舞台「別れの戦記」初日。語彙力ぶっ飛ばされるほどにキラめきで目を焼かれた。
「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The MUSICAL- 別れの戦記」
開催概要
https://revuestarlight.com/musical/wakarenosenki/revuestarlight.com
開催期間 | 2024年11月9日~11月15日(全10公演) |
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場所 | 品川プリンスホテル ステラボール |
チケット | 超スタァライトシート(最前列)︰30000円 スタァライトシート︰15000円 サイドシート(見切り席)︰13000円 |
配信 | 定点配信(11/9昼):3200円 スイッチング配信(11/9夜・11/15夜):4200円 太陽国カメラ配信(11/14昼):4200円 黒獅子国カメラ配信(11/14夜):4200円 5公演通し券︰15000円(グッズ付18000円) |
脚本 | 児玉明子 |
演出 | 児玉明子 |
出演者 (敬称略) | 富田麻帆 伊藤彩沙 小山百代 岩田陽葵 小泉萌香 生田輝 七木奏音 相羽あいな 佐藤日向 椎名へきる(声の出演) 明部桃子 大久保胡桃 増田悠那 渡来美友 石田彩夏 大林ちえり 小島愛彩 髙原華乃 立石遥佳 中野美優 |
感想ハッシュタグ | ネタバレなし︰#舞台別れの戦記 ネタバレあり︰#太陽と黒獅子 |
舞台新プロジェクト第1弾
これまで「The LIVE」「The STAGE」「スタリラ朗読劇」「エーデル朗読劇」と様々な舞台を上演して来たが、新プロジェクト「The MUSICAL」はその名の通りミュージカルを全面に押し出すもののようだ。そしてその第1弾が聖翔の舞台「別れの戦記」。
スタリラ初期実装キャラの聖翔組の演目が「別れの戦記」であった。ストーリーの全容が明かされたのは2020年6月に開催されたイベント「再演 別れの戦記」であり、劇中劇として舞台で上演したのが2023年6月の中等部舞台Rebellionである。
本作、スタリラ、Rebellionでの配役の違いは以下の通り。フィオナ以外はスタリラオリジナルの配役と一致している。
役名 | 本作 | スタリラ | Rebellion |
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☆マリアヴェーラ・イル・ソーレ | 天堂真矢 | 天堂真矢 | 南風涼 |
☆エイラ・サントラム | 愛城華恋 | 愛城華恋 | 高千穂ステラ |
☆テレサ・アルベルト | 露崎まひる | 露崎まひる | 海辺みんく |
☆ルイーザ・バッハマン | 大場なな | 大場なな | 大賀美詩呂 |
☆ロイス・クライン | 石動双葉 | 石動双葉 | 森保クイナ |
★カタリーナ・レオパルド | 花柳香子 | 花柳香子 | 石動双葉 |
★フィオナ・シュナイダー | 柳小春 | 神楽ひかり | 小鳩良子 |
★クラウディア・シュヴァルツヴォルフ | 西條クロディーヌ | 西條クロディーヌ | 西條クロディーヌ |
★ハンナ ・リヒター | 星見純那 | 星見純那 | 鶴姫やちよ |
会場・座席について
今回の会場は品川のステラボール。
以前別現場でここを訪れたとき苦い思いをした*1ことがあったので、いつもは一般席を取るところ今回は奮発してスタァライトシートを取った。←と思っていたのだが勘違い。最前列の超スタァライトシートと迷ってやめた、が実のところだった。結果的に神席だったので錯覚した。
入場時、金属探知機による身体検査と手荷物検査があった。私がこれまで行ったスタァライトの現場では未経験なのだが、何かあったのだろうか…?
スタァライトシートの来場者特典で、太陽国と黒獅子国のエンブレムが入ったエコバッグをもらえた。中にはキャストランブロと劇中アイテムの「マリアヴェーラからの手紙」も入っている。
本公演のオリジナルグッズも様々あったが、パンフレットとタロット風カードを2枚購入した。
そして座席はというとC列始まりのため前から3列目。しかもほぼドセンであった。肉眼で十分堪能できる。金をはたいた甲斐があった…←ここも勘違い。席ガチャが良かったのだ
x.com舞台「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The MUSICAL- 別れの戦記」初日2公演ありがとうございました❣
— 少女☆歌劇 レヴュースタァライト (@revuestarlight) 2024年11月9日
明日は13時公演の1公演のみになっております✨
ぜひご観劇ください⚔
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「別れの戦記」(11月9日夜公演)の感想
あまりのキラめきで衝撃を受けたので、見たその日にこれを書いている。配信は後日見て、また何か書きたくなったら書くかもしれない。正直まだまだ書き足りない。
※ここからネタバレ注意!!
時間配分はおおよそこんな感じだった。
- ミュージカルパート︰80分
- 休憩︰15分
- ライブパート︰45分
3列目で浴びるキラめき
開幕早々、9人の騎士たちがズラリと並び歌う。スポットライトに照らされた彼女たちを間近に見て、そのキラめきに早くも魅了された。3列目すごい…おねえさんたちのきらめきがまぶしい…もしも5歳の西野えるが観たらこんな気分になるのかもしれないと思った。
九九組は箱推しで特定の誰かを推しているわけではないのだが、こうして目の前で9人*2を見ていると1人1人が皆素晴らしくて、愛おしくて、美しくキラめいていて惚れ惚れする。
配信でもその魅力は感じるものの、やっぱり現場で肉眼で見て浴びたキラめきに勝るものは無いよなぁとつくづく感じた。
(11/13追記:冒頭映像がYoutubeで公開された)
物語そのものに没入できる贅沢感
今回の舞台は丸々全部「別れの戦記」である。Rebellionではあくまで劇中劇という形で、それを演じる舞台少女たちの感情の機微もまた見所だったのだけれど(無論こちらの「別れの戦記」も素晴らしかったのは以前書いた通りである)、今回は我々が聖翔・青嵐の特別公演を観に行ったような没入感を感じた。
真矢演じるマリアヴェーラは本当に凛々しく輝いていて、さすが太陽騎士団長といった風格。そして香子演じるカタリーナもまた、秘めたる野望を抱く黒獅子騎士団長の雰囲気がぴったり。皆スタリラで見たイメージ通りの、いや、それ以上のものを感じた。
あと今回は「The MUSICAL」と銘打っているので、以前Rebellionの劇中劇で聞いた台詞が歌唱になっているのも差別化されていて面白いなと思った。
騎士と九九組のシンクロ性
そんなわけで舞台少女の素の部分は一切出てこないのだが、この「別れの戦記」自体が彼女たちを当て書きして作られた演目という設定上、ところどころでシンクロ性を感じる部分がある。
まず騎士たちの武器が、レヴューで舞台少女たちが持つ武器と同じである(ただし小春演じるフィオナはひかりの短剣を持っている*3)。スタリラと同じく太陽国または黒獅子国のアレンジが施された武器となっており、それを実際の舞台で見れた*4のがよかった。
他にもある。例えばエイラとフィオナがいつか一緒に旅をする約束を交わしてお互いの国のペンダントを交換するくだりはかれひかの運命の交換とシンクロするし、クラウディアがマリアヴェーラと交戦してその圧倒的強さを認めつつ食らいつくのもまさに首席と次席である真矢クロの関係性だし…といった具合だ。
軍事演習を通して太陽国騎士団の強みと弱みを把握したハンナが「いい統計がとれたわ」と言うところも純那の眼鏡が光ったように見えてカッコよかった。
舞台空間の面白さ
舞台空間って面白いなぁと思った。戦闘シーンとかで最前列目の前の通路やその両端もステージになることがあった。ほぼドセンだったので、両端でそれぞれ戦う騎士たちを見るときはキョロキョロしてしまう*5。舞台空間めいっぱい使っていて目が足りなかった。
激しい殺陣、ハンナが弓を射ってルイーザがそれを跳ね返すところや、テレサのバトンさばき、ロイスのハルバードをぶん回す大立ち回りなど、瞬きしてるとカッコいい瞬間を軽く見逃してしまう。ほんと目が10個くらい欲しかった。配信で見返さなきゃ…!
ハンナがマリアヴェーラとカタリーナが幼馴染だったと知るくだりは、ステージ上下で異なる時間軸を行き来しながらの回想シーンとなっている。今でも親友だと思っているマリアヴェーラと、親友だったと過去形で話すカタリーナ、そんな2人が舞台上ですれ違うところはとてもドラマチックだった。お互い想い合っているのに、近づこうとしても遠くへ行ってしまう…そんな歯がゆくもせつない2人の関係性を象徴するシーンだった。
美しくも哀しいラスト
スタリラやRebellionでその結末を知っているのに、やはり最後のマリアヴェーラとカタリーナの一連のシーンは何度見ても泣けてくる。真矢も香子も迫真の演技で、こちらも目に涙が滲む。
カタリーナの腕の中で息絶えるマリアヴェーラ。太陽国の王を討ったあと、手紙を開封したカタリーナはそれを読み崩れ落ちる。今そっちへ行くからと、自ら剣*6を首に……
カタリーナの亡骸にマリアヴェーラが近づいて髪を撫でるのはなんというかもう…神話のようで…言葉にならなかった。天国で再会して一緒にお茶していてくれ…
x.com#舞台別れの戦記 千秋楽を迎えました🌟
— 伊藤 彩沙🎀🛼🍭Ayasa Ito (@ayasa_ito) 2024年11月15日
カタリーナとして生きたこの期間
本当に幸せいっぱいでした🍀
騎士たちの物語、いかがでしたか?
たくさんの愛を応援を
ありがとうございました!❤️🔥
マリアヴェーラ🌸
また会えますように。#スタァライト #太陽と黒獅子 pic.twitter.com/6uMW80D1Y7
ライブパート
- Star Darling(九九組8人)
- 百色リメイン(全員)
- Star Devine(太陽国)
- Baby Blue(黒獅子国)
- スタァライトシアター(全員)
- Star Parade(全員)
- 青春トラベラー(新国立組)
- 別れの
戦記 (全員) - Glittering Stars(カテコ)
カテコ含めてたっぷり9曲も歌ってくれて昇天した。ライブパートでは騎士団の肩の甲冑がメンカラの布に変わっていた。
初っ端、小春以外の8人で歌ったのがコンソールゲーム主題歌「Star Darling」でおおおとなる。歌い出しのひかりパートはまひるが担当してかれまひだったはず。
それぞれ曲を聞きながらあれカッコいいとかここたまらんとかあったんだが、語彙力とともにぶっ飛んでしまった。とにかくどの曲も素晴らしかった。黒獅子組で披露した「Baby Blue」も良かった。
「スタァライトシアター」では客降りがあり、割と至近距離で手を振りあえてたまらなかった。眩しい…。
「青春トラベラー」は小春・真矢・双葉・まひるの4人で歌っていて、あっこれ新国立組じゃん!と気づいてエモかった。
まとめ
スタァライト世界の公演を実際に観に行ったかのような没入感と、舞台少女たちのキラめき溢れる演技に魅了されて大満足の舞台だった。
第2弾何が来るのだろう…?スタリラの演目がこうして実際の舞台になる流れ、これからも続いてほしい!
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