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森田剛主演舞台、難解だった&もう一度観たいランキング

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森田剛の舞台は難しい―――

いつからか、自分の中でそんなイメージができてしまった。


今や世間的にも「森田剛=舞台」というイメージが強いが、昔はそうではなかった。

その昔、V6のメンバーが次々と舞台デビューを果たしていく中、剛くんは「舞台は興味ない」「舞台には出ない」とよく言っていた。

だから、そんな剛くんに劇団☆新感線の舞台 「荒神〜AraJinn〜」の出演が決まった当時は、かなり驚いた*1のを覚えている。


しかし、初舞台を踏んだあとはあれよあれよと舞台主演が続いていく。宮本亜門、故・蜷川幸雄など名だたる脚本家・演出家のオファーを受け、様々な舞台作品に出るようになった。

初舞台こそ「魔人」というファンタジックな役だったが、「人斬り」「テロリスト」「アスペルガー症候群の少年」など、役どころも難役が増えていった。

それに伴い、ストーリーも難解なものが多くなった。舞台演劇自体、解釈が難しい部分って多かれ少なかれあるものだが、剛くん主演舞台は特にそれが多い。頭フル回転にしても私の脳みそのキャパでは理解が追いつかないものもあったりする。。まぁそもそも舞台は「考えるな、感じろ」という側面もあるけれど…


そんなわけで、個人的に難解だなぁと思った作品をランキングにしてみる。それだけだと何なので、もう一度観たいと思った作品についても述べる。

森田剛主演舞台一覧

これまでの剛くん主演舞台は以下の通り。日付は私が鑑賞した日である。

  1. 「荒神〜AraJinn〜」︰2005年3月20日
  2. 「いのうえ歌舞伎☆號『IZO』」︰2008年1月31日
  3. 「血は立ったまま眠っている」︰2010年2月11日
  4. 「金閣寺」︰2011年2月6日
  5. 「祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹〜(蜷川ver.)」︰2013年1月18日
  6. 「鉈切り丸」︰2013年11月23日/11月30日
  7. 「夜中に犬に起こった奇妙な事件」︰2014年4月19日
  8. 「ブエノスアイレス午前零時」(2014年)︰未鑑賞
  9. 「ビニールの城」︰2016年8月11日
  10. 「すべての四月のために」︰2017年11月18日
  11. 「空ばかり見ていた」︰2019年3月16日
  12. 「FORTUNE」︰2020年1月18日

森田剛主演舞台 難解だったランキング

ランキングは完全に個人の主観。難解=つまらない、ということではないのでくれぐれも誤解なきよう。

なお、2014年の「ブエノスアイレス午前零時」は出産時期ドンピシャ*2で未鑑賞のため、ランキングから除外する。

第3位︰ビニールの城(2016年)

www.bunkamura.co.jp

  • 作:唐十郎
  • 演出:金守珍
  • 監修:蜷川幸雄

公演3ヶ月前に蜷川幸雄氏が永眠し「追悼公演」という形となった。本作での共演がきっかけで宮沢りえさんと結婚。

相棒の人形・夕顔を探している腹話術師の朝顔(森田剛)と、ビニ本モデルのモモ(宮沢りえ)、その夫の夕一(荒川良々)が織りなす物語。

twitter.com

生身の人間とあまり関わろうとしない、閉鎖的で不器用な朝顔。そんな朝顔がモモと出会って起こる様々な展開は、どこか幻想的な演出も相まってとても魅入られた。が、観念的で難しいな…とも感じた。

第2位︰血は立ったまま眠っている(2010年)

  • 作︰寺山修司
  • 演出︰蜷川幸雄

寺山修司が23歳で書いた戯曲。安保闘争を背景とした、テロリストの良(森田剛)と灰男(窪塚洋介)、良の姉・夏美(寺島しのぶ)を巡る若者たちの群像劇。

見慣れていないせいもあってアングラ演劇はとにかく難しい。まず時代背景が難しい。1960年代の安保闘争…名称は聞いたことあれど、具体的にどういう世情だったのか知らずに観た。退廃的というか、陰鬱な雰囲気が独特だなぁと感じた。

第1位︰空ばかり見ていた(2019年)

www.bunkamura.co.jp

  • 作︰岩松了
  • 演出:岩松了

剛くんに当て書きして作られたという舞台。反政府軍の兵士・秋生(森田剛)とリーダーの満(村上淳)、満の妹・リン(平岩紙)をとりまく物語。

twitter.com

申し訳ないのだけれど本当に何もわからなかった…前後する時系列や実在非実在の混在、目の前のことが理解できず思考が停止してしまった。鑑賞後、感想ブログをあちこち読み漁り「え、そういう話だったの!?」と感じたほど。。

2回以上観たら何か変わったのかもしれないけど、初見では歴代イチの難しさだった。なので感想記事を書くことができず、こういった形の記事となった*3。。

森田剛主演舞台 もう一度観たいランキング

一部*4を除き、ほとんどの作品は映像化されていない。個人的にもう一度観たい3作品を紹介する。

第3位︰夜中に犬に起こった奇妙な事件(2014年)

setagaya-pt.jp

  • 作︰マーク・ハッドン
  • 脚本︰サイモン・スティーブンス
  • 演出︰鈴木裕美

アスペルガー症候群の15歳の少年・幸人(森田剛)が、その類稀な頭脳を活かして近所の犬を殺した犯人探しに奔走する冒険劇。

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森田剛の新境地を見せた本作。これまでの主演作に比べて血の気は少なく(笑)、ほんのりハートウォーミングな舞台だった。

出番でない役者が舞台装置も兼ねるシンプルなステージやカーテンコール後のパフォーマンスなど演出面も面白く、また観てみたい作品。

oniku-tabetai.seesaa.net

ちなみに今年上演中の「FORTUNE」も、サイモン氏の脚本である。

第2位︰鉈切り丸(2013年)

stage.parco.jp

  • 脚本︰青木豪
  • 演出︰いのうえひでのり

シェイクスピア「リチャード三世」を鎌倉時代に置き換えた作品。源頼朝(生瀬勝久)の弟である「鉈切り丸」こと源範頼(森田剛)ののし上がりから凋落までを描く。

twitter.com

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本作は映像化されているが、もう一度観たいランキング2位にノミネート。当時の感想Tweetからもわかる通り、とても興奮した。剛くんは勿論、キャストも脚本も素晴らしかった。

目を覆いたくなるシーンもあったけれど、極悪非道を尽くす範頼の生き様は観ててとても痺れた。

oniku-tabetai.seesaa.net

第1位︰荒神〜AraJinn〜(2005年)

www.vi-shinkansen.co.jp

  • 作:中島かずき
  • 演出:いのうえひでのり

蓬莱に住む兄妹が拾った壺から出てきたのは人間の願いを叶えてくれる魔物のジン(森田剛)。「蓬莱城を乗っ取ってほしい」と言う妹・つなで(山口紗弥加)の依頼をきっかけに始まる、壮大な冒険活劇。

やっぱり舞台デビュー作は、観る側にとっても思い入れが強い。観る前はうちの子大丈夫かしら…なんて親でもないのに心配になっていたが、そんなのは全くの杞憂であった。

初舞台とは思えぬ堂々とした立ち振る舞い、小気味よく展開するストーリー、ジンと更紗姫(緒川たまき)の身長差、風左衛門(田辺誠一)とのバトル…15年経った今でも色々思い出せる。

つくづく映像化されなかったのが惜しい。今の剛くんがもし、ジンを再び演じるとしたらどんなジンになるのだろう。ぜひ再演してほしい作品である。

まとめ

剛くん主演舞台の一部を振り返ってみた。難解な・シリアスなものが多いが、どの作品も思い入れがある。

この記事を書いていて思ったのだが、私は「転落する男」を演じる剛くんが好みらしい。いや、剛くんが演じる「転落する男」が好みといった方が正しいか。舞台に立っているのは剛くんではなく、役の人物そのものなのだから。

今後も舞台人・森田剛の活躍を見守っていきたいと思う。

*1:厳密には、剛くんと舞台作品との出会いはその2年前(2003年)に遡る。"舞台とテレビのコラボレーション"というコンセプトの番組「演技者。」で大人計画・松尾スズキ作「マシーン日記」の主演を務めた。その翌年には後継番組「劇団演技者。」にてポツドール・三浦大輔作「激情」の主演も務めており、その頃から舞台出演への期待が高まっていたのでようやく来たか!という喜びもあった。

*2:東京公演は2014年11月28日〜12月21日、私の出産予定日は12月5日だった。

*3:この記事、意味もなく下書き1年近く寝かせていた…

*4:映像化されているのは2作目「IZO」、4作目「金閣寺」、6作目「鉈切り丸」のみである。