twitter.comいや~~~~!!なんかもう凄いもんを観ちまったよ!!
— 肉🍖サーモンランどハマリ中 (@oniku_daisuki) 2019年6月30日
最高でした!!感無量!!!#ウテミュ
というわけで、ミュージカル「少女革命ウテナ~深く綻ぶ黒薔薇の~」を観てきました!
前作もなかなかよかったのですが、期待通りあっさりと前作超えをしてきまして、ますます素晴らしい舞台になっていました。
まだ公演中なのでTwitter本垢では舞台のネタバレをしないように抑えつつあーだこーだ呟いてきましたが、ここではそれらをまとめつつ、Twitterで書けなかった*1部分についても触れていこうと思います。(一番最後の項だけ舞台演出に関する一部ネタバレがあります)
少女革命ウテナ~深く綻ぶ黒薔薇の~
今作はアニメ第2部「黒薔薇編」がベースです。
公演情報
スーパーバイザー | 幾原邦彦 |
---|---|
脚本・演出 | 吉谷光太郎 |
キャスト | 能條愛未 山内優花 吉澤翼 立道梨緒奈 樋口裕太 鈴木亜里紗 竹内夢 朝倉ふゆな 田上真里奈 こんどうようぢ 熊田愛里 吉岡佑 徳山秀典 仲田祥司 多田滉 後藤光葵 吉田瑞貴 |
期間 | 2019年6月29日~2019年7月7日 |
場所 | シアターGロッソ(東京ドームシティ内) |
公式サイト | ミュージカル「少女革命ウテナ ~深く綻ぶ黒薔薇の~」公式サイト |
公式Twitter | ミュージカル「少女革命ウテナ~深く綻ぶ黒薔薇の~」 (@musical_utena) | Twitter |
感想
※アニメのストーリーを知っている前提で書きます
女性陣続投が嬉しい
やっぱ、メインのウテナ・アンシー・樹璃・七実・若葉がみんな続投だったのはとても嬉しかったです。また会えた!って感じで懐かしさも感じつつ。
twitter.com能條ウテナと私のリベンジが終わった。
— 奥住 英明(T.P.O. office) アクション監督/殺陣師 (@TPOoffice2017) 2019年6月29日
昨年は、ほどんど経験が無い殺陣シーンに苦戦していた。
頑張っても経験値の差を埋めることは容易ではない。
だから、今回はしっかりタッグを組んで挑んだ。
初日を観て「ここまできたぞ、どうだ!」と言えた。有り難う、愛未。ぜひ、観て下さい@musical_utena
能條ウテナは確実に進化していた!愛未ちゃん殺陣上手くなったなー、って思いました。
そして愛未ちゃんの強くも透き通る歌声はやはり好きです。
アンシーは台詞こそ前作より多くない(たぶん。違ったらすみません)ものの、佇まいで語るシーンが多くて。
暁生に「おいで、アンシー…」と呼ばれてスタスタついていくところや、馬宮のシーンでクロスしていく演出、ディオスの剣を抜かれるときの背筋とか、優花ちゃんのアンシー然としているところが凄い。
新キャストも良い
御影と馬宮をはじめとする、今作からの新キャストもビジュアル・声・仕草など再現性高くてかなりハマりました。
女性陣がハイレベルの歌うまなので、相対的に男性陣の印象が霞んでしまうのは否めないのですが、今作の男性陣はそのへん安定していたように(個人的には)感じます。
twitter.com今回の男性陣よかった。御影が御影だし馬宮も馬宮だし暁生も暁生だった(語彙力喪失)
— 肉🍖サーモンランどハマリ中 (@oniku_daisuki) 2019年6月30日
暁生のアダルティな感じがプンプンしてたw#ウテミュ
あと、暁生の体型って2.5次元で再現できるんだな…という驚きも感じましたw
幹と樹璃のストーリーが補完される
前作では尺の都合上ダイジェストっぽくなってしまっていた幹戦・樹璃戦ですが、今作の梢戦・枝織戦でうまーく補完されているのでよかったです。
前作ではアンサンブルが務めた梢・枝織も、今作ではそれぞれキャスティングされており、彼女らもまた梢らしさ・枝織らしさを纏っていて素晴らしかったです。枝織の闇落ちシーン、すごくよかった!
樹璃さんの苦悩する姿もせつなかったです。ペンダントを投げ捨てる→何者かによって枝織の部屋に置かれる、のシーンも舞台ではなるほどこうなるのか、と。
若葉の演じ分けが素晴らしい
若葉役の竹内夢ちゃん。前作感想でもべた褒めしましたが、今作も期待以上に凄かったです…!
やはり黒薔薇編の人気エピソード「若葉繁れる」を舞台で堪能できたのはものすごく満足度高かった…。
かりそめでも「特別」になれて輝く光の側面と、絶望して堕ちる闇の側面、両方が見事に演じ分けられていて心が揺さぶられました。いやマジで凄かったな若葉…。
七実劇場・影絵少女も健在
黒薔薇編では冬芽の代理として生徒会の服装に身を包む七実様、今作でも「七実劇場」は健在でしたwモーゥ最高!!
やっぱ七実は舞台上で決闘しないんですが、存在感半端ないし、不思議と安心感さえ生まれていましたw
そしてもう1つの楽しみが影絵少女。
前作でA子だった熊田さんがC子*2を演じていますが、アニメ版と同じシナリオを見事に再現しています。
今回も前作同様、着席は早めにしておくとよいですw
【演出ネタバレあり】その他印象的だったこと
※注意!ここからは舞台演出上のネタバレがあります。飛ばしたい方はジャンプ
■絶対運命黙示録
黒薔薇編から「絶対運命黙示録(industrial mix)」になるのですが、舞台でもそこちゃんとなってました!
生歌の「絶対運命黙示録」、前作もだけどやっぱカッコいいー!!
■決闘演出
黒薔薇編では、黒薔薇のデュエリストが生徒会メンバーから抜き取った心の剣を使って決闘をします。
舞台の決闘シーンでは、それを象徴するように2人がウテナと戦う演出になっていて面白かったです。
それは剣の主と構えが似ているという表現でもあり、過去の生徒会メンバーとの決闘の回想でもあり、過去と現在が入り乱れる感じでした。
■千唾時子
御影の過去における重要人物の時子。キャスト発表に時子はいなかったので、アンサンブルが演じるのだろうと思ったらやはりそうでした。
アンサンブルはモブ生徒から何から何まで色んな役を演じますが、彼女に関しては時子率高かったような気がしますw
■御影戦
舞台では「絶対運命黙示録」以外の決闘曲はデュエリストの心情を表現するようなオリジナル楽曲でした。
しかし、御影戦のみアニメ版と同じ「ワタシ空想生命体」が歌われたのです!もちろん大迫力の生歌で!!
これは鳥肌ものでした…。心の中で「(あ~~~~~~!!!)」って叫んでましたw
■まさかの客席いじり
七実劇場、カウベルを誇らしげにぶら下げて歌唱するショータイムなんですが、そこでまさかの客席いじりが発生しますw
これ指名されたらビビるわ…でもきちんとアフターフォローまでする丁寧な七実様は流石でした。
まとめ
というわけで、ミュージカル「少女革命ウテナ~深く綻ぶ黒薔薇の~」の感想でした。
アニメの黒薔薇編を上手く再構成し舞台版として昇華した素晴らしい作品になっていたと思います。観ていてすごく満足感が高かったです。
帰りに早速円盤予約したのは言うまでもなく、観終わったあともしばらくほわほわしていました。予め2公演チケット取っといてよかった…ホントはもう1公演増やしたいとも思ったけどw
※11月20日 BD&DVD発売です!
【11/20発売】ミュージカル「少女革命ウテナ ~深く綻ぶ黒薔薇の~」BD&DVD発売90秒CM
ネタバレ感想も書きました
www.yururito.net