ゆるりとねっと。

ヲタクなワーママのゆるゆる雑記ブログ

「劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編]君の列車は生存戦略」感想

公開翌日に観てきました

10年の時を経て、ピンドラが帰ってきた…!

さっそく映画を観てきたのだが、まとまらないながら感想を書いてみようと思う。

「劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編]君の列車は生存戦略」

作品情報


公開日2022年4月29日
上映時間124分
監督幾原邦彦
キャラクター原案星野リリィ
キャスト
※敬称略
木村昴/木村良平/荒川美穂/三宅麻理恵/石田彰/能登麻美子/堀江由衣/小林豊/豊崎愛生/上坂すみれ
公式サイト劇場版『RE:cycle of the PENGUINDRUM』公式サイト

2021年3月31日に始動した「輪るピングドラム」10周年プロジェクト。その第1弾として劇場版二部作「RE:cycle of the PENGUINDRUM」の制作が発表された。

penguindrum10th.jp

また、2021年4月8日からは10周年と劇場版を応援するためのクラウドファンディングも開始。開始からわずか150秒で目標金額1000万円達成、最終的に1億円近くが集まった。

ubgoe.com

3万円以上のコースでパンフレットに、7万円以上のコースでは映画のエンドロールに自分の名前を載せることができる。しかしこれらはあっという間に売り切れてしまった。。なので、私は1万5000円を出資した。

パンフレットと来場者特典第1弾

作品の感想(ネタバレ注意)

そもそもなのだが、この作品は解釈が難しい。TVシリーズを何度か見てはいても、自信をもって考察できるほど私自身の理解度は高くないのでご容赦いただきたい。

あと、劇場で1回しか観てない状態での感想なため、以下の記述は多少記憶違いがあるかもしれない。。

新規カットが(思ったより)多め

ただの総集編ではなかった。新キャラ・プリンチュペンギンやプリクリと似た格好の桃果のパートが格子となっている。全体ではTVシリーズのパートが多くを占めるものの、想像していたより新規カットは多かった*1気がする。

池袋や荻窪の実写背景にキャラが佇む映像には(両方とも個人的に思い入れのある場所*2だけに)なんかグッとくるものがあった。

TVシリーズ最終回で「運命の乗り換え」をした後、消えてしまった冠葉と晶馬によく似た少年2人が出てくるが、彼らが水族館で彷徨っているところから今作は始まる。水族館には1話の晶馬や陽毬がいるので、彼らはこの世の者ではないのか?とかこれは"2周目"なのか?とか感じる。

記憶を失っている彼らは「そらの孔分室」で桃果と出会い、「運命の輪を閉じる」という新たなミッションを課せられつつ、本に記されたこれまでの出来事を追体験していく。

テンポよく進む12話分

本の内容は、TVシリーズの1話〜12話をキャラクターごと*3に再構成した感じだった。新規カットもちょこちょこあった*4ように思う。

これTVシリーズ見てない全くの初見には少しキツそう…という感じもしたが、個人的には12話分がコンパクトにまとまっててTVシリーズより見やすい印象を受けた。

そして何より「生存戦略ー!!」のバンクをスクリーンで観れたのは嬉しかった。

後編が気になる

TVシリーズでは「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」と言っていたプリクリ。一方で今作の桃果は「きっと何者かになれるお前たちに告げる」と言う。明らかに対になっている。

また、後編の主題歌「僕の存在証明」などに見られる「存在証明」というワードもおそらく「生存戦略」との対比なのかなと思う。

そしてあのプリンチュペンギン…。可愛い赤ちゃんペンギンかなと思わせといて、後半で「シビれるだろう?」とか「だよね☆」とか言い出してうわああああってなったよね…「ROCK OVER JAPAN」をプリンチュペンギンも歌ってるのは何を意味するのか…。。

あれから桃果はどうなったのか。2人の少年は"何者か"になって"存在証明"し、"運命の輪"をどう閉じようというのか。後編の決着のつけ方が気になる。

まとめ

というわけで、劇場版ピンドラ前編の感想としては「懐かしくも新しい」そんな印象を抱いた。

後編「僕は君を愛してる」は7月22日公開。

www.yururito.net

*1:多いと思うか少ないと思うかは人それぞれな気もするが

*2:物心ついた頃に住んでいたのが荻窪。丸ノ内線、タウンセブン、三ちゃん、大田黒公園などはよく利用していた。

*3:たしか苹果・晶馬・冠葉・真砂子・陽毬だったかな…

*4:鑑賞前にTVシリーズを見返さなかったので記憶違いはあるかも。11話の電車内が95で埋め尽くされる場面はなんか少しマイルドになってたような気がした。