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5歳娘と「鬼滅の刃 無限列車編」を観てきた(原作未読・ネタバレあり)

2020年10月16日に公開された映画「鬼滅の刃 無限列車編」。

kimetsu.com

公開初日だけで10億円、公開からわずか10日で100億円突破するなど、このコロナ禍の中で驚異的な興行成績を叩き出しています。

今回は鬼滅大好きな長女と観たときのエピソード、および原作未読で鑑賞した映画の感想をネタバレ有りで書きたいと思います。

長女と映画を観てきた

長女がYouTubeの二次創作動画ばかり見ているのが我慢ならなかったので、皆でAmazonプライムビデオでアニメ26話を一気見したのが7月上旬〜下旬のこと。

www.yururito.net

それから家族ですっかりハマり、映画公開を今か今かと待ち望んでいました。その間に原作を読むかどうか少し悩んだものの、結局読む時間がとれずじまい。。

長女、初鑑賞で号泣

そして公開から9日目の10月24日に、まずは旦那と長女が鑑賞。コロナ禍になって以来初めての映画館でした。

私は次女の世話と別な用事(ミッチーのバースデーニコ生)があったため留守番。その間こんなアンケートを取ってみました。

twitter.com

こんなに票が割れなかったアンケート初めてだよ…w


そして夜、帰ってきた長女が放った第一声は、

「煉獄さんが死んじゃったよう〜〜〜(TдT)」

はい最大のネタバレきたw

さらに

「上弦の参が出てきたの!!」

はいこちらも解禁してない*1ネタバレねw

この2つのネタバレ、私はTwitterを徘徊しててなんとなく知っていたのですが、長女はどちらも知らなかったのでたいそう驚いたようです。そして映画を観終わってから1時間近く号泣だったそうで、もう5歳ともなるとストーリーの理解力(とキャラクターへの感情移入)はそこそこあるんだなぁと思いました。

長女、二度目の鑑賞

今度は私が観に行く番に。当初は1人で行くつもりでしたが、長女が「もう一回観たい」と進言。11月3日に2人で観ることにしました。

長女が同じ映画を二度観たのはこれが初めてです。プリキュア(70分)よりも長い117分の映画でしたが、"全集中"して観ていました。

さすがに二回目ともなるとボロ泣きとまではいかなかったようですが、やはりラストのあたりではホロリとしたそうです。

「鬼滅の刃 無限列車編」のネタバレ感想

さてここからは「鬼滅の刃 無限列車編」を観た感想を。

※アニメ26話視聴済ですが、原作未読なので的外れなこと書いてたらすみません。。

夢の世界から脱出するには…

魘夢の仕掛けた夢の世界。炭治郎の世界は、鬼に殺されたはずの家族が全員普通に生きているという、彼にとって「そうであってほしかった」世界でした。

死んだはずの人に再会して、その偽りの世界に浸ってしまうくだりはドキプリ映画でマナが閉じ込められた「思い出の世界」*2と似ています。ただ、炭治郎の場合は初めは夢だと自覚しておらず、過ごしていくうちに段々と違和感に気づいていく感じでした。

やがて夢だと気づきながらも*3葛藤し、断腸の思いで家族に別れを告げて立ち去るシーンはこちらも見ててツラかった…そして「置いていかないで!」と炭治郎を追いかける六太が健気で…そんなこと言われたらツラくなるじゃないか…。あの家族は夢の中の幻の家族だけれど、でもどこまでも本物みたいで…。

夢から脱出する方法がわからない、そんな炭治郎の前に現れたのは父・炭十郎。「斬るべきものはもうある」って言われて、一か八かで自決するシーンはハラハラしました。

あと後半で魘夢に何度も眠らされては即座に目覚め…を繰り返すところで、何度もやってたらこんがらがりそうだなと思ってたら案の定現実世界で自決しかけるという…伊之助いてくれてよかった。。

無意識領域の描写が興味深い

魘夢が少年少女たち*4を炭治郎らの夢の世界に忍び込ませ、彼らの「無意識領域」の中にある「精神の核」を破壊させようとするくだり。

夢の世界の果てを切り裂くと、その外側に広がる無意識領域。ここの描写が人それぞれで興味深かったです。

まず炭治郎…ウユニ塩湖やないかーい!w

どこまでも広く優しい心なんですね…刺客として入り込んだ少年の心さえも癒してしまうとは。てか、炭治郎の脇腹刺した車掌にはさすがに怒っていいと思うんだがwあいつ許すまじ。。

伊之助は伊之助らしいというか、野生みある感じでした。侵入しちゃだめですねw

一方で善逸は不穏な深い闇。これは一体どう捉えればいいのか…善逸は何かしらの心の闇を抱えているのでしょうか。女子以外の侵入お断りな感じは善逸らしいですがw

煉獄さんの無意識領域は石畳の辺り一面がひたすらに燃えていて、そのせいか荒れている印象を受けました。なんというか少し物寂しいような…。

煉獄さん、嗚呼煉獄さん、煉獄さん…

そしてなんといっても煉獄さんです。

初めは列車内で「美味い!」って叫ぶかなり浮いた存在だったのに、鬼を一撃するその圧倒的な強さに触れ、夢の世界を通してその過去を知り、的確な指示と活躍で乗客を守る頼もしさに痺れ、信念を貫きながら静かに散っていくさまを見届け…この「無限列車編」でまさに煉獄さんの生き様を観させてもらいました。

魘夢戦を終えたばかりにもかかわらず、猗窩座戦では炭治郎や伊之助が入る隙がないくらいの激しいバトルを繰り広げ、あのシーンは終始固唾を呑んで見守っていました。炭治郎が車掌に刺されてなかったら多少は加勢できたのかな…でもどっちみち「柱」との超えられない壁を感じることになりそう。。

今際の際、「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務」という亡き母の教え、ちゃんと務めを果たせたかと問う煉獄さんの視線の先に母の姿が見えたシーンはグッと来ましたね…。長女もこの辺りで泣いていたようです。

ラストの夜明け、からの「炎」、そしてエンドロールとともにフェードインする煉獄さん…(´;ω;`)嗚呼…

「炎」は煉獄さんへのレクイエムだなぁ…としんみり。

ところで煉獄ファミリー、みんなそっくり。あの特徴的な髪型とか眉とか遺伝なのかwしかし父があんなふうに無気力になってしまったきっかけは何だったのでしょう。。

てか猗窩座なんなんだよ!

まず猗窩座って読めないよ!何の字で変換すれば出てくるかわかんなくて*5ニュースサイトからコピペしたよ!(あてつけ)

…というのはともかく、

魘夢倒してやれやれってときになんで猗窩座来るのよ。。少しは休ませてやってよ。しかもこれが互いに初対面なんでしょ…

やたら鬼になろうよと勧誘してくる猗窩座。戦闘狂なんですかね…煉獄さんの強さに惚れ込んでいて、人間のままじゃ勿体ない、鬼になってずっと一緒に戦っていようって誘ってくるの、歪んだ愛というかなんというか。。それでも信念を貫き揺るがなかった煉獄さん…

夜明けが近づき今度は逃げようとする猗窩座を、絶対に離さないと最期の力で掴み続けるところも凄かったです。ほんと、炭治郎じゃないけど「卑怯者!」って思いました…煉獄さんは負けてないよ…。

あと、すごーく気になってるんですが、炭治郎が猗窩座に刺した日輪刀はその後どうなったんでしょうか?逃げるときどっか抜き捨ててたっけ?炭治郎困らないかな…ってエンドロールを見ながらずっとそればかり気になっていましたw(そこかよ)

まとめ

初見で「鬼滅の刃 無限列車編」を観た感想を綴ってみました。

映画は公開から24日で200億円突破、ますますすごいことになってます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201109/k10012702321000.htmlwww3.nhk.or.jp

アニメしか観てなくても充分楽しめたし、とても観ごたえある作品でしたが、原作を知っていたらもっと色々感じるところがあったかもしれないなぁと思いました。(ところどころ疑問だったところももしかしたら回収されてるかもしれないし)

そろそろ原作読んだ方がいいかなぁ、読もうかなぁ…。

*1:上弦の参・猗窩座が登場することはこの翌日、10月25日に解禁。

twitter.com

*2:www.yururito.net

*3:川の中の"炭治郎"が目を覚ませ!と呼びかけるところも印象的でした。

*4:彼らはどういう経緯で刺客としてスカウトされたんだろう。列車の乗客という感じではなかったような…魘夢に幸せな夢を見せてもらうために従っているようだったけど、それって死にたがっているってことなのだろうか?

*5:でもパソコンだと「あかざ」で普通に変換できたことにあとから気づいた。。