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ヲタクなワーママのゆるゆる雑記ブログ

「HUGっと!プリキュア」未回収の伏線・謎について

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「HUGっと!プリキュア」最終回は、涙無しには見られませんでした。

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Aパートははぐたんら未来組との別れ、Bパートは2030年のはな達の様子が描かれ、大団円で幕を閉じました。


しかーし!


感動のハッピーエンドで終わったものの、回収されてない謎が多くてちょっとモヤモヤしませんか…?( ;∀;)

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思った通り、謎の詳細は描かずに視聴者の想像に任せる余韻の残し方で終わりました。それはそれで有りなんですが、ブログで度々考察・予想していた身としては、謎の答えが全て回収されなかったのが少々消化不良でした(´・ω・`)

というわけで、回収されていない謎・曖昧な点をまとめてみます。前回の答え合わせ記事と重複する点もありますがご容赦ください。

www.yururito.net

当然ながらネタバレ注意です。

ハリーとキュアトゥモロー

ハリーとキュアトゥモローが2018年に来たあと、はなの元にどうやって辿り着いたか?

2人がミライクリスタルホワイトの力で2018年にやってきた際、キュアトゥモローは赤ちゃんになってしまいました。この時はまだ空が明るいですが、第1話ではなの家に飛び込む際は夜になっています。

第1話~第4話ではな・さあや・ほまれがそれぞれ空を駆けるはぐたんの泣き声を聞いていますが、状況から

  • はな︰転校初日の登校中(時計の時刻は7:50:56)→学校の屋上でさあや・ほまれと出会ったとき
  • さあや︰はなの転校前。夕日は指していないがおそらく放課後?
  • ほまれ︰登校中か下校中か、時期不明。

となり、少なくとも1日以上泣き声現象は続いていたと思われます。

トゥモローの「これがマザーの最後の力…プリキュアのもとへ導く…」というセリフから、はなの家までマザーが導いたのかもしれませんが、その間ずっと飛び回っていたのでしょうか?

ハリーはプリハート、ビューティーハリーなどの持ち物をいつ調達したのか?

2人がはなの家に飛び込んだ時、ハリーは既に色々なお世話道具を持参していました。

ハリーが2018年にやってきたのは成り行きです。クライアス社に離反しキュアトゥモローを逃がそうとした矢先の出来事で、ましてやトゥモローが赤ちゃんになる想定もありませんから、お世話グッズの類は2018年に来てからはなと出会うまでに調達したものと思われます。(となると、出会うまでずっと飛び回っていたわけではないのかと)

しかし、そうなると4つのプリハートやミライパッドなどプリキュアに関連するものはどうやって得たのか…。赤ちゃんのトゥモローが所持品として持っていたのでしょうか。

ハリーはキュアトゥモローに想いを伝えたのか?

ハリーの想いを知りつつも、告白して自分にけじめをつけたほまれ。ハリーの回答はやはり「自分も想いを伝えたい人がいる」という内容でした。

未来に帰ってハリーがトゥモローに想いを伝えたかどうかは視聴者の想像に委ねられてしまいましたが、2030年にはながはぐみを産む直前のシーンで、のびのびタワーから虚空を見つめ「ママ…」とつぶやくキュアトゥモローとハリーの様子が映ります。

ハリーが人間態を得たのも、キュアトゥモローが戦っていたのも、そして両者が出会ったのもクライアス社があったから*1…と考えると、あのシーンの2人は未来に帰ったハリーとはぐたんのその後ではないか…?と想像します。

ハリー、はぐたん、ルールーが帰った先の未来はどうなっているのか?

トラウムが作った銀河鉄道*2「未来へかえるくん」。最終回Aパートで、元クライアス社の面々とハリー、はぐたん、ルールーは元いた未来へ帰っていきました。

結局、ハリーたちがやってきた「気の遠くなるほど遠い未来」とは西暦何年*3のことか分からずじまいでしたが、今回の戦いによって何かしら未来は変わったはずで、帰った先の世界はどうなっているのか気になりました。そもそもどの時代に「帰った」のかも不明ですが…

先述のキュアトゥモローのシーンが仮にそうならば、のびのびタワーは健在で、車や電車が空中を走っている世界のようです。

また、ルールーはクライアス社のトラウムが作ったわけで、「クライアス社が設立されなくなった未来*4」に歴史改変されてもトラウムはルールーを作れたのか?という疑問も生じます。仮に作られなかったとすると未来に帰ったルールーは消滅してしまうので、きっとクライアス社が設立されなくても作られる歴史なのでしょう。まぁ2030年の結末を見るに、技術力や動機はあると思いますし。

トラウムとルールー

2030年のトラウムとえみるはどうやって繋がったのか?

最終回Bパートで描かれた、トラウムの新ルールーお披露目シーン。えみるとルールーの身長差が逆転した形の「再会」となるエモい展開でしたが、この2030年のトラウムは第48話でチラリと映った「2019年のトラウムと思しき人物」かと思われます。

ただ、そうなるとえみるはどうやって彼に接触し、ルールーを作らせたのかが気になりました。

研究所の入口にアカルイアス社のロゴマークが見えるので、この世界線ではクライアス社ではなくアカルイアス社がバックアップをしたのかもしれません。または、裕福な愛崎家がトラウムのアンドロイド開発に資金提供をした可能性もあるかなぁと思いました。

トラウムがルールーを作る動機は例の写真の「あの子」に関係しているでしょうし、どちらにしても作るつもりだったのかもしれません。

トラウムと写真に写っていた「あの子」は誰なのか?

まぁ状況的に「幼くして亡くした実娘」なのかなぁと思いますが、本編で明確に語られることはありませんでした。

「あの子」と写っている写真のトラウムはかなり若く、第48話のトラウム(と思しき人物)は既に「あの子」を失ったあとであると推測します。

ジョージ・クライと野乃はな

はなの旦那(はぐみの父親)はジョージ・クライなのか?

ラストの出産シーンではなとはぐたん(はぐみ)は母娘と判明したものの、父親は不明*5。はな両親と共に病院へ急ぐ「旦那らしき人物」の姿は映るものの顔は出ず、その手には既視感のあるクラスペディアの花束が…

まぁ女児向けアニメですし、そこはあえてぼかしたのかもしれませんが…結局分からずじまいとは。。

髪の色おかしい問題*6は気にしてませんが、もしかしたらクライかもしれないし、全くの別人(他人の空似)かもしれませんし。。


ひなせくんは結局…

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間接的にプリキュアの重要な局面に関与していたり、モブの中で1人だけオシマイダー素体になっていなかったり、はなに好意を持っていたりで「ひなせ=クライ説」もありましたが、特に描写はありませんでした。

2030年のシーンでふみとに「夢を叶えた」と言われていましたが、トランペット奏者にでもなったのでしょうか。ひなせは結局はなとどうなったのでしょう。ふみとはアカルイアス社の秘書ですし、はなと関わりを持とうと思えば持てそうですが…。

うーん、どうとでも妄想できるのでモヤモヤしますw

ジョージ・クライはどうやって強大な力を手に入れたのか?

ルールーの説明で「プレジデント・クライはある日強大な力を手に入れた」とあり、リストルはハリーとの格闘で「強大な力の前では我々は無力なんだ!」と語っていました。

故郷が滅ぼされ、もはやクライについて行くしかなくなったリストルの無念は第39話で垣間見えましたが、クライはそれほどの強大な力をどうやって手に入れたのでしょうか。あの本と出会った=強大な力を得た、なのか…?

実はクライに力を与えたラスボス的存在がいて、クライはただ利用されていた…みたいな筋書きかと中盤では思っていましたが、そうでもなかったようです。

かといって神的な存在というわけでもなく*7、自らの絶望から生まれた力だったのでしょうか。

ジョージ・クライがクライアス社を創立したきっかけは何か?未来で何があったのか?

ここ一番肝心なところだと思うんですが、結局はっきり語られなかったですね…。。

過去記事でクライのセリフを振り返りましたが、「民衆が欲望を募らせトゲパワワを蔓延させた結果、時が止まった」と推測できるものの、具体的に何があったのかは話さぬままクライはどこかへ消えてしまいました。

クライと写真に写っていた「前髪の長い」大人のはならしき女性に一体何があったのか。最終回で言及されるかと思いきや、ずっとクライの胸の内にしまわれたままでした。これ、2019年のはなすら知らないままなんですよね…。せつない…。。

その他

元の世界線で起きたことが気になる

にわかシュタゲ好きとしてはやっぱりそれぞれの世界線で起きたことが気になりました。

「剣は何も持たない少女を選んだ」のくだりから、おそらく元の世界線でもはなはプリキュアになっていたのかもしれません。ただ、さあやたちとは出会っていなかった可能性もあります。

はなが切りすぎた前髪を2030年でもキープしている*8のは、ほまれが第1話で「イケてる」と褒めてくれたからでしょう。元の世界線ではそれがなかったから、前髪は自然に伸びていったと思われます。

ではなぜなかったかというと、ほまれがはぐたんの声を聞いたのはもぐもぐを助けようとトラックの前に飛び出した瞬間でした。あのとき時間停止がなかったら大怪我、あるいは最悪死んでいてはなと出会えなかったのかも…と思います。

つまりはぐたんが2018年にやってきた時点で、既に世界線の分岐は起き始めていたんじゃないでしょうか。

未来のプリキュア(トゥモロー以外の3人)とミライクリスタルが気になる

ところで未来のプリキュアについて、トゥモロー以外の描写がシルエットのみでほぼ皆無でした。

キュアトゥモローが時空属性っぽいので、他の3人もそれなりの属性持ちかと思ったんですが…。結局名前すら明かされませんでしたね。。

ミライクリスタルについても言及されませんでした。エールたちのクリスタルが緑を除く虹色配色*9だったので、トゥモローらの配色はどうなっているのか気になっていたのですが…。

女神マザーとはなんだったのか?

そして未来を育む女神・マザーも謎多き人物でした(いや、神か)。

プリキュアのみならずクライアス社の面々も知っている存在で、未来の世界ではどういう立ち位置だったのか気になりました。

まぁ今の5人が「みんなでトゥモロー*10」したときにマザーが相手を抱きしめるように、キュアトゥモローが技を繰り出す際に出現して知っていたのかもしれませんね。

ミライパッドはんの意思とは関係あったのかな…?

元の世界線はなが女神に昇華した可能性も期待していましたが、結局よくわかりませんでした。

ハリハリ族とはなんだったのか?

ハリー、リストル、ビシンらハリハリ族。言葉を喋る動物ということ以外、あまりその生態は明かされませんでした。

彼らは元の世界線ではその日暮らしの孤児ですが、改変後の2030年ではもぐもぐ&りりーちゃんと一緒にぬくぬくしており、どうやら居場所が存在するようなのです。このシーンだけでは何があったか(言葉を喋る種なのかも含め)推測が難しいですが、もぐもぐ生存+りりーと結ばれることにより歴史が変わった結果なのでしょう。

あと、オシマイダーのトサカ頭がハリハリ族に似ているという指摘があり、その出自が不穏でしたが、そこも言及ありませんでした。

それでもハグプリは面白い作品だったと思う

この記事では伏線未回収部分ばかりスポットを当てましたが、決して作品をdisっているわけではありません。(ここ大事)

ハグプリは1つ1つのエピソードが印象深く、全体的にとても濃い・面白い作品だったと思います。セリフも結構大人の方が刺さるものが多かった印象です。

それだけに公式が伏線を全て回収しなかったことは個人的にはモヤモヤしますが、それはある意味考察の余地を残したことになり、我々が妄想や二次創作などで補完する楽しみも生まれたのでよかったと思います。

現にこうやって、ブログ書いてますしw

*1:クライアス社が設立されない世界線でも、別の形で2人は出会う因果だった、という見方ももちろんできます。

*2:「未来へ帰る」というネーミング的に銀河鉄道というより、バック・トゥ・ザ・フューチャー3の機関車をイメージしているのかなぁと思いました。

*3:2044年くらいだと思っています。

*4:そもそも今回の戦いで「クライアス社が設立されなくなった未来」になったかどうかも怪しいですが…。14年後に同じ事態が起こらないとも言い切れないw

*5:立ち会いをしたという意味では父親はほまれなのか?という感想も見かけましたw

*6:ピンク髪のはなと黒髪の男性から黄髪のはぐみが生まれる、というのはセーラームーンのうさぎと衛にも同じことが言えますしw

*7:デビルだ、と評するジェロスにパップルが「違うわ、あの人は1人の男よ」と言っていたのが意味深でした。

*8:最終回で前髪を短く手入れするシーンがありました。

*9:ピンク、ローズ、レッド、ルージュ、イエロー、オレンジ、ブルー、ネイビー、パープル、バイオレット

*10:正確には「ミライパッド、オープン!HUGっと!プリキュア!今、ここに!ワン・フォー・オール!オール・フォー・ワン!ウィー・アー!プリーキュアー!明日にエールを!ゴー・ファイ!!みんなでトゥモロー!!」どこまでが技名かわかりませんがこう書いておきますw