(追記)station使えなくなってしまったようです。2021年9月現在はRamboxを使っています。www.yururito.net
仕事やプライベートで複数のメールやチャットを使っていると、連絡が来ていないか1つ1つチェックして回るのは面倒ですよね。
そんなとき、複数のWebサービスを一元管理できるツールを使うととても便利です。ブラウザのタブ切り替えの如く、スムーズに未読チェックができます。
私は長らく「Franz」を使っていましたが、最近「Station」という同様のツールに乗り換えました。今回はこれらのツールについて紹介します。
複数Webサービスの一元管理ツール
このような一元管理ツールはいくつかあり、「Franz」「Station」「Rambox」「Shift」などが知られています。
- 無料で使える
- クロスプラットフォーム(Windows/Mac/Linux)対応
- 登録サービスが豊富(Gmail、Slack、ChatWork、Messengerなど)
- マルチアカウント機能
といった点が共通しています。
何が便利か
Webブラウザをすっきりできる
Franzを使う前は、GmailやSlackなどをそれぞれWebブラウザで見ていました。
よく使うものは毎回開くのが面倒なので、いくつものタブが開きっぱなしになります。すると、ちょっと作業するだけであっという間にブラウザがタブだらけに…。。
連絡用サービスを1つのツールにまとめることで、Webブラウザは本来の役割(検索やサイト閲覧など)に注力させることができます。
同一サービスでも複数アカウントを登録できる
SlackやGmailなど、用途別に複数のアカウントを持っている例は多いと思います。
その場合、いちいちアカウントを切り替えて表示するのはとても手間になりますが、これらのツールでは複数アカウントがそれぞれアイコンで表示されるので切り替えがスムーズです。
未読のあるサービスがパッと見でわかる
Webブラウザのタブでも未読有無がわかるものもありますが、1つのツールで見渡せる方がすっきりします。
FranzとStationでアイコンや未読の見え方はこのように違います。好みの問題ですが、Franzの方がアイコンがはっきりしています。
通知がうるさく感じる場合は、個別や一括で通知設定を変えることもできます。
Franz
日本語化されており、比較的とっつきやすい「Franz」。
2019年2月時点の最新版はバージョン5。バージョン4まではアカウント不要でしたが、5以降は無料アカウント登録が必要になります。
2019年2月現在、登録対象サービスは69種類。メールやチャットだけでなく、GitHubやTrello、Tweetdeckなどもあります。
Station
「Station」は日本語化されていませんが、スタイリッシュなデザインがカッコよく、Googleアカウントがあればインストール後すぐに使うことができます。
Stationで登録できるサービスの種類は、なんと500を超えています。
↓全サービス一覧はこちらから。MediumやWordPressなどのブログも一部対象だったりします。
https://apps.getstation.com
FranzからStationに乗り換えてよかったこと
より多くのサービスをまとめられた
私はFranzで以下のサービスを登録していました。
- Slack(6アカウント)
- Gmail(3アカウント)
- Trello
- GoogleCalendar
- Tweetdeck
Stationを使うと、さらに多くのサービスをまとめることができました*1。
- Slack(6アカウント)
- Gmail(3アカウント)
- Trello
- GoogleCalendar
- Tweetdeck
- Gitlab
- Atlassian(JIRA/Confluence)
- Habitica
- GoogleAnalytics
- GoogleAdSense
- Canva
- GooglePhotos
- IFTTT
前から使っていたタスク管理のHabiticaや、ブログのアイキャッチ作成で利用しているCanvaもまとめられました!
https://www.canva.comwww.canva.com
Google関連サービスが豊富
Google関連サービスの多さも嬉しいところです。
ブログ運営で使うGoogleAnalyticsやGoogleAdSense、GoogleTagManagerなどもあります。
私の場合、個人用/家族用/ブログ用とGoogleアカウントが分かれており、
- Googleフォトは個人用アカウント
- GoogleCalendarは家族用アカウント
- GoogleAdSenseはブログ用アカウント
のようにサービスによってメインで使うアカウントが異なるので、Stationでまとめることでその切り替えの煩わしさ*2から解放されました。
オンプレミスのサービスも登録できた
会社では、GitlabやJIRA/Confluenceといった開発業務でよく使うものをオンプレミスで構築しています。
ちょっと裏技めいていますが、以下の方法でそれらもStationにまとめることができました。
ただ、会社のGoogleアカウント(Gmail、GoogleCalendarなど)はこの方法ではできなかったので、仕方なくWebブラウザで閲覧しています。
別ウィンドウが開ける
Franzでは、Slackのカスタム設定画面など別ウィンドウで開くものが上手く機能しませんでした。
Stationでは問題なく開くことができます。
一元管理ツールを使う際に気をつけたこと
仕事用とプライベート用でアカウントを分ける
これ、結構大事だと思います。
Franzでは1つのFranzアカウントしか作っておらず、会社PCでも個人PCでも同じサービスが表示されていました。たとえば会社PCにTweetdeckアイコン、個人PCに会社Slackアイコンが出ているような状況です。
そのような場合、そのサービスにログインさえしなければ見ずに済みますが、サイドバーにアイコンが出ている以上気になってしまいます。今思えば、2つのFranzアカウントを作って使い分ければよかったです。
Stationを使うようにしてからは、会社PCと個人PCでこのように登録サービスを分けたので余計なことを気にせず済むようになりました。
共通 | 会社PCのみ | 個人PCのみ |
---|---|---|
Slack(3アカウント) Gmail(3アカウント) Trello GoogleCalendar Habitica IFTTT |
Slack(2アカウント) Gitlab JIRA/Confluence |
Slack(1アカウント) Tweetdeck GoogleAnalytics GoogleAdSense Canva GooglePhotos |
未読チェックをこまめにしすぎない
未読のあるサービスがパッと把握できるのはよいのですが、私のようにSlackの未読をすぐ潰したくなるタイプはあまり見過ぎないことをおすすめします^^;
そんなときは「Disable Notifications」(ベルのマーク)をクリックして通知アイコンを非表示にして、あとで時間ができたときにまとめて見るようにしています。
自分に合う一元管理ツールをみつけてみよう
今回はFranzとStationについて紹介しました。個人的にはStationが好きですが、ちょっとしたUIや登録できるサービスがそれぞれ異なるので、自分に合ったツールを探してみるといいと思います。
最後に、Franz/Station/Rambox/Shiftの対応サービス一覧をご紹介しますね。
- Franz︰https://meetfranz.com/services/
- Station︰https://apps.getstation.com
- Rambox︰Rambox - Boost your productivity
- Shift︰Apps & Extensions - Shift