先日、IFTTTの有料プラン「IFTTT Pro」が発表されました。10月7日以降、無料会員は3つまで*1しかAppletを作れなくなります。
事実上の有料化みたいなもんです。IFTTTをよく使っている私にはめちゃくちゃ影響がありました。
気がつけば作ったAppletは66個。その中には現在も使っているもの・試しに作ったもの・もう不要なものなど色々含まれているので、本当に必要なものは何か、この機会に整理することにしました。
使用しているAppletの整理
これまでに作ったAppletの内訳はこんな感じです。
IF | THEN | Applet数 | 停止済 |
---|---|---|---|
Location | Slack | 3 | 3 |
Feed | WebRequest | 4 | |
Date&Time | Trello | 10 | |
Trello | Slack | 5 | |
GoogleAssistant | Trello | 2 | |
GoogleAssistant | NatureRemo | 5 | |
GoogleSpreadsheet | 1 | 1 | |
Slack | 36 | 10 |
Location→Slack︰保育園のお迎えに行く際、わざわざSlackするのが面倒だったので「会社を出たらSlackに通知」みたいなことをしていました。しかしあまり位置情報の精度がよくなくて*2今は使っていません。
Feed→WebRequest︰ブログを更新したら、ランキングサイトへping送信するようにしています。このブログとサブブログでそれぞれ「にほんブログ村」「ブログランキング」に送信しているので4個のAppletがあります。まぁ絶対必要かというとちょっと疑問です。
Date&Time→Trello ︰前述の記事で紹介したのがこれ。特定の日付や時間になったら、自動でTrelloにカードが作られます。忘れやすい定期タスクの管理に、これがないとかなりツラい。
Trello→Slack︰Trelloに新しいカードが追加されたらSlackチャンネルに通知します。主に旦那と共有している「買い物」「家族タスク」ボードで使っています。また、個人タスクボードはカードを完了にしたときに通知が流れるようにしています。
GoogleAssistant→Trello︰「OKGoogle、買うもの ティッシュ」などと言うと、Trelloの買い物ボードにカードが作られます。3歩歩くと忘れるので声ですぐカードを作成できるのは非常に便利です。他のボードにも採用しています。
GoogleAssistant→NatureRemo︰「OKGoogle、テレビ消して」などと言うと、テレビの電源がNatureRemo経由で押されます。NatureRemoのアプリを立ち上げるのすら面倒になるともっぱら声です。連携しているのはエアコンとテレビですが、なんだかんだテレビの電源が一番使用頻度が高いです。
Twitter→GoogleSpreadsheet︰これは以前、情報番組のアカウントがどのくらいの量つぶやいているのか調べるために一時的に設定したAppletなので不要。
Twitter→Slack︰圧倒的に多いのがこれ。特定のアカウント、特定のハッシュタグ、複数の検索クエリなどで該当したTweetをSlackの各種チャンネルに投稿しています。主にヲタ活用。
ここから、IFTTTを介さなくてもできることを洗い出してみます。
Twitter→Slackは一部を除き直連携
SlackにもTwitter連携があるのは知っていました。ただ、認証のためにTwitterアカウントを使用せねばならず、夫婦互いにアカウントを知らせてないことから直連携を敬遠してい ました。
しかしその後、Tweetのプレビュー表示をさせたくなったので捨て垢を作り連携。実は、この時点でやろうと思えばできたんですよね。。
なので「特定のアカウントがTweetしたらSlackに投稿」という設定のAppletはすんなりと直連携に移行しました。IFTTTを介さない分、TwitterからSlackへのタイムラグはほとんどありません。より早く情報をキャッチできるようになりました。
IFTTTで残ったのはハッシュタグと検索クエリを使った以下4つのみとなりました。
- 誰かが「#べいべーはここ残せ」*3でつぶやく
- 朝の情報番組アカウントが「ミッチー」か「及川光博」についてつぶやく
- 朝の情報番組アカウントが「V6」か「森田剛」についてつぶやく
- 自分以外の誰かが「www.yururito.net」についてつぶやく*4
Trello→Slackは「Trello Alerts」で連携
SlackのTrello連携ではSlack→Trelloはできるのですが、Trello→Slackはできません。
SlackからTrelloにカードを作るよりも、Trelloにカードが作られたらSlackに通知してほしいのですが…ググると「Trello Alerts」を使えばできるとのこと。
しかしApp設定でTrello Alertsがヒットしません。あれれ…?
さらにググった結果、直リンクで無事連携できることがわかりました!
これでIFTTTを介さなくてもTrelloの更新をSlackに通知することができました。
ただ、IFTTTの場合と違って「特定のリストへ移動したとき」という指定はできず、「移動されたカード」はリスト間の移動全て通知対象になります。
本当に必要なAppletが残った
こうして、必要なApplet21個が残りました。
IF | THEN | Applet数(断捨離前) | Applet数(断捨離後) |
---|---|---|---|
Location | Slack | 3 | 0 |
Feed | WebRequest | 4 | 4 |
Date&Time | Trello | 10 | 10 |
Trello | Slack | 5 | 0 |
GoogleAssistant | Trello | 2 | 2 |
GoogleAssistant | NatureRemo | 5 | 1 |
GoogleSpreadsheet | 1 | 0 | |
Slack | 36 | 4 |
…うん、わかってたけど3つに収まるわけがなかったw課金しますw
IFTTTに言い値で課金した
というわけでIFTTT Proに加入します。
Proプランは月額9.99ドルですが、10月7日までに申し込めば最低1.99ドルからの「言い値」を設定できるキャンペーンをしています。
というわけで1.99ドルを設定。
これで21個のAppletは無事に存続できました。
複数アクションが設定できる
Proプランの魅力の1つは、トリガー1つに対して複数アクションが設定できること。
例えば特定日時になったらTrelloにカードを追加してSlackに通知して、TwitterにつぶやいてGoogleカレンダーに予定を入れて自分宛にメールする、なんてこともできるのです。まだ具体的な活用方法は考えてませんが…
まとめ
IFTTT有料化に伴い、これまでのAppletを一度断捨離しました。
断捨離しても3つには収まらなかったので課金しましたが、せっかくなのでもっと有効活用していきたいと思います。
*1:自作できるAppletが3つまでで、公開されているAppletの利用はこれまで通り無制限にできるようです。
*2:その後フルリモートになったのでどっちみち必要がなくなった
www.yururito.net
*3:ミッチーが取り上げられた番組名や日時をつぶやくためのハッシュタグ。主に朝の情報番組系で効力を発揮する。