先月、映画「七つの会議」を観てきました!
原作未読ですがとても面白かったので、感想を残しておきます。
映画「七つの会議」
作品情報
公開日 | 2019年2月1日 |
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配給 | 東宝 |
監督 | 福澤克雄 |
キャスト ※敬称略 | 野村萬斎 香川照之 及川光博 片岡愛之助 音尾琢真 藤森慎吾 朝倉あき 岡田浩暉 木下ほうか 吉田羊 土屋太鳳 小泉孝太郎 溝端淳平 春風亭昇太 立川談春 勝村政信 世良公則 鹿賀丈史 橋爪功 北大路欣也 |
原作 | 池井戸潤『七つの会議』 |
公式サイト | 映画『七つの会議』公式サイト |
ミッチーの役どころ
twitter.com【登場人物:原島万二(#及川光博 さん)】
— 映画『七つの会議』 (@nanakai_movie) 2018年12月21日
東京建電・営業二課長。
名前通りの万年二番手で、平凡を絵に描いたような男。
社内で勃発したパワハラ騒動後、“華の”営業一課長に急遽抜擢されることに。#七つの会議 pic.twitter.com/szDFOGr4Z0
原島万ニ︰
東京建電・営業ニ課長。
名前通りの万年二番手、平凡を絵に描いたような男。
パワハラ騒動後、“華の”営業一課長に急遽抜擢される。
(公式サイトより引用)
鑑賞の感想
鑑賞日
日付 | 原作 | 備考 |
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2019年2月6日 | 未読 | |
2019年2月13日 | 未読 | 大ヒット御礼舞台挨拶 |
▼舞台挨拶の感想は過去記事を参照
www.yururito.net
作品全体の感想
※ネタバレで書いていますが、核心に触れる内容だけは白字にしているので気にしない方は反転して読んでください。
熱量高め!繰り返し観たくなる中毒性
ミッチーがTVでよく「豪華俳優陣の演技バトルが見どころ」と話していましたが、まさにそんな感じでした。
冒頭の「鬼」こと北川(香川さん)の営業会議シーンをはじめ、とにかく俳優陣の熱量(顔圧)がすごいw
特に終盤の御前会議は濃いおじさま達揃い踏みです。
twitter.com原作未読で、どういう話かほとんど知らない状態(映画宣伝番組を軽く見た程度)だったけど、想像と違った面白さを感じた。
— 肉🍗ハピメモフレ募集→25NVME (@oniku_daisuki) 2019年2月6日
焦点がミクロからマクロへどんどん広がるにつれ、登場人物の印象も移り変わっていく面白さ。
からの、ラストシーンがなんともいえない…#七つの会議
でもなんと言ってもやはり八角(萬斎さん)のキャラが独特でw
飄々として、何も恐れず、あんな緊張感バリバリの会議の最中に平気で眠りこける度胸もすごいですが、物語の進行とともに八角の過去や真の目的が判明してくると、「ちょっと変わった人」という第一印象がガラリと変わるのが面白かったです。
物語の進行とともに印象が変わるのは北川もですね。最初は結果と成績が全てな血も涙もない鬼に見えたのに、彼にもまた色々な葛藤があった。終盤、八角と語り合いネジを託すシーンにはグッときました。
そしてあのエンドロールのくだりとラストシーンも秀逸。壮大なフィクションを描きつつも、現代日本のサラリーマンの悲哀を感じました。
舞台挨拶で萬斎さんが仰っていた通り、何度も繰り返し観たくなる中毒性がありますね。
藤森さんのクズ野郎ぶりが好感
藤森さん演じる経理課の新田は、かなり嫌なヤツ。というかクズ野郎なんですが、なかなかの好演でした。
八角をギャフンと言わせようと領収書のアラをみつけて対決するも惨敗。営業と経理は元々仲が悪いという設定もあいまって、1人笑い者にされながらもリベンジに燃えるさまはさながら大型犬に吠えまくるチワワのようでしたw
結局リベンジも失敗、しかもドーナツ泥棒と不倫がバレて地方へ飛ばされるぶざまな末路。小者臭漂うヒール役としてなかなか面白かったです。
会議は七つだった?
twitter.comそういや昨日は観ながら会議の数を数えていた。○○会議と名のつくものはカウントしたけど、所謂密会とか臨時的なやつとかも入れたら7回どころじゃなくて、「七つ」ってどこまでなの〜って気になってるw
— 肉🍗ハピメモフレ募集→25NVME (@oniku_daisuki) 2019年2月14日
原作読めばわかるんだろうか?
2回目の鑑賞では「七つの会議」ってタイトルの意味を考えていました。
単にシーンに出てくる会議の数かな?と思い心の中で数えながら観ていたのですが、どこからが「会議」と呼べるものなのかだんだんわからなくなってきましたw
「七つの大罪」からきている説もあるっぽい…?
ミッチーの感想
こんなに出番多いとは!(大歓喜)
Twitterでちらほら「ベイベーは絶対観に行くべき!」という感想を見かけました。それだけ見どころが多いだろうなとは思っていましたが、実際に観たらなるほど確かに出番が多い。
映画内では八角の謎を追う探偵的ポジションになっていくので、観客は原島視点で観ているような気分に。
気弱すぎる(かわいい)
冒頭の北川に叱咤されるシーン。もう北川が来る前からビクビクして吐きそうになってて、超気弱ぶりを発揮。ミッチーのキラキラは見事に封印されていますw
そして一課長になってからも北川に激しく怒られとうとうオエエエ。。
あのシーン、周りはみんな笑ってて介抱してるのが浜本だけってのも怖いなぁ…と思いました。。
原島・浜本コンビが良い
原島・浜本コンビがとてもよかったです。近々会社を辞めるからもう怖いものが何もない、と八角の謎に迫ろうとする浜本。原島も仕方なしにつき合わされていく感じが面白かったです。
2人の一番お気に入りのシーンは、ドーナツ泥棒を取り押さえたとき。浜本が「証拠はあるのかよ」と反論されたとき、「(俺も見てたぞ…!)」と言わんばかりに影から原島が姿を見せるところが好きでしたw
まとめ
「七つの会議」は、「企業犯罪エンターテインメント」という表現がピタッとくるなかなか面白い映画でした!
ストーリーが面白いのもさることながら、それぞれのキャラクターも濃かったです。
そして、原島課長がとにかく可愛いのでベイベーは必見ですw