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内容は素晴らしかったのにスタンディングで台無し。低身長に人権は無いのか?!︰「美少女戦士セーラームーン」30周年記念 Musical Festival -Chronicle-感想(11/20昼公演)

詳細不明だったセラミューフェス、蓋を開けてみたらとても楽しくて素晴らしかった!!…と言おうとしてました。ライブパートが始まるまでは。

「美少女戦士セーラームーン」30周年記念 Musical Festival -Chronicle-

開催概要

開催期間2022年11月17日~2022年11月20日(全8公演)
場所品川プリンスホテル ステラボール
チケット7800円
配信(11/20のみ)︰2960円
構成・演出三浦香
音楽坂部剛
振付當間里美
出演者
(敬称略)
田中梨瑚 前川歌音 小林れい 松村キサラ 牧野真鈴
寺田真珠 木下綾菜 南千紗登 井手柚花
新津ちせ
MARISA 櫻井佑音
小泉もえこ 匂坂あゆ美 長澤綾乃 平野裕理
岡村さやか
立道梨緒奈

セーラームーン30周年を記念して開催が決定したセラミューフェス*1。2021年に上演した最新作「かぐや姫の恋人」のキャストがほぼ続投*2であること以外は詳細は謎に包まれたまま。

その後、回替わりゲストについて発表されました。バンミュ、ネルミュのレジェンドたちがステージに華を添えるようです。

回替わりゲスト一覧

しかしフェスとは言うものの実際どんな感じなのか…?何一つわからない状態で公演がスタートしました。

会場・座席について

品川プリンスホテル アネックスタワー

会場は品川プリンスホテル内にあるステラボール。映画館と入口は同じで、奥の方にステラボールへの通路があります。

ステラボールの入口

グッズ展示は撮影OKでした。

展示されているグッズ

リングライト勢ぞろいすると可愛い!

リングライト、可愛さに惹かれ1つ買ってみたら推しのヴィーナスが当たりました。やったね。

ヴィーナスのリングライト

で、座席は噂に聞いていた通りオールフラット段差なし。1階席は横長で、ずらっと椅子が15列くらい並んでいるだけでした。しかも私は後ろから数えた方が早いほどの後方席。これが後に屈辱を味わうことになります…

セットリスト

パンフレットにセトリが記載されていました(ゲストコーナー以外)。これはありがたい。ゲストコーナーの曲目はネットの感想から拾ってまとめたので、間違っている可能性もあります。

太字︰新曲
下線:「かぐや姫の恋人」楽曲
赤︰バンダイ版
青︰ネルケ版
緑︰乃木坂版
紫︰スパライ

  • You're my universe
  • Chronicle the story of Sailor Moon
  • 高嶺のレディ
  • Eye Candy
  • ビッグバン理論 Big Bang Theory
  • 乙女の道
  • Wandering Stars
  • 運命の貴女へ
  • 恋するSatellite
  • ゲストコーナー
    • 11/17昼(小坂先生&ANZA):La SoldierLonely DistanceSee Me,ぼく達の時代ダブルムーンライトロマンス思い出してあなたをラ・ムールダ・ムールムーンライト
    • 11/17夜(小坂先生&バンミュ5戦士):La SoldierLa Fatalite 星戦士セーラーWar!伝説生誕みんな誰かに愛されてLa Soldier
    • 11/18昼(スパライ5戦士):乙女のポリシー
    • 11/18夜(しゅうさや):Eye of the Storm
    • 11/19昼(SMT5戦士):ムーンライト伝説
    • 11/19夜(アムエタ4戦士*3):Speed of Light
    • 11/20昼(プチテトのムーン&マーキュリー):we are the Pretty Guardian
    • 11/20夜(ムヴマンのコスモス&ヒーラー*4):愛のStarshine
  • 白月五人娘
  • 一輪の薔薇
  • Eye of the Storm
  • Celestial Born
  • ソーラーミラクルメイクアップ
  • 一筋の光
  • 遠隔旅行
  • カケラ
  • メドレー
    • Music of Spheres
    • 私たちセーラーガーディアンズ
    • The Starry Heavens
  • 鳴き唄
  • Eternal Cycle

SpecialLive

  • ラ・ソウルジャー
  • 愛のStarshine
  • 参上‼タキシード仮面
  • 闇の記憶
  • The Starry Heavens
  • ムーンライト伝説

各曲の感想は別記事に書きました。

www.yururito.net

また、回替わりゲストコーナーのダイジェスト動画が公開されました。

セラミューフェス11/20昼公演(7公演目)の感想

感涙必至のオープニング

「かぐや姫の恋人」でも見た円形スクリーンと、その背後にリボン状の横長スクリーン。ここに神秘的な銀河系の映像が流れ出し、やがて地球に到達するとルナとうさぎたち5人、そして衛の印象的なセリフが次々と畳み掛けられていきます。

そこから「ムーンライト伝説」に乗せたセラミュダイジェスト映像が。武内先生の原作絵から始まるのがグッと来ます。バンミュ、ネルミュ、乃木坂、スパライ、SMT、今までの公演がきらめく星々のように流れていく演出は鳥肌モノ。私はネルミュから入った者ですが、それでも十分感激しました。

(追記:Blu-ray発売を記念して、セラミュのダイジェスト映像がYoutubeに公開されました。原作絵の部分はカットされています)

そしてそこから始まる「You're my universe」。ステージに登場したかぐや姫チームの5戦士が堂々と歌い上げる神曲。ファンミのときに感じた歌唱力の不安はもはや1ミリもありません。圧倒的信頼。おかえりなさい!

曲の途中から颯爽と登場したちびムーンに、二児の母である私はうるうる。ムヴマン(2017年)でちびちびを演じた新津ちせちゃんが、こうしてちびムーンとなって再びセラミュに降臨したことが感慨深いのでした。もう12歳、大きくなったのね…!!

さらには梨瑚ムーンによるソロ曲「Chronicle the story of Sailor Moon」。後から知りましたが新曲でした。しっとりと力強く歌い上げるムーンの側にはルナ。途中からルナシャドーとなりステージを舞うのですが、MARISAさんの相変わらず体重を感じさせないステップに目を見張るのでした。

「かぐや姫」のその後を描くオリジナルストーリー

原作のない公演ってネルミュだとこれが初めてでは?オリジナルストーリーなのでどういう展開になるのかワクワクしつつ、聞いたことある曲が次々と流れてくる状況にとても興奮しました。

一度は浄化したはずのスノーカグヤが復活、心の隙につけ入られたルナはスノールナへと変貌*5。そんなこととはつゆ知らず、ミスフローズン(変装したスノーカグヤ)に誘われたオーディションで大はしゃぎするうさぎたち…。

そんな感じのストーリーなので、前回出番が少なかった人間ルナもしっかりと見せ場がありました。しかも洗脳が解けそうで解けず、行ったり来たりするくだりでは猫ルナと人間ルナのデュエットという夢の組み合わせも実現。「かぐや姫」ではストーリー上起き得なかったことなので嬉しかったです。

「今まで一緒に歩んできた歴史は誰にも塗り替えるなんてできない!これからも私たちはともに進んでいくの!」

ムーンがスノーカグヤとスノールナに向かって放つこの台詞。ルナとうさぎの絆を表すとともに、これまで30年紡いできたセーラームーンの歴史をも表しているようでグッとくるものがありました。

本編ラストの新曲「Eternal Cycle」も素晴らしかったですね…脈々と受け継がれてきたセラミュの歴史をこれからの未来にも繋げていこうという希望を、梨瑚ムーンたちのカンパニーに感じました

梨緒奈タキ様がイケメン!

さらにスパライ(2018年)以来の梨緒奈タキシード仮面。相変わらずのお美しさに感激。スパライではアフターイベントに当選し間近で写真を撮ってもらったこともあるのですが、カッコよさのオーラが凄かった…あのときのことを思い出しながら眺めていました。

序盤のストーリーで女性陣に押されてタジタジな様子や、ちびうさが「誰かのお嫁さんに」と歌うくだりで「お、お嫁さんってまだ…っ!」って父親の顔になるのもコミカルで面白かったですw

オーディションのくだりで、はるか・せつなに無理矢理ステージに上げられる衛。直前まで嫌がってるのに歌い始めで急にキメだすところは噴きましたw 曲はかつて大気役で歌ったスリーライツの楽曲「Wondering Star」、梨緒奈さん今回は星野ポジ(センター)で歌っててめっちゃキレキレでカッコよかったです。

そして終盤、スノールナとスノーカグヤに操られそうになるタキ様。これはまたタキ様洗脳されるんか…?!とハラハラ。スノールナの歌う「一輪の薔薇」を後半ではタキ様が歌ったのでタキ様も乗っ取られたのかと思ったら、どうやらスノールナを抑え込んでいたようです。ムーンの「タキシード仮面、ルナをお願い!」という台詞で正気だとわかりホッとしましたw

さーとん&もよちゃんのゲストトーク

ゲストコーナーは中盤、オーディション曲披露後にミスフローズンの司会で始まります。ここのミスフローズンとスノーカグヤと岡村さやかさんが融合してる感じの司会進行が楽しすぎましたw

今回のゲストはネルミュ初代ムーン&2代目マーキュリーのさーとん&もよちゃん!コンプリートBOX発売記念イベントに続き、さーとんのお姿を再び拝見できて嬉しかったです。

「ゲストクロニクル」と題してゲストが出演したセラミュ場面写を見ますが、さーとんが写真だけでどの公演か割とすぐ言い当てていてさすがだなと思いました(最後のはご本人でもわからなかったw)。

お互いのエピソード暴露コーナーでは、さーとんが感動シーンでティアラつけっぱなしだった話、もよちゃんがセラミュオーディションでよさこい披露した話などで盛り上がり、ホカホカなことが気に食わないミスフローズンに冷やされてしまうのでしたw

2人で歌う「we are the Pretty Gurdian」、2人とも歌声が可愛らしいので5人のときと印象が違ったけど、すごく懐かしかったです。

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見る権利を奪われたSpecialLive

ストーリー本編が終了し、休憩なしで次のライブパートへ。スクリーンにも「Next…SpecialLive!!」と映し出されますが、ここからスタンディングOKとなり、突如周りの観客が続々と立ち始めます。

はっきり言って最悪でした。本当に何も見えません。こっちは153cmしかないのです。。

よりによって前列は高身長女性に男性2人、この3人に視界の大部分を隠され、さらにその前列の人たちもステージ全体を覆い尽くすように立ちはだかり、私が立っても見え方に何も変化がなく、無駄だと悟って座るしかありませんでした。

生歌だけが聞こえてくる闇の17分間。人垣から稀に下手側のキャストが見えそうになっても顔の上半分にも満たない…ティアラすら怪しい。同じチケット代を払っているのに、この仕打ちは何なのか。私が153cmしかないことが悪いのか?後列になったチケット運を呪うしかないのか?さっきまで本当に楽しくて感動さえしていたステージなのに、どうしてこんな惨めな思いをさせられなければならないのか?ライブパート後の挨拶とかも全て見ることができず、ただただ怒りに震えるのでした。

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邪魔な人垣がなくなったときにはもうキャストも全員いなくなっていて、全てが終わったあとの空っぽの舞台がなんだか虚しくて、やるせない。「ああ楽しかった」で終われなかったことが悔しくて。終演後の第一声がこんな怒りTweetになるなんて、自分でも思ってもみなかったです。。

さすがに今回はいてもたってもいられず、アンケートに長文のクレームを書きました。この公演は配信があったからまだ救いがありますが、もし無かったらと思うとゾッとします。最後の17分間を完全になかったものとされるのですから…。

そもそもこのセラミューフェス、当初はスタンディングOKの基準が曖昧(開演からOKともとれる)だったようで、ファンからの指摘を受けてか後日「SpecialLiveのみ」と書かれるようになったんですよね…開演からOKなんてされてたら地獄でしかなかった。。

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私が普段行くライブは開演と同時にスタンディングすることが常でしたが、ここまで強いストレスに曝されたことはありません。それは会場に段差があるからなのだと、今更ながら痛感しました。もう段差なし会場でのスタンディングは、セラムン関係では金輪際やめていただきたい…そもそも声出しもできないし、ライトや拍手でスタンディングしなくとも盛り上がれるじゃないか…。。

まとめ

セラミューフェス、オリジナルストーリーに乗せて新旧様々な曲が上手く散りばめられていて素晴らしかったです。かぐや姫チームはどれほど歌と振付を練習したのだろう…過去作へのリスペクトを感じました。

それだけに最後のスタンディングが非常に残念でした。あれさえなければなぁ…低身長にはキツいです本当に。

SpecialLiveは配信でしっかり見たので、感想を別記事に綴ります。

www.yururito.net

*1:私は普段は「セラミュ」と書いてますが、一応公式では「セラミュー」と伸ばしてるのでそれに倣っています。てか、ネルケ版みんな「セラミュー」なんだよね。

*2:ちびうさと衛がキャスト変更、翔と姫子は出演なし。

*3:のっさん(ほたるムーン)は別の舞台出演のため不参加。

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*4:星野光/セーラースターファイター役の春川芽生さんがコロナで欠席。衛役の立道梨緒奈さんは当時セーラースターメイカーだったため、スリーライツ勢揃いとなるところだった。

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*5:スノールナになったとき、普段の黄色いドレスに少し白い装飾が入っていました。最後の挨拶時にはそれが外されていたのが細かい。