたときの第一印象は「なんか怖い」だった。ただ、このときは特にそれ以上気に留めることはなかった。
ラインマーカーに興味を持つまで
二つ名欲しさにバトルを始める
2023年末にネームプレートキーホルダーの受注販売が始まる。キーホルダーを申し込みたかったが、ほしい二つ名「クマサン商会の」がない。バイトで稼いだありあまるゲソ(おカネ)をガチャに全額注ぎ込んだのだが、それでも「クマサン商会の」は出てくれなかった。バイトは報酬メーター1200ptまでしかゲソをくれない*1ので、出稼ぎのためにバトルに赴くことにした。
とにかく塗りポイントを増やすため、塗れるブキを使ってナワバリバトルをやり、稼いだおカネをそのままガチャに溶かす日々。現実世界でやったら確実にヤバい奴である。
しかし何度やっても希望の二つ名は出ない*2ため、結局諦めて別の二つ名で発注しいったんは収束した。1つのアカウントで申し込める個数が増えたため、それほど急がなくてもいいか…と思えるようになったのである。
タイッツーでバトルの知見に触れる
2023年7月から始めたタイッツーで、スプラくろたいつ部と出会った。バトル・バイト・ナワバトラー…スプラ3を楽しむ様々な人たちとの出会いが、それまでソロプレーヤーだった私のスプラライフに潤いを与えた。
私の活動のメインは専らバイトだった。くろたいつ部にもたくさん鮭畜がいて、一緒に遊ぶ楽しさを噛み締めていた。
そんなくろたいつ部では、2024年3月頃からスプラにまつわる様々な「語り」をする場面が散見された。推しブキ語り、サモラン語り、そして知見共有。みんなの長文語りを読むのが楽しいとともに、初めて知ることも多くとてもためになった。
特にバトルにおける知見、バンカラマッチのルールやポイントについては目から鱗だった。バイトと違って自分で情報を仕入れることがなかったために、こうして仲間から教えてもらったことでバトルへの興味が出始めていた。
サイドオーダーでギアパワーに興味をもつ
2024年2月には、スプラ3のDLC「サイド・オーダー」を始めた。初めは苦戦したが、ハッキングとカラーチップによって性能強化しながら進めていく楽しさに気づき、3月に周回が終わってからも尖ったブキを作って時々遊んだ。
そんなある日、バトルにおける"ギアパワーのかけら"はこのカラーチップみたいなものではないかとふと思った。普段バイトばかりしている鮭畜なので、ギアパワーのかけらはほぼ全種カンストしっぱなしである。ギアも得たままのものを考えなしに使っていて、そもそも効果の意味を知らなかったのでかけらを持て余していた。。
また、時を同じくしてイベントマッチ「仮装してブキをかわいがるブキチ杯」(3/31-4/1)に参加したことで、ギアそのものにも興味が出てきた。こまめにゲソタウンをチェックしたり、スパイキーに話しかける習慣ができた。ギアを見た目重視で選んでいるのは以前から変わらないが、有り余るギアパワーのかけらを自由に付け替えてみることをおぼえた。
ラインマーカーに当てられる
バトルには専ら、バイトで好きになったモップリンを使っていた。バシャバシャとインクを撒き散らす快感がやみつきで、どのルールでもよく使っていた。
しかしある日、野良バトルで敵からラインマーカーを当てられたのをきっかけに、私の中で何かが動き始めた。
「ラインマーカーだとぉ!?」
もはやどのルールで、どのブキ持ちにやられたのかすら覚えていない。覚えているのはただ、ラインマーカーで当てられたということ…。そしてこのことがきっかけで「ちょっと試しに使ってみようかな」という気分になり、軽い気持ちでブキ屋に向かった。
このときはまだ、こんなにラインマーカーにハマるとは思ってもみなかった。
ラインマーカーにのめり込む
ワイコラと和傘
たしか最初に使ったラインマーカーのブキはワイドローラーコラボ(ワイコラ)だった。というのも、自分が使えそうと思ったものがそれしかなかったからである。
バトルにおいてキルよりも塗りを重視するので、塗りを広げられるタイプのブキが好きだった。それにキャラコンが下手くそなので、テクニックがそこまで求められないアメフラシをSPにもつワイコラに白羽の矢が立った。
ラインマーカーは直撃で40ダメージ。直撃しなくても敵がラインに触れれば一定時間マーキングすることができる。ラインの射程はかなり長く、床・壁・遮蔽物などに当たると反射し塗りも発生する。ワイコラの横振りの威力は弱い*3が、ラインマーカー直撃やアメフラシのじわじわ削りと組み合わせればキルを取ることも不可能ではない。
塗れるしサブスペを駆使してキルもできる。今まで塗ることしか頭になかった私は、たちまちその面白さにのめり込んでいった。ラインマーカーが直撃したときのピコン!という音が爽快で癖になる。当たらずともマーキングできるので前よりも敵の動きを見れるようになった。初めてラインマーカーでキルを取れたときはとても興奮した。
また、同様の理由でグレートバリアをSPに持つ24式張替傘・甲(和傘)も使うようになった。和傘もモップリン同様バイトで好きなブキの1つなので使い方はわかっているのだが、対人戦となるとなかなか難しい。でもラインマーカーをコツンと当ててから撃つと倒せることもあって楽しい。特にアサリやヤグラで使うことが多かった。
ラインマーカーのことをもっと知りたくなる
バイトでもエイムガバガバの私が、なぜかラインマーカーにハマってしまった。こうなるとラインマーカーのことをもっと知りたくなってきてしまう。
いくつかブログを読んだり、
YouTubeの解説動画なども見漁った。
他のラインマーカーブキを集め始める
ラインマーカーのブキは現時点で7つある。
- プライムシューター
- ジェットスイーパー
- バケットスロッシャーデコ(2022冬追加)
- ワイドローラーコラボ(2023夏追加)
- Rブラスターエリートデコ(2023夏追加)
- オーバーフロッシャーデコ(2023秋追加)
- 24式張替傘・甲(2024春追加)
ワイコラと和傘以外のブキの使い勝手も知りたくなってきて、ブキチライセンスを貯めてはラインマーカーブキと引換を繰り返し、5/22に7種コンプを果たした。
4月はラインマーカーに限らずバトルで見かけたブキを色々試しに使っていたのだが、5月になるといよいよラインマーカーブキが使用率の大半を占めるようになった。
オバデコが今のところお気に入り。しかしSPのテイオウイカがそこまで上手くないので、なんとか練習したいところ…
要練習なのはバケデコのショクワンダー、プライムのカニタンクなども然り。エリデコのメガホンはまぁいいけど、メインがなかなか当たらない。。
ギアパワーを色々付け替えてみる
先述の通りギアパワーのかけらを大量に持て余し、各ギアについている効果のことも全然気にしてこなかった私が、ここに来てやっと「3.9」などの意味を知った。
インク効率アップ(サブ)を積むとラインマーカーを3連投できるようになる。全部直撃すればラインマーカーだけでキルできる計算だが、いかんせん3発全部命中させるのは至難の業である。ネタ的に積んでしばらく3連投を楽しんだが、自分のエイムがアレなのであまりバトルに活かせる場面はないかもなぁと感じた。
そして今は動画やブログなどを参考に、メイン効率やインク回復などを入れた形のギアで色々お試し中。まさかこんな風にギアパワーをあれこれ考えるようになる日が来るとは…
まとめ
以上が、私がラインマーカーにハマりだした経緯である。
相変わらずエイムはガバガバだが、チャージャーに嫌がらせしたりラインの跳ね返りでまぐれ当たりしたりと楽しめるので、まだまだしばらくハマっていると思う。
またこれをきっかけに、以前は数戦で疲れてしまったバトルを2時間くらいやっても平気になった。これは自分の中で大きな変化である。
以前は本当に何も見えていなかった。画面上部の8人の状態や戦況を見るようにしたら、今どう動いたほうがいいかを多少は判断できるようになった。
至近距離の撃ち合いではまず負けるのだが、ラインマーカーで当ててから攻め込むなど、状況に応じて少し引いたところから戦うことをおぼえた。
そしてスプラ2の頃から万年C帯だったのが、数回の昇格戦を経てとうとうA帯になれた*4。ラインマーカーと出会ってなかったら、バトルの楽しさにまだ気づけなかったかもしれない。