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ミッチーと花輪くんの邂逅:ちびまる子ちゃん「花輪くんとミッチーとビー玉」の巻

普段単発ものの感想ブログはあまり書かない方なのですが、これは書かずにいられなかった!

ミッチー in 「ちびまる子ちゃん」!

4週連続企画「春が来た!花咲くゲスト声優まつり」のトリを飾ったのがミッチーでした。芳根京子さん、みやぞんさん、浜口京子さん、そしてミッチー。どういう経緯でこの人選になったのかは不明*1ですが、オファーされたことはとても光栄!

アニメ声優のお仕事自体めちゃめちゃ久しぶり*2なので少々不安もありましたが、それは杞憂でしたねw

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ミッチーが登場したのは2023年3月26日放送の「花輪くんとミッチーとビー玉」。皆が期待していた花輪くんとの共演です。たった10分程度のストーリーですが、ミッチーがぎゅぎゅっと凝縮され、ちょっぴりせつない話でした。

キャラクターの名前は愛川光真*3くん(小3)。てかこのちびまる子ちゃんテイストの、線の少ない作画でミッチーっぽさを表現できてるのすごくない?!

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ではここからはベイベー視点の感想をぐだぐだと書き連ねます。

桜の木の下で

まる子とたまちゃんがお花見へ行くと、桜の木の下でスケッチをしている少年が。小3と思えぬ画力にまる子が感嘆していると、

「メルシーボークー、ベイベーたちもお花見に来たのかい?」

フランス語まじりの第一声w

褒めてくれたお礼にと花を摘んで渡して「あっははーん(キラン」まる子らはちょっと引き気味w

キザの愛川

するとそこへ「おう、キザの愛川じゃねーか」と悪ガキ二人組登場。中の人も子供の頃のあだ名が「キザオ」でしたね…

抵抗しないのをいいことに、調子にのって絡んでくる二人組。ぐぅぅ…と唇を噛むミッチー(きゃわ…)。

たまたま駆けつけた花輪くんのおかげで悪ガキは去っていきました。口ぶりからするに、いつも絡んでくる相手のようです。

「どうやら僕は少々目立つ存在のようなんだ」

冷静に分析しつつ、「チャオ☆」と言って去るミッチー。そうだこの感じ、花輪くんに似てるんだ…とまる子らが気づきます。花輪くんは落とした鉛筆をミッチーに手渡しました。

花輪邸にて

あの一件で意気投合した花輪くんとミッチー。ある日ミッチーを家に招待しました。花輪くんに誘われたまる子とたまちゃん、そしてちゃっかり聞いていたみぎわさんも参加しています。

「好きな食べ物はナポリタン、好きな言葉はバラ色の人生、僕のことはミッチーと呼びたまえ☆」

はい、中の人の重要キーワードのオンパレードですねwww

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みぎわさんの新しい恋!?

4人にあだ名をつけるミッチー。花輪くん以外はフランス語由来。

  • 花輪くん︰カズ(本名の和彦から)
  • まる子︰ココアンジュ(coco ange=おちびちゃん)
  • たまちゃん︰メ・リュネット(mes lunettes=メガネちゃん)
  • みぎわさん︰シュシュ(chouchou=キャベツ…もとい、かわいこちゃんw)

chouがキャベツだと知り憤慨するみぎわさんですが、転じて"かわいこちゃん"の意だと知ると照れだし、さらにはミッチーが追い打ちをかけて

「それに僕は、その眼鏡の奥を覗いてみたいな♡」

なんて言うもんだからあっさり落ちましたね。前半のストーリーに出た白いチューリップの花言葉の1つ「新しい恋」の伏線回収でしょうか…?w

花輪くんとのセッション

夢はピアニストだというミッチー。バイオリンを弾く花輪くんと夢のセッションを果たします。

と、ここで明かされるまさかの貧乏設定。家にはピアノがなく、習いにいくお金もないので隣家の人のピアノを借りて独学で練習しているとか。独学でピアノ弾けるって普通にすごくね…?てか隣人さん心広いな…

貧しくても心は豊かと言うミッチー。ここだけ中の人と大きく異なる設定ですが、これはお金持ちの花輪家と全部キャラカブりするのを避けたからか、それとも全部盛りすると現実離れしすぎるからか…?w

ともかくミッチーとの出会いは、両親が多忙で会えず寂しい花輪くんの心の拠り所となっていきました。

ワンダフル入浴

まる子がおじいちゃんと夜回りをしていると銭湯の前で花輪くんとミッチーにばったり。ミッチーに誘われて銭湯へ行ったそうで、「ワンダフルな体験をしたよ」と嬉しそう。

大浴場が好きな中の人+楽曲「ワンダフル入浴」を意識してそうなセリフですね…w

おじいさんの教え

皆で歩きながら、「僕にも優しいおじいさんがいました」と語り始めるミッチー。ピアニストになりたかったおじいさんは、戦時中に手を怪我してしまい夢を諦めてしまったそう。

そんなおじいさんの教えは「どんなに辛いことがあっても、星を眺めていろ」というものでした。おじいさんが星空に向かって手を伸ばし、掴んだ手を開くとそこには綺麗なビー玉が。喜ぶ幼ミッチー(きゃわ…)。

「これは僕のタカラモノさ」と言ってそのビー玉を見つめるのでした。ずっと肌身離さず大事に持ってるんだね…。

ミッチーはおじいさんと同じように手を伸ばし、まる子たちの前で2つのビー玉を出現させます(手品か!)。

「どんなに辛いことがあっても、星を眺めていたまえ」

ビー玉をあげながら、おじいさんの教えを2人にも伝えるのでした。うん、友情の証って感じで良い…

駄菓子屋で事件は起きた

あくる日、まる子は駄菓子屋の前で花輪くんたちに出会います。花輪くん、ミッチーのおかげで酢イカの美味しさを知れたんだねw

将来カーネギーホールで演奏する約束をした2人。「ネギホール??」とまる子がとぼけますが、花輪くんとミッチーの絆はいっそう深いものになっていたようです。

初めての反撃

しかし、ここでまたあの悪ガキに再会します。ミッチーがどつかれた拍子にポケットから飛び出すビー玉。悪ガキがそれを踏みにじります。

それを見た花輪くんが激怒。しかし悪ガキは花輪くんをもどつきました。

大事なビー玉を踏まれても抵抗しなかったミッチーが、ここで初めての反撃をかまします。

「僕の…大事な友達に手を出すなぁっ!!!」

渾身の頭突きをおみまいすると、悪ガキは擦りむいて大泣き。ちょろいな。

と、そこへ駄菓子屋のおばさん登場。タイミング悪すぎ。。これまでの経緯を見てないから、ミッチーが一方的に悪ガキに怪我させたように映るのも仕方ないけどさぁ…

ここでまる子が「違います!悪いのはあっちで!」と反論したのがせめてもの救いでした。悪ガキは手当のため店内へ行き、残された3人はしょんぼり。

花輪くんはもし手でも怪我したらどうするんだと注意しますが、そこはちゃんと折込済みでした。だから頭突きだったんだね、とわかり3人でアハハと笑い合います。

不穏なBGM

お父さんとお風呂に入りながら、ネギホールの演奏早く聞きたいなぁ…とつぶやくまる子。

ミッチーのこと、パパとママに早く紹介したいよ!とヒデじいの隣でワクワクする花輪くん。

2人とも希望に満ちあふれているのに、なぜか不穏なBGMだなと思ったら…

突然の別れ

次のシーンでは、寂しそうに桜の木を見つめるまる子と花輪くんが。不穏なBGMが続いています。

回想。ミッチーは遠いところへ引っ越すことになったと言います。まる子が「ネギホールより遠い?」と訊きますが答えていません。

ミッチーはまる子と花輪くんをハグしたあと、「チャオ☆」と言って桜並木の中を去っていきました。

ミッチーにもらったビー玉に落ちる花輪くんの涙。この間ずっと桜が咲いていたってことはほんとに数日間の出来事なんだろうなぁ…あっという間の別れはせつないな、と思いました。。


てか、突然の引っ越し理由なんだろうね…

  • 夜逃げ
  • 両親の離婚
  • 悪ガキの嫌がらせから逃れるため
  • 駄菓子屋の一件が親レベルまでこじれた

どうしてもネガティブなものしか思い浮かばないんですが。。立ち去るときのミッチーの表情もなんか思いつめてる感じだったし…

「遠いところ」があの世の隠喩ではないことを願いつつ、光真くんの未来に幸あれ…

*1:はじめ「女神の教室」の番宣かと思ったけど、この時点ではもう最終回終わってるし…

*2:アニメに限って言えば「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(1999年)」「アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル(2004年)」以来だからね…

*3:「川」「光」が同じでも前後の文字が違うとこんなにも名前の印象変わるんだなぁ…。そしてあらためて「及川光博」の字面の良さよ…