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ヲタクなワーママのゆるゆる雑記ブログ

最後のアレが気になってしょうがない︰舞台「『Dancing☆Star プリキュア』 The Stage」(ぼくプリ)感想

Dancing☆Starプリキュア The Stage

ぼくプリ、蓋を開けてみれば普通に面白い舞台だった。まどマギを彷彿とさせる要素や設定が見え隠れしつつ、ちゃんとプリキュアっぽさも感じた。

「『Dancing☆Star プリキュア』 The Stage」(ぼくプリ)

開催概要

www.marv.jp

開催期間東京公演︰2023年10月28日〜2023年11月5日(全13公演)
大阪公演︰2023年11月10日〜2023年11月12日(全5公演)
場所東京公演︰品川プリンスホテル ステラボール
大阪公演︰サンケイホールブリーゼ
チケットS席︰11000円
A席︰8800円
配信全景映像(11/5昼)︰2800円
スイッチング映像(11/5夜・東京千秋楽)︰3800円
全景映像+スイッチング映像セット︰6100円
スーパーバイザー鷲尾天
脚本・演出ほさかよう
出演者
(敬称略)
田村升吾 滝澤諒 森田桐矢 寺坂頼我 小辻庵
和合真一
平松來馬 TAISEI(G.U.M)
伊藤裕一
大澤信児 川北和郁 大津夕陽 大津朝陽 安久真修 高橋陸人 Kodai Harada 平井颯太

激震が走った「プリキュア初の舞台化」

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4月28日に突如発表されたプリキュア舞台化の報は、ネットに激震が走った。オリジナルキャラクター、しかも全員男子とあって、それはもう賛否両論巻き起こった。

ハトプリからハマり、アニメも映画も全シリーズ履修済みの私ですら、この一報には衝撃を受けた。それはちょっとどうなの…?と懐疑的であった。

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会場・座席について

ステラボールは二度目の来訪

会場は品川プリンスホテル内にあるステラボール。そう、以前私がセラミューフェスで屈辱を受けた、あの因縁の場所である…。

www.yururito.net

今回は舞台だが、ライブパートがある可能性だって十分ある。あの会場でスタンディングされると市民権を失うことを危惧した私は、あえてS席を購入した。

しかしいざチケットを発券すると、一般的なステラボール座席表にない「O列」という表記。これは公式サイトに載っていた本公演の座席表と照らし合わせると、なんと後ろから2列目なことが判明した。終わった…。

ところが実際現地へ行ったところ、I列〜P列までは雛壇となっており、かなり高みから見下ろせる感じに。前列の観客の頭も全く邪魔にならず、とても快適に鑑賞することができた。これはよかった!

ぼくプリ(10月29日昼公演)の感想

これまで1年ごとに脈々と受け継がれてきたプリキュアの系譜。元々知られているシリーズの舞台化ならまだしも、全くの新キャラのみで構成される舞台だ。新しいキャラクター、新しいストーリー、それをたった2時間半の舞台で描く。観る前は楽しみと不安がそこそこ入り混じっていた。

多少のツッコミどころはあれど、舞台そのものは面白かったしプリキュア要素もあった。今のところ「これはプリキュアなのか?」という問いに100%肯定はできないものの、「男子高校生を舞台でプリキュアにするとこうなる」の最適解を見たような気がした。

垣間見えるプリキュア様式美

主人公・星河楽が声を発した瞬間、第一印象こそ「うわ、チャラいw」と思ったのだが、見ているうちに"愛すべきバカ"(褒め言葉)なんだなぁと思い直した。さらに、

  • ひょんなことから妖精パドドゥとぶつかる
  • 巻き込まれて言われるままにプリキュアに変身
  • プリキュアの姿や自身が発したセリフに戸惑う
  • パドドゥによる状況説明(しかし全く頭に入ってこない)

といった、プリキュア初回あるあるが散りばめられている。

また、初めて変身したあとの「ありえねぇ…」は、なぎさの口癖「ありえな〜い」を想起させた。ここからオープニングが始まるのも良い。

舞台での変身シーンが面白い

舞台上で変身するのはセラミュでも見てきたが、プリキュアのそれも工夫を凝らしていてよかった。特にキュアトップ、キュアロックの初回変身はそれなりに尺をとっていたように思う。

変身のポーズを取ったあと、本人を覆い隠す可動式衝立。そこにはプリキュアの変身バンクによくある、シルエットのような変身モーション映像が流れる。映像だけでなく、途中で見える変身中の姿やアンサンブルが周りで表現するエフェクトなども相まって、舞台で踊りながら変身する過程を楽しめた。

しかしトップ〜ロック覚醒までにかなり尺を使っていて、この調子であと3人やるの?と思いながら観ていたら、なんとキュアソウル・キュアカグラ・キュアブレイクの3人は以前からプリキュアとして活動していたと判明する流れに。主人公覚醒以前からプリキュアがいたシリーズはある*1が、時間制約のある舞台にこの手法はなるほどなぁと思った。

最後のバトルで5人並んで変身する*2ところはとても綺麗だった。キュアカグラの和傘エフェクトもなかなか好き。

それぞれのキャラの関係性が良い

高校生5人はプリキュア5みたいな2-2-1の年齢構成である。3学年に跨がる5人の関係性が良かった。

楽(トップ)・颯斗(ロック)︰幼馴染の高2コンビ。底抜けに明るい楽に世話焼きしてる颯斗の構図。ボケとツッコミ、のぞみとりんみたいな。ダンス部のテストに遅れている楽のためになんとか時間稼ぎしようとする颯斗が健気。颯斗のダンスを見て自分もダンスをやりたくなったと言う楽、颯斗が挫折しかけたところを救い出してキュアロックになるところが*3良かった。

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爽々奈(ソウル)・晃雅(カグラ)︰ダンス部の部長・副部長を務める高3コンビ。誰にでも優しさを振りまき独特のカリスマ性を纏う爽々奈に対し、神社の家系だがかなり口が悪く指導も厳しい晃雅。皆から畏れられる対照的な2人だが、2人きりで話しているときの互いに信頼し合ってる感がなんか好き。てか既にプリキュアだったんかーい!

颯斗(ロック)・舞人(ブレイク)︰中学時代から天才と評された者同士。互いにその名を知ってはいたようだが、颯斗があのときよりもダメになってるのを見て拍子抜けする舞人。舞人は最年少の高1だけど、先輩にも物怖じしない一匹狼タイプ。自分のせいで一般人を巻き込んでしまったことを悔いてダンス部やプリキュアから離れたが、楽と颯斗に半ば強引にダンスバトルを持ちかけられて徐々に絆ができていくのが良かった。

他にも晃雅と舞人、晃雅とパドドゥなどところどころで良いなぁ…と思った瞬間があったのだが、これは千秋楽アーカイブで思い出そうと思う。

シリアスなストーリー

元々大人ターゲットの舞台なこともあってか、ストーリーは結構シリアスだった。

プリキュア以外のメインキャスト、バスケ部の蛍と充、そしてダンス部顧問に新しく赴任する元ダンサーの室井。この3人がストーリーを大きく動かす。

自分勝手な判断で充を巻き込み怪我させてしまったキュアブレイク、その怪我で代わりにレギュラー入りした蛍を心から喜べない充、充の才能に嫉妬し復帰を恐れこのチャンスを逃すまいとする蛍、すれ違う気持ちがなんともツラい。

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そして怪しさ満点の室井先生がほんと凄くて…。突如ダンス部に現れ後輩部員たちを懐柔し、ここぞというところで「ナンセーーンス!!」などと高らかに叫び舞台を引き締める。全員が「公平に」という名目でレベルの低い人に水準を揃え、軍隊よろしく揃った動きしかさせないダンスは不気味ささえも感じた。

正体を現した室井先生=コレオグラファーにも悲しい過去がありいたたまれないものがあった*4。絶望は消せない、とはGoプリでもあった展開だが、絶望を受け入れたうえで他の人も絶望へ引きずり込もうという選択をしてしまったのがなんとも悲しい。

闇のリズムを光のリズムに塗り替えたトップが、自害しようとする彼に「俺達のダンスを見に来てよ」と誘うシーンはなんかよかった(語彙力)

パドドゥがいろんな意味ですごい

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そしてなんといっても妖精パドドゥよ…可愛いとか言ってたら最後にしてやられたよ…

人間態をおっさん呼ばわりされて「おっさんじゃねぇ!!」と怒ったり、一回じゃ理解できなかった楽に高速で説明リピートしたり、メタ発言やアドリブなどことあるごとにステージの笑いを誘ってきたパドドゥ。

事件もいったん解決し、5人のダンスステージで大団円…と思わせといて最後にしれっとヤバいものをぶっ込んできた。

絶望を増幅させることで浄化したときのエネルギーを効率よく回収するとかなんとか言ってたな??

まさかキュゥべえ的なあれか…??

室井先生をコレオグラファーにした*5のもまさかパドドゥの仕業なの??

そうなると楽と出会ったのもわざとなのだろうか。これもう一度頭から見返したらパドドゥの印象変わりそう…

プリキュア史において妖精が黒幕パターンはなかったはずで、これは男子プリキュアよりも衝撃的だった。楽しそうに踊る5人のダンスを見ながら、やべーよこれいつかプリキュアたちに目論見バレて対峙する日も来るのでは…なんて思った。次回作まだですかね…。

まぁ願いを叶えるためにあれ(名前忘れた)を集めてる、とは最初に楽にも説明してたし、そのパドドゥが叶えたい願いが何かにもよるが…。パドドゥはバレエを踊れること、かつて相棒がいたことをしれっと言ってたけど、もしかしたら相棒絡みの願いなのかもしれないな…パドドゥって2人で踊るバレエだからね…。*6

その他

  • 「会社に行きたくない!」ってイビルダンサーになった会社員、わかるわぁ…
  • パドドゥ妖精態の操演も可愛かった
  • ロックダンスのロックってlockなんだ。爽々奈の説明にへぇ〜ってなった。
  • 回替わりらしい楽の遅刻理由「間違えて天王洲アイル行っちゃって」すかさずツッコむ颯斗「それ銀河(劇場)…」
  • 神社の息子な晃雅の「色々大変だった」話もいつか描いてほしい
  • ブレイクに何があったかを2人に語る部長、マミさんのお茶会?
  • イビルダンサー(だっけ?)あの高さから降りるのすごくね?
  • 室井先生ギラギラしてて好きだわ〜ビジュ良き…
  • 光のリズムに塗り替えていくところももちろんだけど、とにかく色んな場面で踊ってて総運動量やばいな…

まとめ

というわけで思いのほか楽しめた「ぼくプリ」。最後のパドドゥに全部持ってかれたが、こういう新しいプリキュアの形も悪くないなぁと思った。

次回作あったら行く…!

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*1:ハトプリ、ドキプリ、ハピチャなど

*2:4人を助けに入ったキュアブレイクは既に変身してたのでは…?と思ったが細かいことは気にしないことにするwステージショーみたくコスチューム着てても"変身前"扱いだったのかもしれないし。千秋楽アーカイブで確認する

*3:> 「お前は俺に夢をくれた。今度は俺の番だ。お前が夢を持てないって言うなら俺が一緒に探す。未来がないって言うのなら、俺の未来にお前も一緒に連れてってやる、俺ら2人の夢は世界一のダンサー、2人でヒーローになるんだよ!」

*4:すごく印象的なセリフがあったのだが忘れた。。千秋楽アーカイブで確認したい→(追記)これだったかな「ご都合主義や綺麗事で絶望は消えない、夢を失ったという喪失感は誰にも癒せない…一度絶望に落ちたものは二度と希望を抱くことはできないんです」

*5:室井先生消される寸前「まさかあのときの…!」ってセリフがたぶんそれか?

*6:プリキュア妖精あるあるの名前絡みの語尾だけど、パドドゥに関しては「パド」「ドゥ」って2種使ってるのもちょっと気になってる。今はいない相棒の分も自分が担ってるとか、そういう匂わせ?

総勢78人!横浜の「全プリキュアパレード」参加レポ

5年ぶりに開催された横浜のプリキュアパレードに行ってきた。

ちなみに我が家4人の、プリヲタ度は以下の通りである。

・次女(3歳)︰プリキュアほぼ未視聴だが、歯ブラシなどの雑貨をいくつか持っている。長女のお下がり「おしゃべりはぐたん」を連れ歩いている。
・長女(8歳)︰2017プリアラ・2018ハグプリはほぼ全話視聴。この時期のイベントはよく行ったしグッズも買った。その後は劇場版のみ観ておりFも鑑賞済。
・私︰プリヲタの女児親。2010ハトプリ途中からハマり、以来全シリーズ全話全映画視聴済。Goプリ大好き。Fは3回鑑賞済。
・旦那︰非プリヲタ。我々のためにクルマ出してくれた(感謝!!!)

全プリキュアパレード2023

開催概要

anime-precure.com

開催日2023年9月24日
場所・日本丸メモリアルパーク(11:00〜11:30)
・日本大通り(12:00〜12:30)
・横浜中華街(13:00〜13:30)
・関内ホール(15:30〜16:00/17:30〜18:00)
チケット(関内ホールのみ)大人1800円
子供(13歳未満)1000円

15周年パレードとの違い

15周年 20周年
開催日 2018年10月21日 2023年9月24日
最新作 「HUGっと!プリキュア」 「ひろがるスカイ!プリキュア」
プリキュア数 55人 78人
パレード 11:00 グランモール公園 11:00 日本丸メモリアルパーク
12:00 日本大通り
13:00 横浜中華街
15:30 関内ホール(有料)
17:30 関内ホール(有料)
グリーティング 14:15 MARK ISみなとみらい
15:00 横浜人形の家
15:45 横浜ワールドポーターズ
16:30 横浜ランドマークタワー
なし

今回はグリーティングは無くなり、パレードのみになっている。15周年のときは事前情報がほぼ無く現地で混乱をきたしていた*1が、今回は公式サイトでパレードの進行ルートを事前公開してくれた。ただ、キッズ優先エリアのようなものは前回同様に設けられなかった。

関内ホールで全員集合

今回は3箇所に分かれての無料パレードと、プリキュア全員が集まる有料パレードの2種類がある。

78人が一堂に会するところを観てみたい…チケット先行販売に申し込んだが、結果はあえなく落選。平日昼の一般販売では申込ページを出した状態でスタンバっていたが、開始1分も経たないうちに予定枚数終了。見事に惨敗であった…

oricon newsさんが一部映像(78人の口上!)をまとめてくれていた。絵面が凄い…

パレード参加レポ

前日の雨から一転して晴天に恵まれたパレード当日。暑さもほどほどで過ごしやすい一日だった。

早起きしたのになんだかんだでギリギリとなってしまう。まぁそもそも場所取りできないしな…とパレードの注意事項をあらためて見返す。

・当パレードは横浜で行うイベントのため、座ったり、立ち止まって見られるスペースがあまりありません。歩きながらの観覧となりますので、予めご承知置きください。

・会場周辺での徹夜・早朝待機・座り込みや集会は通行の妨げになり危険を伴うため禁止とさせていただきます。

・荷物やシート等での場所取り、脚立・椅子の使用や肩車など、後ろのお客様の視界をさえぎるような行為、割り込み行為など、他のお客様のご迷惑になる行為は禁止とさせていただきます。

・お荷物やレジャーシートのみで行う、無人での場所取りはお断りします。発見した場合は撤去させていただく場合がございます。

場所取りについて色々書かれているが、「場所取りそのもの」を禁止しているのか「無人での場所取り」だけ禁止なのかがいまいちわからなかった(たぶん後者だと思うが…)。

てか「歩きながらの観覧」って実質不可能でしょ…と思いつつ、我々は最初のパレード会場、日本丸メモリアルパークへ向かった。

日本丸メモリアルパーク

日本丸メモリアルパークパレード順路(公式サイトより引用)

  • SS(2006)
  • ハトプリ(2010)
  • スマプリ(2012)
  • ハグプリ(2018)
  • ヒープリ(2020)
  • トロプリ(2021)

日本丸を取り囲むように進むルート。スタート地点・ゴール地点ともにちょっとした広場があるので、両サイドでパフォーマンスをすることは予想できた。

既に両サイドは人で埋め尽くされている

開始20分前に着いた頃にはたくさんの人でごった返している。広場の前に場所取りしている人たちは一体いつから来ていたのだろうか…

はしゃぐ子供たちを追いかけながら、ゴール付近の高台を確保。前方に高身長男性*2が立ちはだかるが、位相をズラせば見えたので子供たちもなんとか見ることができた。

いよいよプリキュア登場。スタート地点のパフォーマンスは船で隠れて全く見えないが、歴代主題歌に乗せて口上を言っているのが聞こえる。

開始から約10分後、こちら側へ向かってくるパレードが始まった。

移動する25人のプリキュア

トロピカる部の皆とか、キュアマリンとか、海繋がりのプリキュアが船の前にいるのなんか良い。

6組のプリキュア大集合

新しい作品順で、トロプリからパフォーマンス開始。主題歌に乗せて口上とダンスを披露した。特にSSの2人のダンスがキレキレで風格を感じた。

ムーンライトの名乗り

たっぷり30分強で終わった1回目のパレード。ここから次の会場・日本大通りへ急ぐ。

日本大通り

日本大通りパレード順路(公式サイトより引用)

  • 5GoGo(2008)
  • フレプリ(2009)
  • ハピチャ(2014)
  • まほプリ(2016)
  • スタプリ(2019)
  • ひろプリ(2023)

パレード開催発表時はまだ存在が伏せられていた追加キュア・キュアマジェスティが降臨*3し、総勢27人。

日本初の西洋式街路として知られる日本大通り。日本丸メモリアルパークからここまではかなり距離がある。旦那のクルマで付近まで移動してギリギリであった。

先程と違って高低差のない普通の路上である。正直、日本大通りと横浜中華街はほぼ何も見えないだろうと思っていた。

おわかりいただけただろうか…

やはり、何も見えなかった。

歩きながらの観覧とは。

唯一の収穫は「マジェスティの頭部」である。

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肩車禁止なのにそこかしこ肩車だらけ。MCや警備員が度々肩車禁止を呼びかけていたが焼け石に水である。確かに普通に立っているだけでは何も見えないから肩車になるのはわかる、わかるが…

どんなに移動してもフロート以外何も見えない。元の道幅それなりに広いはずなのに、それすら感じないほどに人しか見えない。プリキュアはどこにいるのか…?

引いてみても何も見えない

縁に乗ってみてもこの視界。たまにプリキュアの頭頂部が見えるのが限界だった。。

わずかにセレーネとコスモの頭部が

これ以上いても変わらんと、パレード途中で退散。横浜中華街へ向かった。

ちなみに本パレードの模様を高画質で撮影している動画があった。日本大通りのパレード、こんな感じだったのね。てか、これどうやって撮ってるんだ…??

横浜中華街

横浜中華街パレード順路(公式サイトより引用)

  • MH(2005)
  • スイプリ(2011)
  • ドキプリ(2013)
  • Goプリ(2015)
  • プリアラ(2017)
  • デパプリ(2022)

横浜中華街だからか、プリアラ☓デパプリの美味しい組み合わせのある26人によるパレード。

移動距離は一番長いが、道幅は一番狭い。普段から混み合うエリアだが、スタート地点の善隣門付近はかなりごった返しているとTwitterで見たのでそこへは向かわず、ゴールより手前の上海路へ出た。開始5分前頃でもこのあたりはまだ余裕があり、最前列に子供たちを配置できた。

しかし道幅がホントに狭い。あのフロートがここを通れるのだろうか?という心配もしつつ、直前まで一般の通行人が歩いてたりしてハラハラしたが、15分後にフロートは無事にやってきて通り抜けた。

ほんとにココに来るの?ってほどの道幅

そして眼前にはブラック・ホワイト・ルミナス!そしてスイプリ、ドキプリとどんどんやってくる。

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推しのフローラがこっち側を見てくれてバッチリ撮ることができた。結構これで私は満足した。

フローラにたくさん手を振れました

そしてプリアラ・デパプリと続く。手を振りながら写真撮るの忙しいw

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子供たちも間近でプリキュアを見れたので楽しそうであった。ただ、どうせならゴール地点の山下町公園まで行ってみるかぁ〜と、流れに乗ってぞろぞろと公園方面へ向かったが…

何が起きているのかわからん

あ、見えないねぇ…

そもそもここホントに公園なの?ってわからないくらい入口付近で詰まっており、フロートの一角しか見えない。人がどんどん後ろから押し寄せるのでそのままいたが、デパプリの主題歌に合わせて歌い出すちびっ子たちや、MHの主題歌を熱唱する男性らがいるなど熱気はすごかったw何も見えないけどw

横浜中華街公式Twitterにパフォーマンスの様子が載っていた。こんな感じだったのね。。

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パレードが終了し、ゆっくり捌けていく人々。やっと公園の全貌がわかった。そしてこの小さな公園にたくさんの人が押し寄せていたことにビビった。

終了後もしばらく残って余韻に浸る人、フロートの写真を撮る人、公園で遊ぶちっちゃなプリキュアたちなど様々な光景が見られた。

フロート搬出まで見守りました

まとめ

以上が、全プリキュアパレードの3箇所を回ってみた記録である。

日本大通りは残念だったが、他は思っていたよりもプリキュアを見ることができてよかった。本当にそのプリキュアがしそうな所作を貫いていて、スーツアクターのプロ意識を感じた。

あとから写真見返して、フロートの装飾が各地で違うことに気づいた。

フロートは三者三様

次女にとっても良い思い出になったようで、「パレード」という単語が出ないながらもパレードのことを話しては嬉しそうにしていた。

*1:5年前のレポはこちらwww.yururito.net

*2:おそらく女児の付き添い親っぽいが、少しはしゃがむなりしてほしかった。。

*3:「マジェスティがパレードに来る」という公式発表はなかったと思うが、流れ的にそうなるよねとは思っていた。

「映画プリキュアオールスターズF」ネタバレ感想︰繋いできた想いと、繋いでいく想い

3回鑑賞してきました

待ちに待った「映画プリキュアオールスターズF」を、公開3日目*1に長女と観てきた。

いやぁ…もうどこから感想書けばいいかわからんくらいによかった。

「映画 プリキュアオールスターズF」

作品情報

  • 上映時間︰73分
  • 公開︰2023年9月15日
  • 監督︰田中裕太
  • 脚本︰田中仁
  • ゲスト声優︰坂本真綾・種﨑敦美
  • キャッチコピー︰「繋ぐ―。」「20周年ありがとう♡復活!全プリキュア大集合!!」

2023allstars-f.precure-movie.com

20周年記念作品と銘打った、5年ぶりのオールスターズ映画。「キュアモフルン」「星のうた」などを手がけた田中裕太・田中仁コンビが監督・脚本、そして数々の美しい変身バンクを手がけた板岡錦氏が総作監とあって、期待値は爆上がりしていた。

板岡氏描き下ろしイラストのムビチケカード

ミラクルライト復活

コロナ禍でなくなっていた*2ミラクルライトが、本作で4年ぶりの復活を果たす。

ブルーとピンクのランダム2種で、長女はブルーを引き当てた。

復活!ミラクルライト(ブルー)

ミラクルライトでの応援が復活したが、特に冒頭で説明するパートや妖精たちがこちら側に応援を呼びかける場面などはなかった。

FilmCollectionクリアカード

各チームのカラーで彩られている

また、今作は大人も子供ももらえる来場者特典があった。各シリーズのクリアカードで、私達はヒープリとひろプリを引き当てた。

しかし、公開6日目に再度一人で観に行ったときは既に配布終了していた。。

ネタバレ感想

パンフ買えずポップコーン蓋の裏に押した記念スタンプ

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いやでもこれだけ数多の要素をよくまとめたな…って思うよ…さすがだよ…

初見では気づけない部分もあって少しモヤモヤもしたけれど、3回繰り返し見てかなり満足した。オルメモとはまた違ったオールスターズ映画だった。

各チームの交流が楽しい

あらすじにもある通り、バラバラになってしまったプリキュアたちが、仲間を探すため遠く見えるお城を目指す。紆余曲折ありながらも進むうちに、この不思議な現象の真相にたどり着く…といういわゆるロードムービーである。4チームはプリキュア史における後半9年、2015年「Go!プリンセスプリキュア」以降のメンバー*3で構成されている。

初登場時にはプリキュア名・本名・作品名がテロップに出る*4親切設計。基本的に*5同じ作品のメンバーは重複しておらず、ひろプリの面々とは初めましてなため、プリキュア初見の人が疑問に感じる部分*6も代弁してくれるシーンがあったりする。

スカイチーム

  • キュアスカイ/ソラ・ハレワタール(ひろプリ)
  • キュアプレシャス/和実ゆい(デパプリ)
  • コメコメ(デパプリ)
  • キュアサマー/夏海まなつ(トロプリ)
  • キュアシュプリーム/プリム

直近3世代主人公+ゲストキャラで構成されたチーム。春の景色を彷徨う。トロッコで移動。

冒頭で襲われそうになったソラの前に颯爽と現れるプレシャスとサマーはめちゃくちゃカッコよかった。そしてソラも変身。変身バンクがフル尺で流れるのはこれが最初で最後だが、大画面で変身バンク見せられると涙が出る体質になってしまったようだ。

その後はドタバタとコミカルなシーンが多めになる。3人でデリシャスマイル〜♡言ってるの和むわ…

早く仲間を探さなきゃと焦るソラに、今一番大事なのは腹ごしらえだよと励ますゆいとまなつ。このとき教わった先輩たちのモットーが、後に再起するキュアスカイの言葉*7に取り入れられるからアツい。

プリズムチーム

  • キュアプリズム/虹ヶ丘ましろ(ひろプリ)
  • キュアフィナーレ/菓彩あまね(デパプリ)
  • キュアラメール/ローラ(トロプリ)
  • キュアグレース/花寺のどか(ヒープリ)
  • ラビリン(ヒープリ)
  • プーカ

主人公の相方的ポジ多めか。夏の景色を彷徨う。電車で移動。プリズムとラビリンの中の人は同じ加隈亜衣さんである。

ローラが人魚と知って驚くましろから始まり、プーカを守って戦うフィナーレや、ラビリンとはぐれたのどかと出会う。

ロラまし、なんかこのコンビ好きかも*8。ラメールになるとめちゃくちゃ走るから人魚とのギャップが際立ってホント好き。

電車に乗り込めず必死に走るのどかに、精一杯尾ひれを伸ばすローラも良い。さらに尾ひれと手の距離を駆けつけたラビリン*9が埋めてくれたのもよかった。

強大な力で、意図せず触るもの全てを壊してしまうプーカに、物怖じせず優しく手を握るのどか。「大丈夫って、言ったでしょう?」のどかはホント優しい子だよ…

ウィングチーム

  • キュアウィング/夕凪ツバサ(ひろプリ)
  • エルちゃん(ひろプリ)
  • キュアアンジュ/薬師寺さあや(ハグプリ)
  • キュアフェリーチェ/花海ことは(まほプリ)
  • キュアフローラ/春野はるか(GOプリ)

共通点は空飛ぶとかプリンセスとか赤ちゃん繋がりか?秋の景色を彷徨う。風船とほうきで移動。ツバサ役の村瀬歩さんはGOプリで王子役として出演したことがある。

敵と戦うフローラ、美しすぎて見惚れる…ローズトルビヨンもモードエレガントも流れるように入れてきて、フローラ推しにはたまらんかった。

そしてそれを見たツバサが「この世界のプリンセス?!」と言うと、途端ににへら〜とするのがはるはるらしくて可愛かったw

夜空の下でさあやとはるかが夢を語るところ好き。ここでキュアップ・ラパパすることはも可愛いんだ…

バタフライチーム

  • キュアバタフライ/聖あげは(ひろプリ)
  • キュアアース/風鈴アスミ(ヒープリ)
  • ラテ(ヒープリ)
  • キュアミルキー/羽衣ララ(スタプリ)
  • キュアマカロン/琴爪ゆかり(プリアラ)

ザ・大人チーム。定義的にガチの大人*10もいれば、大人っぽい見た目なケースも含まれる。冬の景色を彷徨う。獣に乗って移動。

あらすじにもあったがさっそくララとゆかりの対立から幕を開ける。まぁこの2人は気が合わなそうよね…とは思ったがw結構ゆかり側が単独行動するからと突っぱねてるようである。

しかし1人になったゆかりは、凍えながらもずっとあきらのことばかり想い続けててもぅ〜〜!!どんだけ好きなんだよ!!ラテが助けに来たときもあきらの顔とオーバーラップしてくるし(どちらも犬繋がりはあるけどさ…w)

足湯をみつけ、語らいながら仲直り。あげはとアスミの安心感あっていいなぁ。ララが触覚を差し出し、それにゆかりが応じるシーンはほっこりした。

でもゆかりはあきらのことばかりではなく、この世界の違和感に気づいていた。こういう洞察力があるところもさすが。

いざというときアスミが頼もしかった。地球の状態を感じ取れる存在がこんなに貴重だったとはw

こんな走馬灯見たい…エモすぎる名場面

前半はこの15人を中心にストーリーが進むが、お城に集結して事の真相に触れ、絶望から立ち上がったあとは次第にハピチャ以前のプリキュアたちが加勢していく。その過程で各シリーズの名場面が彼女らとキュアシュプリームの前にオーバーラップしてくるのだが、この演出がたまらなくよかった。誰かが「プリヲタが見る走馬灯」と言っていたがまさしくそれだった*11

  • ひろプリ5話(スカプリ)
  • デパプリ28話(プレコメ)
  • トロプリ1話(まなロラ)
  • 5 11話(ココのぞ熱気球)
  • 無印8話(手帳)
  • ハトプリ49話(デューン戦)
  • ドキプリ21話(マナレジ)

そんな中、最初に現れたのはキュアハート。このキュアハート登場時の頼もしさったらすごかった。過去の自分を見ながら「色々あったなぁ〜」って振り返ってるのもよかったw

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  • ハピチャ47話(ダーク誠司)
  • スマプリ21話

ハッピーとラブリーも登場。

  • トロプリ(まなロラ)
  • デパプリ18話(あまねに訊くプレシャス)
  • ヒープリ42話(のどかを励ますラビリン)
  • フレプリ23話(ピーチVSイース)
  • SS43話(満薫を守る2人)
  • スイプリ16話(メロリズ)

ブルーム、ピーチ、メロディ登場

  • 無印42話(皆元々一人じゃない)
  • 5 24話(4人を励ますのぞみ)
  • ハグプリ35話(さあや)
  • Goプリ39話

ブラックとドリーム登場。スカイにお願いされ、よくわかんないけどやってみるよ!的な返しをするブラックがらしいなぁと感じた。

主人公プリキュアが出揃ったところで、歴代アイテムとマークが集結するくだりもオールスターズって感じでアツかった。

コマ送りで見たい怒涛のバトルシーン

快進撃は止まらない。「今こそ!プリキュアの出番です!!」とスカイが切り出すと、とりまく人々や準プリキュアたち(エコーも!)が勢揃いし文字通りのオールスターズに。

そこからオールスターズDXシリーズを彷彿とさせる混合バトルシーンが次々と押し寄せる。音楽系、別フォーム隊、球技系と弓系、雷、宇宙、花、蝶などなど…一度ではその全てを見ることはできず、コマ送りかスローモーションで見たいくらい目が足りなかった。

プリアラとデパプリのレッツラまぜまぜ、ワンダフルファンファーレのどさくさに紛れてパパイヤが乗っかっちゃってるのには笑った。

ラメールとマーメイドによる人魚系プリキュアの共闘も。こういう組み合わせ見たかったやつ…!

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キュアシュプリームとプーカ

坂本真綾さんのキュアシュプリーム、ホント凄かった。僕っ娘可愛いとかそんなこと言ってる場合じゃなかった。

シュプリームは敵っぽいよなぁと思ってはいたのでそこはあまり驚かなかったけど、その正体は思った以上に壮大でビビった。全プリキュアをも凌ぐ強さをもつ存在、最大の「俺TUEEE」が来てしまったのだ。。

あらゆる世界で自分が最強であると確認しているシュプリームが、プリキュアの強さに興味をもって自らもプリキュアをやってみようとする。でも、形を真似したり表層的なことをなぞるだけではだめで、いくら敵をバンバン倒そうとも*12満たされない。

この「形を真似る」過程で作られたのがプーカだった。だから前髪似てたのか…。しかし力を与えたのに使いこなさず役に立たないからという理由で、早々に捨てられてしまう。そのことがずっと尾を引いて、自分の力が嫌になっていたプーカを救ったのは紛れもなくプリキュアたち、とりわけプリズムチームの面々とエルちゃん*13だったと思う。

嫌いだったこの力で、誰かを助けたい!!その強い想いがキュアエンジェルやロイヤルキャンディなどの歴代妖精キュアと融合してキュアプーカが誕生したときは思わず声が出そうになった。

キュアプーカ可愛すぎん???

プリキュアの形だけなぞっていた創造主と、想いの力で本物のプリキュアになれた創造物。白コスチュームと灰色毛だった2人は、黒コスチュームと白コスチュームを纏う対照的な2人になっていた。シュプリームの孤独に寄り添うプーカ。

「ここから始めるプカ、もう一度、二人で」

この最後のセリフが鳥肌。黒と白の新たな「ふたりはプリキュア」が始まった瞬間だ…。

「F」の示すもの


「F」については作中で明確な言及はしていないが、予告編に出てきた単語をはじめ、色々複合的な意味をもったものなのかなぁという解釈ではある。

予告編に出た単語は以下

  • Fight
  • Friend
  • Future
  • First
  • Forever
  • Final...?

公式サイトにある単語は以下

  • Festival
  • Fukkatsu

OP曲と挿入歌の歌詞にある単語は以下

  • Fellows
  • Friends
  • Fantastic
  • Future
  • Forever
  • Final

しかし3回ほど観て、キュアシュプリームとキュアプーカのあのラストシーンを見るに、「Futari」のFでもあるのかなぁと感じるなどした。

その他箇条書き

  • 「はらぺこった~~~!!」でタイトル出て、「はらぺこった~~~!!」でエピローグ始まったw
  • やばそうなキノコに目を光らせるゆいとまなつw「なんとなくだめだと思います!!」
  • めっちゃ走るのどかちゃんw
  • 街の人たちに訊いてもみんな同じようなことしか話さない…ってくだりが、RPGみたいで滑稽だった。
  • 城に正面から入ってくるのサマーらしいw
  • 城内で敵を蹴散らしながらの「ビクトリー♪」するラメールかわいい
  • 再会を喜ぶ一同、エルちゃんをツンツンするバタフライw
  • 回想の冒頭でミルキィローズがやられるカット、これだけで絶望が伝わる…
  • シュプリームの変身バンクみたいなの美しかわいい。うさぎモチーフなのにゾクゾクさせる
  • 「大人にもカッコつけさせてよね!」というバタフライも、「プリンセスを頼みます!」と特攻していくウィングもカッコよすぎる…
  • 「さよなら、最後のプリキュア…」とスカイ・プリズムに言い渡した直後にマジェスティが降り立つのタイミング素晴らしい~~
  • ショコマカの新規イチャコラにこんなに尺を割いていいんですか!?(好き)
  • 選抜チームと歴代主人公以外で声があったのマーメイドとショコラの2人だけじゃん
  • ブラホワ「強いか弱いかじゃない!私達の明日は自分で決める!」
  • シュプリームに狙われるプーカに「なんでもできる!なんでもなれる!」と応援するエール。ここで15周年時の主役持ってくるの最高すぎる。
  • やったー!来年もあるぞ!!Finalじゃない!!

まとめ

ひろプリチームの活躍、後半9代メンバーによる交流、オールスターズの混合バトルなど、盛りだくさんの要素で20周年記念にふさわしい映画だった。

「ふたりはプリキュア」から始まったプリキュアの歴史。作品が変わりながらも、その根底にある想いをバトンのように繋いでいった。「ひろがるスカイ!プリキュア」までのプリキュアの想いを繋いで、新たなプリキュア2人の歴史が始まろうとする終わり方はとても感慨深いものがあった。

総勢78人のプリキュアによるEDダンスでしばらく余韻に浸りたいと思う。

*1:この時点でグッズはほぼ全滅、パンフすら完売であった

*2:ミラクルライトではない別なものになっていた。2021春(ゆめのまち)はペンダント、2021秋(雪のプリンセス)・2022(お子様ランチ)は指輪。

*3:2015〜2019から1人ずつ+2020〜2022から2人ずつ+ひろプリ

*4:キュアシュプリームのときは"それっぽい"作品ロゴが出てくるが、はっきりとは読み取れない。

*5:ツバサとエルちゃんは除く

*6:ローラが人魚なこと、ララの触覚、アスミがノースリーブでも寒がらないことなど(これは理由言及はなかったが…)

*7:「ヒーローとは、泣いている子を見捨てない…そしてヒーローとは!どんなときも笑顔を絶やさず、今一番大事なことをするものです!!」

*8:てか、中の人たちラジオ「ひだかくま」パーソナリティじゃんw

*9:ましろをギュムっと踏み台にして飛んでくるんだけど、ここのアフレコさすがに別撮りだよね…?w

*10:キュアミルキーの母星・サマーン星では成人と定義される

*11:まほプリ、スタプリ、プリアラがどのタイミングで流れたか3回観てもわからなかった…どこかには入ってたと思うが。。

*12:攻撃時、黒い爪の指を2本高々と掲げるポーズカッコよくて好き

*13:のどかもエルちゃんもプーカに「だいじょうぶ」と手を取ってたんだよね

2023年春に見たアニメ感想

2023年の春アニメ(と無料配信アニメ)を色々見てたので、感想を書き留めておきます。

完走

Yes!プリキュア5

  • 2007年放送
  • 全49話
  • 視聴期間︰3月30日〜5月12日

秋にNHKで放送される「オトナプリキュア」を前に、プリキュア5と5GogoがYouTubeで無料配信されました(この「毎日1本ずつ、2週間限定」のスタイルはなかなかハードでしたが…)

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プリキュア5も5Gogoもリアタイはしておらず、後から再放送で見ました。でもかなり前のことなので、細かいところとかは覚えてなかったですね…

序盤の5人が次々と仲間になっていくくだりが丁寧。他の4人に比べると一見凡庸なのぞみが、持ち前の明るさを武器にこのチームをグイグイと引っ張っていく…そんな構図がとてもよかったです。

増子美香やおタカさんといった脇役も個性的で、5人とガッツリ関わってくるエピソードも。鋭い着眼点を持つ美香になぜかプリキュアの正体がバレないのも面白かったですw

初めは怖そうなブンビーさんもだんだんと自分の立場が危うくなるにつれ憎めないキャラへと変貌していましたw

そしてなんと言ってもココのぞが良い…特に11話の「のぞみとココの熱気球」は良回です。"可能性の気球"の話は5Gogo終盤のくだりにも繋がってくる名言だと思います。

美少女戦士セーラームーン セーラースターズ

  • 1996年放送
  • 全34話
  • 視聴期間︰5月10日〜6月8日

「劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos」の公開記念として、プリキュア5同様に毎日1話ずつ公開されました。

前作SuperSもこれより前に配信されていたのですが、春アニメとの並行が難しく断念。こちらのスターズだけを見ることにしました。(ってか家にBlu-ray全巻あるからいつでも見れるんだけどさ…w)

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4クールだったのに、野球だサッカーだゴルフだとやたらめったら放送枠が潰され飛び飛び放送だった全34話。しかも旧アニメシリーズで最も原作と設定が大きく乖離しており、放送当時の私(中1)には受け入れがたい気持ちもありました。

ですが、あらためて見てみると旧アニメならではの良さもあって、これはこれで面白いな…と思えるようになりました。最終回クライマックスで流れるセーラースターソングのくだりはホント好き。

スリーライツと内部との交流、アニマメイツのキャラ付けなどは旧アニメの方が濃かったですね。第184話「ふたりきりの夜!うさぎのピンチ」みたいなハチャメチャギャグ回もw

それだけに終盤次々と仲間が失われていくさまはうさぎにとってなかなかにツラい。原作では冒頭から衛のスターシードが奪われ消失しますが、旧アニメは衛の身に何が起きていたかは終盤まで明かされないのです…。

ちびちびの正体もギャラクシアの過去もアニオリなんですが、こういう解釈もありだなと思いました。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編

  • 2023年放送
  • 全11話
  • 視聴期間︰4月11日〜6月20日

kimetsu.com

原作未読。アニメ化きっかけに各シリーズ見てきている鬼滅の刃ですが、今作もまたハイクオリティな作画に惚れ惚れしていました。無限城の描写もすごかったですね。それはそうと童磨がウザいwww

無一郎が炭治郎に影響を受けて行動を変えたり、死闘の中で記憶を取り戻すくだりも熱かったです。しかし玄弥といい無一郎といい、なかなかに壮絶な過去で…。無一郎はなんか掴みどころのないキャラだなぁと思っていたけど、一気にイメージ変わりました。

蜜璃はリボンのようにしなる日輪刀をぶん回してバサバサとなぎ倒し、見た目の可愛さとのギャップがすごい。大食漢で力持ち、周りと違うことを隠さず自分らしく生きれる場所をみいだした蜜璃は本当に強かったです。

半天狗、玉壺もかなり手ごわい鬼でした…しつこいしねちっこい。クソほども同情できない奴らだったw

無惨の動きが不穏ですが、ラストシーンは清々しく終わって早くも続きが楽しみです。

東京ミュウミュウにゅ〜♡(2期)

  • 2023年放送
  • 全12話(1期含めると24話)
  • 視聴期間︰4月7日〜6月21日

tokyo-mew-mew.com

原作は連載当時読んでたがあまり記憶なく、旧アニメは未視聴でした。なのでほぼ初見みたいなもんです。

2022年夏クールの第1期終了から約半年。いちごと青山くんが恋人関係になってからのスタート。

ミュウイチゴを助ける"蒼の騎士"の登場やミュウレタスが迷い込んだ異世界など、終盤に関わる謎の伏線も張られながら5人それぞれの当番回もあってなかなか楽しめました。

ミュウミュウの秘密を後ろめたく思いながら青山くんと付き合ういちごでしたが、正体がバレてからのくだりはめちゃくちゃくすぐったかったですw

そしてクライマックス、内田雄馬さんの3役演じ分けがよかったです。デパプリのブラペ役の印象が強いですが、なかなかに良い声…

OP曲の「めがもるふぉ〜ぜ♡」はかなりインパクトのある電波ソングで好きです。にゃんぱかぱーん!にゃんぱかぱーん!

惜しむらくは、これを原作者の故・征海美亜先生が見れなかったことですね…

Yes!プリキュア5Gogo!!

  • 2008年放送
  • 全48話
  • 視聴期間︰5月18日〜7月4日

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プリキュア5に続いて毎日配信をしていた5Gogo。お世話役見習いのミルクが、不思議な青いバラの力でミルキィローズに変身。初めは正体を現さずミステリアスな風を演出して5人の前に登場しますが、だんだんボロが出てきて…w

前期で醸成された各カップリング(ココのぞ、ナツこま、かれミル)に加え、新キャラの記憶喪失な運び屋・シロップも中盤からうららといい感じに。"シロップ乗車券"のくだりもいいぞ!

勉強が苦手なのぞみが前期でココから聞いた「可能性の気球」の話を、自分なりに咀嚼して「自分だけの花を咲かせるために勉強するんだよ」と子どもたちに説く22話は良回ですね。

敵組織エターナルもなかなか癖の強いキャラが多く、再就職したブンビーさんはむしろ翻弄されてて面白かったですwシビレッタのおかげ?で物語の世界に迷い込む回もちょくちょく。イケメン枠ムカーディアのインチキクイズ番組の罠もなかなか狂ってたし(褒め言葉)。

行くあてがなくなってカレー屋やるとかプリキュアのリーダーになるとか*1血迷ったことを言い出すブンビーさん好きだよwドリームの「ブンビーさんありがとう」は名シーン。

前作ラスボスのデスパライアはのぞみの言葉に改心し謝罪して消滅エンドという少しせつない終わり方をしたものの、今作の館長は自分勝手で微塵も同情できないラスボスでした。なんでアナコンディは館長好きなんだろ…?

てか国王4人のモチーフが四神(青龍・白虎・朱雀・玄武)なの今更知りました。

推しの子

  • 2023年放送
  • 全11話
  • 視聴期間︰5月5日〜7月4日

ichigoproduction.com

原作未読、話題になっていたのは知っていたもののスルーしてたら既読勢の旦那に勧められて見ることに。

30分アニメなのに1話だけ90分もあるの?!と驚いたものでしたが、GWにようやく見始めたら面白い!!てっきり星野アイのアイドル人生的なストーリーかと思いきや、まさかの「その後」からが本題だったとは…。

前世の記憶保持者であるアクアとルビーが、お互いの前世について知ることなく双子の兄妹として芸能界の片隅で奮闘するさまは毎回見せ場があってグイグイ惹き込まれました。

憧れていたアイドル活動、その初めの一歩を踏み出したルビー。一方で役者業をこなしながら、アイの真相を探ろうと暗躍するアクア。1期の時点ではまだそこまで大きな進展はないものの、2人を取り巻く人々の人間模様もなかなか面白かったです。あと有馬かなは可愛い。

OP「アイドル」もED「メフィスト」も神曲で大好きです。ぁゔちの音域すげー!仕事のBGMでもよくかけてます。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2

  • 2023年放送
  • 全12話(1期含めると24話)
  • 視聴期間︰4月17日〜7月10日

g-witch.net

ガンダムシリーズは旦那に勧められて「ポケットの中の戦争」を見た程度で、こうして2クール全部見たのはこの「水星の魔女」が初めてでした。

女子主人公、学園モノというガンダム素人な私でも障壁は低めだったのですが、やっぱ専門用語とか登場人物もめちゃくちゃたくさんいてついていくのはなかなか大変でした。

でも、細部はわからないながら毎週楽しみでしたし、中盤あんなに地獄みがあったのに最後は綺麗にまとまってなんかすごくスッキリしました。スレミオはいいぞ。

プロスペラ(CV:能登麻美子)はなかなか怖かった…

視聴中

ひろがるスカイ!プリキュア

  • 2023年放送
  • 全?話
  • 視聴開始︰2月6日〜

www.toei-anim.co.jp

現在進行形で放送中のひろプリ、史上初の青主人公+元妖精役+男子プリキュア+成人プリキュア*2という珍しい顔ぶれで、毎回とても楽しく見ています。現在26話なので折返し地点あたりです。

4人ともカッコよくて可愛くて好きなんですが、とにかくエルちゃんが!!少しずつ成長を見せるエルちゃんがたまらん!!エルちゃんの言動にここ最近は涙してしまいます(親目線)。

24話でエルちゃんの出自が判明しますが、これはやはり覚醒フラグなのかなぁ…タイトルロゴに掛かる虹の色の紫、そして後期EDのあからさまに空いている5人目のスペースと紫の光、そしてなかなか解禁されないプリキュア色紙ARTの紫キュア集合柄と、紫色を匂わせているので今後の動向が気になります。

一方で敵側はなんとなくタイムボカンみがあって憎めないカバトンや、どこかDV彼氏みあって情緒不安定なバッタモンダー、そして今はキントレスキーみのあるミノトンが出現しましたが、これらを束ねているアンダーグ帝国側の描写がなく、まだまだ謎が多い感じです。

江戸前エルフ

  • 2023年放送
  • 全12話
  • 視聴開始︰5月16日〜

edomae-elf.com

旦那が見ていたアニメその1。私は時々飛び飛びで見てましたが、すごく癒やし系アニメでほっこりします。今度頭から見返したい。

月島にある架空の神社を舞台に、御神体として祀られているエルフ・エルダ様と神社の巫女・小糸のゆるい日常。2人を取り巻く人物も街の人たちもみんな優しい。そして江戸時代の豆知識もあって癒やしと教養が両立している作品です。

ちなみに、実際に月島でスタンプラリーが開催されたときは旦那と協力してもんじゃ行脚をしましたw

mstdn.jp

ぼっち・ざ・ろっく!

  • 2022年放送
  • 全12話
  • 視聴開始︰4月10日〜

bocchi.rocks

有名タイトルだけど見たことはなく、旦那が見始めたのを機に視聴。しかし途中で見逃してしまいそのままに。。これもあらためて頭から見返したい。

超ウルトラミラクル陰キャな主人公・後藤ひとり。ギター弾けたら人気者になれるのでは?というあるあるな発想からギターを練習し上達したものの、結局ぼっちのまま中学卒業w

動画サイト上ではそこそこ人気が出るも、実生活上では相変わらずの陰キャなひとりが、ひょんなことからバンドに誘われ…というわかりやすい導入と、ひとりの極度の陰キャぶりが面白く、確かにこれは人気になるわな…と思いました。

*1:35話。しかもこの発表をする前、CMのあとすぐ!的なメタ発言までするの笑っちゃいましたw

*2:しかも声優さん全員名前の頭文字が「あ」なのよね

エポスゴールドのデメリット、デザイン変更ができない…

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前々からいくつか出ていたエポスカードのプリキュア柄

5月18日からプリキュア20周年モノグラムという新柄が発表され、たまたまカードの有効期限が迫っていた私は、この機会にデザインを変えたくなった。

プリキュア20周年とマルイがコラボ

久々に出向いたマルイでは「マルコとマルオの14日間」を開催中。プリキュアのエポスカードも大々的にアピールされており、さっそく受付カウンターへ向かう。

プリキュアエポスカード受付中

期限更新とともにプリキュアデザインに変えたい旨を伝えるとすぐさま窓口で応対してくれたが、現在持っているエポスカードを取り出した途端、雲行きが怪しくなった。

「申し訳ありませんが、ゴールドカードの方はこちらのデザインにはできないのです」


……は?

完全に出鼻をくじかれた。


話を聞くに、デザインを変えたければ通常カードに切り替える必要があり、今あるゴールドカード特典は失われるという。ダウングレードすればデザインは変えられるが、あまりオススメしないと強く言われてしまった。2枚持ちもできないとのこと。

あまり意識してなかったが、ゴールドカード特典は以下のようなものがあるという。

www.eposcard.co.jp

  • 年会費無料(条件付)
  • 永久不滅ポイント
  • 年間ボーナスポイント
  • 選べるポイントアップショップサービス
  • 家族を年会費無料でゴールド招待可能
  • 空港ラウンジの無料利用
  • 海外旅行傷害保険の補償金額上限アップ

エポスカードで貯まったポイントはいつも同じ使い方しかしておらず、色々とある特典についてはほとんど知らなかった。

海外旅行とか空港も行かないし、家族は楽天カードだし、せいぜいポイント関連くらいしかメリットがない。

そもそもゴールドカードになったのもいつぞやにエポス側からインビテーションが届いて、特に考えもせずに切替手続をしたからであり、そこまでゴールドにこだわってはいなかった。ダウングレードしてもいいけど…と思いつつ、そこまでしてデザインを変えたいかと言われると少し悩ましくなってきた。結局この日は別用があったので手続きはせずに退散した。

エポスカードのデザインは、プリキュアのみならず多彩なタイトルが並ぶ。ヲタクにとってはなかなか魅力的なのだが、ゴールドカードを持ってしまうとその着せ替える楽しみが得られないのでデメリットにも感じる。

エポスさん、なんとかなりませんかね…?

プリキュア舞台化(ぼくプリ)の衝撃

2023年4月28日、衝撃的なニュースが飛び込んできた。

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  • プリキュア初の舞台化
  • 舞台オリジナル「男子プリキュア」誕生
  • ステージでダンス&バトル

というプリキュア20年の歴史を見ても初めての試みで、Twitterでは「プリキュア舞台化」「全員男子」などがトレンド入り。舞台化をめぐって賛否両論巻き起こっている。

現時点で発表されたのは「タイトル」「キャラビジュ」「一部スタッフ」「上演時期と地域」「公式サイトと公式Twitter」だけである。まだその段階でとやかく言うのはナンセンスかもしれないが、私の心をざわつかせたのは事実なので、いったん今感じたことを綴っておきたいと思う。

ちなみに私はこの「Dancing☆Starプリキュア The Stage(以降「ぼくプリ」)」について、今時点では"有り寄りの無し"、楽しみ半分不安半分というスタンスである。

「プリキュア」とは何なのか

舞台化の一報を聞いたときのTweetがこちら。

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誤解しないでほしいのだが、別に「プリキュアは全員女子であるべき」とは思ってない。今作のキュアウィングのように「男子プリキュア」がいるチームがあってもいいと思っている。

だけど、全員男子で構成されるならそれは果たして「プリキュア」なのか?という疑問も拭えない。しかも従来のプリキュアはほとんどが女子中学生だが、ぼくプリは男子高校生だという。ますますベクトルが違うというか、プリキュアという作品でやる必要性が現時点では見えてこない。

そもそも「プリキュア」の定義とはなんなのか?私達は何をもって「これはプリキュアだ」「これはプリキュアではない」と判断しているのか?ぼくプリの一件は、様々な人のプリキュア観を垣間見たような気がした。

男子キャラクターとプリキュア

ハグプリで限定的に覚醒したキュアアンフィニ、

デパプリでプリキュアと共闘したクックファイター・ブラックペッパー、

ひろプリで正式な男子プリキュアとなったキュアウィング、

プリキュアシリーズにおいて男子キャラクターが「プリキュア的」振る舞いをするまで、とてもゆっくりと、慎重にされてきた印象だった。アンフィニ(2018)→ブラペ(2022)→ウィング(2023)の流れに5年かかったし、ひろプリ本編においてもウィングの誕生を男子だからといって特別視せず、自然な流れで仲間入りを果たしている。

一方でぼくプリの発表はあまりにも唐突な印象を受けた。よりによって初の男子プリキュアがレギュラーメンバーとなったひろプリと同じ年。アニメと舞台、フィールドが違う*1とはいえ、そこへいきなり「全員男子プリキュア」をぶっ込むのはどうも時期尚早な気がする。

舞台化のターゲットは誰なのか

プリキュア20周年記念の舞台化という名目なら、既存キャラクターを出す方向にならなかったのはなぜなのだろう。10代の2.5次元俳優だっているだろうし、成人に女子中学生役は無理があるわけではあるまい*2

私はセラミュ、ウテミュ、スタァライトなど女子メインの2.5次元舞台しか観劇経験がない。しかしテニミュ、刀ミュ、あんステなど女性人気が高い舞台作品もたくさんあり、今回のぼくプリもそういう女性向け作品を意識している感があるように思う。

しかしどうも従来のプリキュアファン層と重ならない気もしてモヤモヤする。これまでプリキュアに触れてこなかった人に対し、新たな間口を広げるためのものなのか。従来のプリキュアファンも楽しめるものになっているのか。この舞台は一体どんな層をターゲットにしているのか、いまいちピンとこない。

新しいものを受け入れるハードル

じゃあ全員女子で舞台オリジナルプリキュアが出れば喜べたかというとそうでもない。新しいキャラクターが突然追加されるのはやはり戸惑うものだ。

別作品だが、アニメ「少女☆歌劇レヴュースタァライト」の放送終了後、スマホゲーム(スタリラ)において新たな舞台少女が一度に15人も追加されたときのことを思い出した。あのときも正直、スタァライトはアニメで完成されていたのにこれは蛇足だろと思ったのだが、実際やってみるとスタァライトという作品をさらに深く愛せるようになったし、舞台に足を運ぶきっかけにもなった*3ものだ。

これまでになかった新要素を取り入れることは、コンテンツを続けていく上で大事なことだろう。しかしそれが受け入れられるかどうか、ぼくプリが成功するか否か、現時点ではなんともいえない。

続報を待とう

あーだこーだ言ったが、これからキャラクターのプロフィールなど色々詳細が発表されるだろう。今は不安の方が大きいが、そのうち楽しみの方が上回るかもしれない。

ぼくプリはプリキュアシリーズの歴史の1つだし、批判するならきちんと観た上でしたいので観劇はするつもりだ。その上で新しい推しができている可能性も否めないがw

"プリキュアの父"こと鷲尾氏がスーパーバイザーとして関わっているし、蓋を開けてみたらちゃんと「プリキュア」してる可能性だってある。公式を信じて、今は続報を待つ。

(10/31追記︰観ました!)

www.yururito.net

*1:ぼくプリもアニメだったらもっと炎上したかもしれない

*2:セラミュだってそうだし

*3:スタァライトの場合は元々アニメと舞台の二層展開を前提としたプロジェクトなのでそのへんのやり方は上手いのだろう

菱川さんの涙にもらい泣き︰「デリシャスパーティー♡プリキュア感謝祭」感想(2/19プレミアム公演・配信)(ネタバレあり)

2月、それは感謝祭の季節…

ということで、デパプリ感謝祭の感想をざっと綴ります。

デリシャスパーティー♡プリキュア感謝祭

web.archive.org

開催日時2023年2月18日
ファミリー公演:14:00/プレミアム公演:18:00
2023年2月19日(配信あり)
ファミリー公演:13:00/プレミアム公演:17:00
開催場所中野サンプラザ
配信媒体PIA LIVE STREAM
チケット料金ファミリー公演:4800円/配信2500円
プレミアム公演:9000円/グッズ付13000円/配信4800円/配信グッズ付8800円~12800円
出演
(敬称略)
菱川花菜/清水理沙/井口裕香/茅野愛衣
プレミアム公演のみ︰高森奈津美/日岡なつみ/半場友恵/前野智昭
Machico/吉武千颯/佐々木李子/石井あみ

2020年の「スタプリ感謝祭」から始まった感謝祭イベントはこれで4年目。私は2年目の「ヒープリ感謝祭」からですが、毎年配信で見ています。

TV本編の最終回から少し後に開催されるので、最終回を見た時点では「まだ感謝祭がある」と希望を持てるのですが、その感謝祭が終わってしまうといよいよ「ホントに最後」という実感が出てきます。

4年目ともなるとだいたいの流れはわかるのですが、やっぱり終盤はうるうるしてしまいますね…

デパプリ感謝祭の感想

ここからは印象的だったシーンの感想をつらつらと語ります。

※ネタバレ注意

私が見たのは夜公演(プレミアム公演)で、プリキュア4人に加えてエナジー妖精ズとマリちゃんも登場します。

オープニングではそれぞれキャストさんに囲まれてプリキュアが登場し、生口上を言っていきます。ここでマリちゃんがトリで出てくるのですが、まさかの口上つきでしたw

「おいしーなタウンに舞い降りた一輪の薔薇!美の伝道師!ローズマリーよ♡」

…後から調べたら2話で言ってたねこれw

後日談でジェントルー復活

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キャラショーのあらすじは事前公開されており、「復活のジェントルー!!フォーエヴァー♡パーティー・ゴー!」というタイトルからもジェントルー絡みであることがわかっていました。

既にあまねはキュアフィナーレとして覚醒しているし、どういう形で復活するんだろう?と思っていたら、なんとナルシストルーがアジトの片付け中にうっかりやらかしたせいでしたw

不完全なスペシャルデリシャストーン試作品にたまたま残っていたジェントルー時代のデータが結びついて実体化してしまった、ある種のクローンみたいな存在といえばいいのでしょうか。もう必要ないのにレシピッピ捕獲に勤しむジェントルーですが、やがて(これもナルシストルーのうっかりでw)自分の出自を知ってしまったジェントルーは思い悩みます。

4人がカレーを作るくだりで材料に大豆ミートを使うのですが、それがこのジェントルーを諭す際の要素になるとは…。お肉にも大豆ミートにもそれぞれの良さがあるよね、ということでこのクローンジェントルーにも存在意義が与えられた形なのでしょう。後半でプレシャスとジェントルーが共闘するところはアツかったです。

それはそうと、後半の4人変身・口上でまさかのブラペ参入には思わず声が出ましたw

「秘密に奏でる芳しきアクセント、ブラックペッパー!美味しい笑顔を私が守る!!」

初めて聞いたよその口上〜〜!!!しかもちゃっかりセンターにいるしw

クライマックスのバトルシーンで「背中がガラ空きだぞ、ブラックペッパー」と現れたナルシストルーと共闘するのもよかったです。

ちなみに物語途中に挟まる朗読劇では、それぞれの「理想のデート」を妄想する感じで微笑ましく聞いていましたw

最後は「DELICIOUS HAPPY DAYS♪」歌唱で〆。ジェントルーはシナモン&ブラペの力で不完全状態を解消してもらい(すげえな)、クッキングダムで暮らすことになりました。それでいいんか?とも思わなくもないですが、ジェントルーが消滅エンドにならなくてよかったです。向こうで新生ブンドル団(「ガンバル団」か?)として頑張るのかなw

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名場面を振り返るトークパート

「あふれるほかほかハート♡激盛りにデリシャスde賞!」と題して前野さん司会で進行していくトークパート。以下の様々な名場面が取り上げられました。

  • コメコメの成長(ダイジェスト)
  • ジェントルー覚醒(12話・18話)
  • 役に立たないと悩むコメコメ(28話)
  • ブラペらのバトルシーン(42話)
  • 泣き崩れるゆいと励ます仲間たち(43話)

一度やってもらいたかったの、と語るパムパム役の日岡さん。ナルシストルーに掴まれた写真はTwitterで公開されましたww

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そしてラストバトルの「おなかいっぱいパンチ」を皆で再現することに。前野さんが敵役で、菱川さんの渾身のパンチを受け止めていましたw

ライブ、引き継ぎ、生アフレコ

  • キズナ♡スペシャリティ/キュアプレシャス(CV:菱川花菜)・キュアスパイシー(CV:清水理沙)・キュアヤムヤム(CV:井口裕香)・キュアフィナーレ(CV:茅野愛衣)
  • ひろがるスカイ!プリキュア~Hero Girls~/石井あみ
  • ヒロガリズム/吉武千颯
  • ココロデリシャス/佐々木李子

4人の「キズナ♡スペシャリティ」から始まったライブパート。そこからひろプリ主題歌のターンとなり、スカイとプリズムも登場。そしてデパプリ後期EDの「ココロデリシャス」もここで歌われました。

トロプリ感謝祭のときも思ったけど、次のプリキュアのターンが来るといよいよ引き継ぎだなぁ…と感じます。

最終話、エナジー妖精たちとのお別れシーンを生アフレコ。デパプリのお別れは最近のシリーズの中では悲壮感少なめ(個人の感想)ですが、それでもちょっとホロリとしますね。

涙、涙のキャストコメント

感謝祭もいよいよ締めに入ろうというとき、サプライズでブラペ役の内田さんからメッセージビデオが。あの口上を披露してくれましたw

そしてプリキュアやマリちゃんたちがそれぞれキャスト・歌手の皆さんに花を贈呈。ここで大半の方がうるうる。吉武さんがお辞儀して花の水がこぼれたとき、床拭きに馳せ参じたプレシャスがテキパキしてて頼もしかったですw

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ヒープリのときもプリキュア役と妖精役の距離感がすごく良かったけど、デパプリもそれぞれ仲良しでいいなぁ…と思いました。日岡さん清水さんのこと大好きだなぁw

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高森さんも話しながら泣きそうになり、横で菱川さんも涙。

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「ヤムヤムは元気担当だから…ホントは泣くつもりなかったんだけど…」と時々堪えながらも明るく話す井口さんも印象的でした。

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ここねの役作りに初めは苦戦したという清水さん、劇中で成長していくここねとリンクするようでした。

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そしてプレシャス役の菱川さん。「キュアプレシャス、和実ゆい役の…」と名乗る時点で感極まって声を詰まらせ、いつ決壊してもおかしくない状態ながらもしっかりと話します。

「アーティストの皆さん、そしてキャストの皆さん、私、冴えない座長だったと思いますけど、みなさんが教えてくれたこと、そして深夜2時まで台本を一緒にチェックしてくれたこと、絶対に忘れません!本当にありがとうございました!」

キュアスカイの関根さんにもエールを贈り、すると皆から「花菜ちゃんが座長でよかったよ」と言われ、とうとうステージの真ん中で号泣。プレシャスが駆け寄ってきて、2人でハグ…もうこちらも思わずもらい泣きしちまうよ(´;ω;`)

2003年生まれ、若干19歳の菱川さん。プリキュアの座長としては歴代最年少で、そのプレッシャーは如何ばかりだったか…ホント色々大変だったと思うんですが、堂々としていて立派な座長でした。

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最後は皆で「Cheers! デリシャスパーティー♡プリキュア」を歌って終幕。ほかほかハートで満たされました。

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デパプリありがとう

デパプリ感謝祭が終わってしまいました…

昨今は春映画(オールスターズ映画)がないので次にデパプリに会える機会は確約されていませんが、今年は20周年記念映画があるそうで、そこに出る可能性もワンチャンあるかもなぁなんて思っています。